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君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

淘宝 (タオバオ) で Boox Max2 をポチってみた

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淘宝(タオバオ)で Boox Max2 を検索したところ

 先週の双11節のときは淘宝(taobao タオバオ)にうまくログインできなかったのだが、今週の週末はせっかく鳥取にいるのにまた雨でどこにもいけないのでためしにFirefoxで淘宝にログインしてみたところあっさりとできた。それでついつい魔がさして4980元(約8.4万 2017/11/18)もする Boox Max2 をついついポチってしまった。為替レートの変動が最近激しいので買うにしてももうすこし待ったら数千円安く買えそうな気もするが、飛行機で行く事を考えたらましかもしれない。最近旅費交通費の立替払がつづいて、結構な額の金を払うことに躊躇しなくなってしまった。よくない。

 見てのとおり店も何種類かあり、Onyx公式で買ってもよかったのだが、ついついオマケのいっぱいある曼尼金にしてしまった。オマケがいっぱいあると配送のときにオマケの包装がちょうどいい緩衝材となって、中国の劣悪な配送環境で壊れにくくなることが期待できるからだ。しかしこういう高額商品は信用第一でOnyx公式で買って文石科技に直接貢いだ方がよかったかもしれない。曼尼金は南京なので若干内陸であり、工場などたくさんあって外人に触れる機会はなくはないというものの、単なる販売業者であるからテレビで毎日やってる抗日ドラマに感化されるような純朴な青年が働いていないともかぎらない。まぁ中国という国は何をやってもガチャを回しているような感じのある国だから、ポチってしまった以上はうまく行くことを祈るしかない。

 実は淘宝本体で買い物したのは初めてである。海外向けの AliExpress で YotaPhone2 の保護材一式を買ったことがある。そのときはガラスが反対に加工されたハズレを掴まされた。深圳の業者だった。まぁ半端モノを扱う小さな業者だろうからそういうこともあるかもしれない。今回は天猫Tmall に出品しているところだからもうすこしマシな対応もあることを期待した。

 決済にはクレジットカード(VISA)をつかった。支付宝はいつのまにかpaypalみたいな感じに進化していた。支付宝の表示では5129.4元(約8.7万円)払うということになっていた。149.4元の上乗せだ。(2017/11/26追記 この149.4元はクレカ利用手数料3%ということだ)うーむむ。海外への輸送は広東省にある倉庫に一度集めてから改めて輸送費を取るという二階建になっているようだ。そこへ匿名で送るということになっているようなので、上で心配したような抗日ドラマにかぶれた青年の被害からは逃れられるかもしれない。しかし輸送費をそこでとるということならまた加算されるわけでどれくらいになるのか気になるところではある。

 ということでポチってから泥縄式に送料について調べてみたが、結構するようだがそれはそれとして、今回のように一個だけ送るというのが一番金がかかるようだ。こんな風に一個だけ買うよりは輸入業者を通した方がマシなものを買えるかもしれない。

 どうなるか乞御期待というところだが、次回の発送が25日らしい。わざわざ今日ポチらずともよかったか。

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 全然関係ないが鳥取は今蟹のシーズンでこのとおりスーパーにも蟹が並んでいる。調理するところがないので買うことはないが。

文石科技 Onyx Boox Max2 の発売開始

 双十一節(11月11日 光棍節 独身の日)の到来。アリババが始めたネットモールの大売り出しの日はネット上の定例行事となって各種モールも同種の行事を行っているのだが、その日に文石科技 (Onyx) は Boox Max2 の発売を合わせてきた。どうも微博(weibo)での発言をみていると、Boox Note もこの日にぶつけて売り出したかったようだ。それだけよく売れる日だということなんだろう。クリスマスセールのような日を、ネットの文脈をもとに自分たちで設定して定着させたのだからアリババはそれだけでもすごいものだ。

