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君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

ルノー ウルトラライト7で輪行してきた

 さてここ一週間あまり、ルノーウルトラライト7で輪行してきた。

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 青春18きっぷを駆使して

 と行ってきた。壱岐対馬はなんか知らんがフェリーの運賃が片道2000円程度と大幅に安くなっていた。「有人国境離島法」のおかげだろうか。ということで皆行けばよい。

 それはともかく、それぞれの土地の特徴と ルノーウルトラライト7 の使い勝手を書いておこう。

熊本

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特徴

 平地。都市。

使い方

 おもに図書館へ行くために利用した。時間が余ったのでついでに熊本市内もまわってみた。宿は中心部から離れたネットカフェ。

結果

  前は宿まで行くのも図書館まで行くのもちょっと時間がかかったが、自転車があるだけで全然時間と疲労が圧縮される。ついでに市内もまわったが今まで行けていなかったところも行けた。いままでケチって歩いていたのがバカバカしくなるくらい。

壱岐

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特徴

 なだらかな離島。最高所でも海抜100m程度の高さで坂もそれほどきつくない。

使い方

 印通寺港から原の辻遺跡まで行って野宿。翌日博物館→芦部港→古墳地帯→湯の本温泉→芦部港。

結果

  壱岐は意外と大きく平地の多いところだった。ということで原の辻遺跡のあたりまでは特に難を感じることもなかった。芦部港から湯の本温泉まではこの島としては一番険しいところを通ることになったがもともとそんなに厳しい地形ではないので押して登ってもすぐだった。この自転車で移動する限界くらいではなかろうか。芦部港から湯の本温泉までは途中観光しながら行ったので野宿の疲れなどもあって時間がかかったが、逆に湯の本温泉からの帰り、日が暮れる前にと焦って寄り道もせずまっすぐ行ってしまったがあっという間についた。適宜休んだらいいだけだったな。

対馬

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特徴

 でかい離島。山だらけ。

使い方

 バスの一日券と併用して島の資料館を網羅。ついでに対馬の上下を分ける瀬戸二箇所と韓国眺望所も行った。バスの一日券は対馬の南北を通しで行くよりも安いという謎の値段設定。これも有人国境離島法のおかげか。

結果

  長距離の移動はバスに頼るというアイデアがよかった。ただこの島を南北に縦断するバスは本数が限られているのでもっと効率的につかうならバスのダイヤを真剣に検討して行ったり来たりした方がよかった。自転車が一番威力を発揮したのが豊玉町の資料館で、バスの間の時間が20分くらいしかなかったが、地図を事前に頭にたたきこんで要所だけみてまっすぐ行って帰ってきた結果、できた。道をまちがえたり寄り道したり資料館の開閉にモタモタしたり、峰町の資料館のように見るところが多かったり、なにか時間のかかる要素が一つでもあれば無理だったがそれも自転車があったからできたことだった。

別府

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特徴

 都市。一方向の坂。

使い方

 別府→鉄輪温泉→明礬温泉。バスは使わず

結果

  意外と明礬温泉のあたり高くて汗をかいた。元気があればもっと高いところまで行ったりしたらよかったんだろうが、あんまりそういう気もわいてこなかった。

移動時のおさまり具合

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鉄道

 結構邪魔だが膝の前に収まればなんとかなる。狭い席はきびしい。あと対面しか空いてないと困る。もうすこし小さいといいんだがそこはしかたないか。鉄道車内におさまらないことはない。通路に置くと邪魔。

バス

 かなり邪魔。膝の前におさまらないときは悲惨。しかし最悪膝の上に置くという手がある。この軽さなら置ける。バスでの移動時に混むと悲惨。

輪行袋

 写真のようにセリアの特大袋をつかったが、早速鉄道の車内で取っ手を踏まれて破れたのを皮切りに、自転車を出し入れしているうちにどんどんボロボロになっていった。まぁ裁縫道具を持っていって適宜繕えば問題ない。100円だからセリアでまた買うのもいいだろう。この袋は取っ手がちゃんと袋の底まで届いているので少々破れてもなんということはなく、逆に持ちやすくなった。その次にほつれやすいのがファスナー周辺。ファスナー本体がほつれたときに裁縫の出番だ。