 日本で例えるなら、2chでなにかの記念日を勝手に設定してはしゃいでいたバカげたものを往年のライブドアみたいな感じの企業が大売り出しの日にしたててしまってそれが定着しているようなものだといえばそのノリがどんなものかわかるだろうか。日本と中国の現状の根本的な違いがどこにあるかそれだけでもわかるのではなかろうか。戦後の国際情勢のなかでたまたまめぐまれた位置にいただけで得た繁栄を自分たちの功績と勘違いしたジジババがデカい顔をしていまだに退場していない日本と、政治的な混乱の張本人だったことが暗黙のうちに了解されてその世代のジジババが冷遇され、若い世代が好き勝手にやっている中国との違いである。まぁもっともこれだけ変化が激しいと中国が老害の国になって外資が甘い汁を吸うようになるのもあっという間かもしれない。

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ONYX天猫官方旗舰店のキャプチャ

onyx旗舰店-天猫Tmall.com

 それはともかく、Boox Max2 であるが、文石科技( Onyx )の天猫(Tmall アリババ系列)のONYX官方旗舰店(公式主力店舗)で発売が開始された画面がこちら。みてのとおり、4980元(約8.5万円 2017/11/11の為替レート)。まぁ大売り出しなので若干安くなるようだが若干なので気にすることもなかろう。同様に文石科技と提携している他の電子書籍端末業者も扱いを開始したが、どこも荷物の到着が17-19日前後となっており、そこからの発送となるようだ。まぁ直営のところから一週間遅れて提携業者からも出荷できるようになるというところだろうか。

onyx-international

 文石科技の海外向けサイトがあった場所を今みると英語のページがみあたらない。まぁ自分にとってはどうでもいいことだが、英語しか情報源にできない人にとっては死活問題であろう。そういえば大阪の SKT もリンクが消えてるなwww

 それはともかく、ここから中国国内の提携販売業者へのリンクがあってそれも興味深い。

 ネット上で存在感のある電子書籍端末販売業者の藍加白だけではなくいろいろ紹介しようとしているのも販売経路を増やそうとする意思の表れであろう。大量販売してくれる販売業者にまかせてしまうと値段の決定権を握られてしまい、製造業者が搾取される一方になってしまうというのはよくあることなので、「オレが育てた」とデカい顔をする業者だけに偏らないようにするのはよい考えではある。まぁネットの時代であり製造業者もそんなにコストをかけずに販売業者になれるのはよい時代ではある。もっともそういう中間項の存在が社会と利益を共有する装置にもなっているのがおもしろいところだな。

 ところで海外への発送だが、そのことについても一応配慮されているようだ。どうもリチウム電池をのせている機器は空輸できなくなったらしく、中国のネットモールから輸出しようとしても出荷できずに送り返されていることが多発しているらしい。文石科技・曼尼金は特別な方法で送るので連絡せよと注記。藍加白は以前から海外への発送の実績があるので手数料として300元上乗せしている。うーむむむ。

 スマホからみたら日本への発送に対応してることになってるぞ しかもそんなに高くない....

 ドイツのeReader Store でも予約販売がはじまっているらしい。

ONYX BOOX MAX2 PRO

 こっちは Max2 Pro となっており、発送は年末だと書いてあるのでほぼ未定であるのと同じだろう。Pro版は文石科技の微博(weibo)でも来年出ると明言されている。問題はそこに書いてあるスペックがノーマルMax2と変わらないことで、単純に海外向けの名前なのか、Pro版のスペックが固まってないのでノーマル版のスペックを流用しているのかどっちかわからない。なにせ中国で設計製造されているものだから英語情報は二次情報なのだ。中国人の営業なんて細かいところにええかげんな気がするのでまぁそんなところだろう。

 ところでドイツのものは税込で買わされるのか税抜きで買って日本で輸入消費税とられるのかどっちだろう。こういう高額商品買ったことないのでわからん。

以上。

最後に.... 昔作った淘宝のアカウントにログインできない!!!!

→ (2017/11/18 Firefoxから入ったらログインできた ブラウザ覚えてるのか?)

清朝とは何か 別冊環16 (別冊環 16)

清朝とは何か 別冊環16 (別冊環 16)

Kindle Oasis (Newモデル) 32GB、Wi-Fi、電子書籍リーダー

Kindle Oasis (Newモデル) 32GB、Wi-Fi、電子書籍リーダー

文石科技の Onyx Boox Max2 の発売日 および Max2とNoteの動画

 双十一節とはおそらく十月十日の双十節(中華民国建国記念日)をもじったものだろうが、どういう経緯でそうなったのかは知らないが、年に一度の大売り出しの日として定着しているらしい。ということで11/1前後から11/11頃までネットの各種モールではそういうセールが進行中である。

光棍節 - Wikipedia 日本語

光棍節 - 維基百科,自由的百科全書 中文

 WikiPedia に書いてあることを鵜呑みにすると、もともと1993年に南京大学の学生が冗談で「光棍節」(独身者の日)というものを考えだしたのが広まったようだが、2009年に淘宝(タイバオ)等のアリババグループがその独身者の日をネットでのセールの日として大々的にやりだしたのが定着したものらしい。アリババはこの双十一関係の文字を商標登録してしまったため、他のところはそういう表現を使えないということだ。実際に京東(jd.com)などみても「11.11 全球好物節」という微妙な表現になっている。

 そういうわけでアリババグループの一支である 天猫 (Tmall) に店を出している文石科技も双11セールをやっていて、現在 Boox Max carta などは 3880元 (約6.7万円) に若干値下げされている。

首页-onyx旗舰店-天猫Tmall.com

 次世代 Boox Max である Max2 もその双11節の目玉の二つ目として取りあげられている。それによると11/5になにかあるらしい。

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 もっともこれだけみると何があるのか具体的なことがわからないのだが、中国のSNS類でも文石科技はがんばって情報を漏らしているのでそれを参照すればだいたいのことはわかる。

 11/5 はネットでの予約開始の日で、11月中旬が発送開始ということらしい。いちおう公式的には11/11発売なのだが、11/11発送としないのは、この双11節で大量に荷物が発送されるので遅れるのは確実だからというところだろうか。

(2017/11/5 追記 11/5当日になっても予約は開始されていないが、正式にスペックが公開された。)

(2017/11/9 追記 11/7には微博(weibo)上で11/11正式発売ということが公表された。11/5は予告のみ)

Max2 の具体的なスペックについては今までも何回か紹介したが、こっちでも見た方が確実だろう。

boox.com

 よそでも紹介してるところもあるのでこのまま放置してもよいが、それも何なので一応まとめておくとこうなる。

  • 13.3インチ 電子ペーパーパネル( eInk社 carta ) (柔軟素材)
  • 素数 2200x1650 グレイスケール16階調
  • タッチ + ワコムペン
  • CPU 4コア 1.6GHz
  • RAM 2GB LPDDR3 / ROM 32G eMMC (RAM/ROM表記はスマホでの慣行に従う)
  • wifi / Bluetooth 4.1
  • Android6 / Carta+画面更新技術
  • DRM対応
  • 物理キーあり
  • microHDMI / microUSB
  • microSDカード(32GBまで) ?
  • 3.5ミリイヤホンジャック
  • バッテリー 4100mAh (4週間くらい持つとの触れ込み)
  • 325x237x7.5(mm) 550g前後
  • CCC, ROHS, CE

 このうち microSDカード の記述については疑問があるところで、文石科技のSNS上での回答ではHDMIポートに場所がとられてないということになっている。まぁまだ出ていないものだからなんともいえないが、一種の罠かもしれない。(あるいは Kobo glo HD のように内部のeMMC 32GBというのはmicroSDカードそのものが入っていて蓋を開ければ交換できるということかもしれない)

(2017/11/9 追記 HDMIポートのせいでmicroSDカードの場所がないと正式に発表された。)

 あと気になるのは Google Play が入ってるのかどうか。Android6に対応しているアプリは動くとのことだが、Google Play が入ってないとすれば入れる手間が増える。わからんのだが、中国国産の漢王スタイラスを捨てて埼玉のワコムをとりいれたのは世界水準を狙っているというあらわれでもあるし、案外そういうところでもちゃんとしてるかもしれない。わからん。