まとめ

 という具合で非常に重宝した。足の延長だとおもって使うととてもよい。まだ慣れてないのだが、自転車であっても疲れるので適度に休まないといけない。快適に移動できるのでついつい休むのがおろそかになってしまう。

 あと、後輪のあたりからよくわからないカラカラ音がするようになったので気になっている。乗ってるときにしか音が出ないのでよくわからない。

 追記 → 異音の原因はスポークの異常でした。大阪の gic の店に持っていく途中で静かになったのでどういうことかと後輪を調べてみるとスポークが二本折れてた。そのまま預けて帰ってきたけど、Amazon のレビューをみてもスポークが折れるという報告が多いので折れるのが普通なのかも。gic がどういう対応するのかまだ連絡ないのでわからんけどこれを機にスポークの交換のしかたを覚えるしかないですな。

固定レイアウトの電子書籍の作成について

 簡単な固定レイアウトの電子書籍ならこれで作った方が速そうだ。

kyukyunyorituryo.github.io

 急急如律令さんがなんか作ってるのは知っていたが、いつのまにかできていた。この人の発案というのは実にシンプルで、いままでの手順

 というのだと手間だし Kindle 専用になってしまうので、

  • 画像作成
  • epub3 を作成
  • Kindle Previewer で変換

 とすれば手間もはぶけるし他の電子書籍商店に流用できる。そしてこれを JavaScript で組めばでんでんコンバータのようにファイルをアップロードする手間もなくてローカルでできていいんじゃね? というナイスな発案だ。特にすばらしいところはソースを全部公開しているところだ。まぁ JavaScript でやるとどっちにしても丸見えなのでいちいち隠してもしかたない。しかしこれが普通の職業プログラマなら習性ででんでんコンバーターのように Web サーバたてて核心のところは見えないようにしてしまうのだが、そこが趣味でやってる人のすごいところで、完全に公開している。

github.com

 でんでんコンバーターができたころはまだHTML5にブラウザが対応できていなかったんだろうし、あれたぶん業務でつくってるんだろうからそれもやむをえないところがあるとおもう。まぁ自分なら絶対公開しないな(ゲス顔で)

 で、ためしに4ページくらいの簡単なファイルを作ってみて非常に簡単にできたことにちょっと感動してしまった。うーむ。時代についていけてない。

 ちなみに自分は KC2 をつかったやりかたで凝ってしまってるのでこれはつかわないです。代替できない。するとしたら自分でepub作成ソフトつくるかな。もちろん公開しない(ゲス顔で)

ルノー ウルトラライト7 のペダルを脱着式に交換

 こないだ買ったルノーのウルトラライト7ですがペダルがちょっと邪魔だったので、脱着式に換えました。

 よくわからんかったので、とりあえず wellgo の脱着式で一番安そうな奴にしました。これ。

 アマゾンでポチったら一日でとどいた。ということで箱から出して、もとからついてたペダルと並べた画像がこちら。

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 うーん。もとからついてたペダルと相当似ているように見える。これならもうすこし金出して違うの買った方がよかったかも? まぁ気をとりなおしてハメていきます。

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 しめていって止まったとこで終わり。なのでリリーススイッチの位置を調節したいときはワッシャを噛ますらしいんですがそのままにしました。ワッシャの意味がないけどまぁ中国だからしかたない。

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 ペダルがなくなってすっきり。早速百均のセリアで買った袋にいれて軽自動車の後ろに載せる。

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 狭い後部座席の後ろにおさまりました。(三菱EKワゴン)(燃費で話題になった方) おさまったというかちょっと余裕がありすぎて、泳いでしまうくらい。

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 せっかく車にのせたのでちょっと走って京北の中心の周山まで行ってみた。袋の固定方法とか鍵とかはこれから考える。とりあえずちょろっと周山を一周。….これはいい。これはいい。いい買い物をした。盗られないような工夫を考えないと。

 ということで、東京から帰るときに使った青春18きっぷがまだ3回分余っているのでどっか遠くへ輪行しようかとおもいます。

固定レイアウトの目次の件で Amazon とやりとりした話

 決して下賎の者どもとは直接交渉しない Amazon 様が珍しく具体的な内容を指図してきたのだが、結局待たされたままになっている顛末を書いておく。

和英英和語林集成 第五版

和英英和語林集成 第五版

 Amazon クオリティから直々にこの『和英英和語林集成 第五版』の目次について物言いがついたのが2017/8/2。要件としてはhtml目次が読めないのでたぶん背景の設定がおかしいから直せということだった。目次なんか色も何も設定してないのだが何がおかしいのかわからない。とりあえず目次にすこし手をくわえて直したのをアップしといたらやっぱりまだおかしいということである。

 確認は Kindle Previewer でしかしてないのでためしにオンラインプレビューアでみてみるとたしかに背景が薄暗くなっている。ということをあらためて相談してみると、今度はもっと具体的なことを言ってきた。

  • 論理目次はちゃんと作ってあるので問題なし。固定レイアウトにhtml目次はいらないので削除して。

 おぉ 根本的解決。それができたらグレイトだぜ。できたらの話だが。

 html 目次つくらなくていいのなら手間が減るので大歓迎なのだが、問題は二つある。

 まず一つめは全ての端末で論理目次が対応しているのか、という点だ。html目次を熱心に作るようになったのは最初 Android 端末の Kindle アプリで論理目次が動かなかった事がある。今では動くようになったがさて全ての端末で論理目次が動く保証があってそういうことを要求しているのか?

 二つめは論理目次の仕様…というよりバグだ。Amazon の仕様では二階層までを許容しているが、その階層の変わり目が固定レイアウトで同じページにあったとき、エラーを吐く。これは以下の記事で書いたのだがリンクの下からあらためて説明する。

d.hatena.ne.jp

 固定レイアウトのページを page-n とし、その画像になんか文章が書いてあって、章と節に分かれていたとする。

  • 第一章 (page-1)
    • 第一節 (page-1) ←問題なし
    • 第二節 (page-1) ←警告
    • 第三節 (page-3)
    • (略)
    • 第十二節 (page-11)
    • 第十三節 (page-13) ←エラー
  • 第二章 (page-13)
    • 第一節 (page-13) ←問題なし

 のような目次構造の場合、第一章第十三節の存在が不正とされる。目次というのは単なるハイパーリンクなので、普通のテキストの場合は同じ箇所に行くことはあまりないのだが、固定レイアウトの場合たんなる画像なので同じ画像にそのリンク先がある場合、同じ箇所に飛ぶことになる。階層を下るときに同じページなのは問題なし(例えば第一章第一節)。同じ階層で同じページへのリンクが並ぶときは警告(例えば第一章第一節第二節)。警告は無視すればよい。そして階層を上がるときに同じページだとエラーだ。たいていはそれでも問題ないのだが、自分の場合みっちり目次をつくりたいのでそれでは困るのである。固定レイアウトの本は目次をみっちりつくらないと使いモノにならない。

 書いてから二年たつが、kindlegen のバージョンは上がっていないのでこれは改善されていないはずだ。直ったのか?

 ということを書いて、質問した。わからないと言われたので、ごく簡単なサンプルを作って送った。送ったのだが、さきに書いたとおり、これは Amazon 本社謹製の kindlegen のバグもしくは「仕様」なのであるから、外資に喜んで使われてるような Amazon JP の買弁にどうこうできる問題でもない。ということでできるのかなーとニヤニヤしながら返事を待っていた。期限を切って回答するということだったが、お盆中に期限が来ると、まだ調査中ということで期限が示されないままそのうち回答するということだった。

 買弁だのなんだのと好きなことを書いておいたが、これは Amazon 本社がどううけとるかという問題なので一支社でしかない Amazon JP がどうこうできるものでもない。ただ、Kindle の先行きをみると、受けいれられそうな余地があるのはたしかだ。

 Kindle の新バージョンについてだが、漏れ伝わる中では Kindle PW マンガバージョンの北米版が出るという話がある。また、7.8インチ版が出るという話もある。どっちも噂程度の信憑性しかないが、その方向が示すものは固定レイアウトへの展開の可能性だ。テキストだけの電子書籍だと画面が大きい必要はない。スマホKindleアプリでも十分だったりする。しかし固定レイアウトの本をみようとすると画面が大きい方がいい。判型の大きいマンガはもちろん、辞典図鑑となれば大きくないと読みづらい。2010年代前半はまだタブレット的なものは普及途上だったが、2010年代後半となると中国企業自体が下請けから生産の主役に躍り出て安値でバンバン出るようになりタブレットの普及は加速した。ソニーも13.3インチの電子ペーパー端末 DPT-RP1 を出したが、相当な値段するのに飛ぶように売れている。Kindleはその昔 大きめの端末を一度出したことがあるが、その後は6インチで抑えていた。しかしここでまたデカい端末を出してくるかもしれない。そうなればついでに自分が上で挙げていたような点も改善されるかもしれない。そのときはよろこんで html目次を削除するだろう。

ルノー ウルトラライト7 (RENAULT ULTRA LIGHT 7) を買った

 昔から自転車と鉄道/自動車の組み合わせで遠くに行きたいということを考えていて何回か実行に移したことがある。東京にいたとき、ママチャリを分解して輪行した。あのときは18きっぷで盛岡まで行って、夜中に仙岩峠を越えあちこち寄り道して三日くらいかけて能代から電車で帰った。少々無茶だったがママチャリの輪行はほかにも何度かやった記憶がある。まぁ手が動けばなんとでもなるものだ。

 奈良に住んでたとき、親がグランドゴルフの大会で当てた折り畳み自転車をもらってきてそれで輪行したことがある。これも工夫をこらして何度かやったが重かった。そして山奥に帰ったときにこの自転車を車に載せようとしたことがあったが邪魔なのでやめた。

 そういうわけで自転車をどうにかしたいという欲求はあったのだが、今回東京でそこそこ稼いだのでその金を元手に自転車を買った。ルノー ウルトラライト7 というやつだ。

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 この自転車の祖型は中国ダホン(大行)が企画したBYA412らしい。大陸でむちゃくちゃ売れたそうだが、中国というのはなんでも露骨な国なので、むちゃくちゃ売れるとすぐにコピー品がでる。たいてい粗悪だが中にはいいのもあるようだ。ということで、その系統の自転車を輸入してヨーロッパの自動車ブランドを借りて名前をつけて売ってた日本の会社が引いたアタリがこの ルノー ウルトラライト7 ということらしい。ダホンのOEMを売っていたがウルトラライト系から別になったという話もあるがその辺はどうなのかよくわからないしどうでもよい。ネットではこの自転車、胴の長さやギア比のバランスが絶妙、そしてとにかく7.4kgという軽さがすごい、ということで非常に評判がよい。これも部品をつけ足していったら重くなるが、その一方でペダルなどもともとついているものを取りかえるだけでまた軽くなるので、そういう細工をしたい人にもよいらしい。中国でもBYA412の改造は普通におこなわれていて、そのための部品が大量に流通しているらしく、それをさらにこれにも流用できるということで中国から取り寄せる知識さえあれば改造も簡単なようだ。

 とりあえず組みたてたがなんかサドルの棒(シートポスト)が微妙にカタカタする。うーむ? (その後締めなおしたら直った) よくわからんがとりあえず放置して軽自動車(三菱EKワゴン)に入れてみようとすると、後部座席の後ろにちょうど入るのだが、ペダルの分だけ飛び出る。取り外し式のペダルを買うために山奥から京都に降りたのだが、降りてすぐの自転車屋では在庫がなかった。取り寄せならアマゾンで買うのも同じなのでやめた。

 とりあえずウルトラライト7を入れる袋として、百均のセリアで特大のファスナー付袋を買ってきた。入ることは事前情報でわかっていたが、入れてみたらペダルを外さなくてもちょうどいい按配に入った。ということはペダルを外すとちょっと余るんだろうか。

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 ところでこのセリアの袋をみていると、中国の鉄道とかで地方のおっさんが担いでる荷物のいれものがこんな感じだったのを思いだす。原価はものすごく安そう。あと可塑剤のにおいかなにかしらんがすこしくさい。風通しのよいところに置いとけばにおいも弱くなるんだろうか。

 これが背負えたら移動に好都合なんだが。改造するしかないか。

 ちなみに自分が買ったのはこの変速なしのやつだ。変速なんかいらない。あるだけ邪魔。汚れやすいし壊れやすくなる。変速付きの軽快車でも普段から変速は最高にしておく方。低い方なんかほとんど使わない。

 とは言え、なんとかしてほしい人向けに変速ありのバージョンも出たらしい。

よくわからんのだが他に白とか赤とかもあるそうだ。赤はアマゾン限定らしい。ということでアマゾンのリンクをはっといてお茶を濁しておわりにする。