 タッチとスタイラスを同時につかえるとなると使い勝手はパームリジェクションできてるかどうかが鍵となるがどうだろう。動画をみるとなんかそのへんあやしい。動画の紹介の前に他の機種の情勢も書いとく。

Max2 Pro, Canvas、Note

 しばらく前に発表された Max2 Pro だが、あれは来年出るらしい。前書いた紹介のころは何が違うのかよくわからん状態だったが、具体的にはメモリなど各種容量が大きくなるくらいの違いらしい。それ出すなら先に出してほしい...

 ついでにCanvas も来年出るらしくあまり話題にはのぼらない。Note も出るのだがとりあえず12月ということなのでこの調子だと年内に出るのかどうか。しかし外観だけでいうと Max2 よりも Note の方がよい。

Boox Max2の動画

 なぜ発売されていないものの動画があるのか。それはもう簡単な話で、文石科技が宣伝のために公開しているのである。11月も下旬になればユーザーによる動画がでてくることだろう。

PDF書き込みや二画面での書き込みでは手をつけずに書いているように見えるが、手をつけての書き込みではベッタリ手をつけているのでこの字の汚い人の手癖であろう。このようにパームリジェクションはちゃんとできているようだ。

Boox Note の動画

 うーむ。こうして並べるとモノとしての完成度はこっちの方が高いように見えるな.. 動画自体は香港のお披露目会でとったものだろう。

日本語版の情報

 文石科技の日本の代理店である SKT が今日本語版のための訳文をつくっているらしい。

sktsprt.com

 このブログ書いてる人は SKT から依頼されて Boox の何かを日本語訳したそうだが 英語 → 日本語 のようだ。文脈的には Max2 のことのようだが、Booxとだけ書いているところをみるとそうではないのかもしれない。わからん。

 前からこのブログの人のことを SKT 関係者と揶揄るように書いていたらそのうち堂々と SKT のサポートを名乗りだした。せっかく書くのでついでに前のブログ( チューリップ商人のブログ )を遡ってみたところ、どうも SKT やってるのは友人のようだ。もともとこの人が電子ペーパー端末に興味を持ち、Boox T68 の初期ユーザとなってなにかの商売をしている友人に自慢したところ、友人はそこにビジネスチャンスを感じて輸入しだしたのがはじまりのようだ。並行輸入となっているので日常的に輸出入してる商売の人なんだろう。日本にいながらにして文石科技関係のものを買うとなると結局ここになってしまうんだろうな。

 ルノー ウルトラライト7 という自転車を買って便利に使っているが、この自転車を販売しているところも中国・台湾系の自転車を輸入して西洋の自動車のブランド名をつけて売っているところで、やはり大阪の業者である。まぁそういう商売があるところがさすが商人の街というところか。

 ところで今回人民元日本円換算してみたら妙に高い値段になったのでレートを調べたら今は10000円が580元くらいになっている。円安か。2015年ころは10000円500元に迫っていたがそこまで行くんだろうか。安かったものを輸入して利鞘とるだけの業者にとっては稼ぎづらいところだろうな。

図解 これ1冊でぜんぶわかる!  貿易実務

図解 これ1冊でぜんぶわかる! 貿易実務

Retina ディスプレイの画素密度

 アップルのコンピュータの Retina ディスプレイは急速に画素密度を上げて他のPCの画素密度が上がるきっかけとなったので高画素数で美しいみたいな風潮があるが、実際はどれくらいなのか調べてみた。実数はアップルのサイトを引用した。

support.apple.com

 ちなみに画素密度の計算機として以下のサイトをつかった。

testpage.jp

機種 ppi 計算にあう基数(インチ、画素数)
MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2012) 以降 227 13.3 2560x1600
MacBook Pro (Retina, Mid 2012)/ MacBook Pro (Retina, 15-inch, Early 2013) 220 15.45 2880x1800
iMac (Retina 4K, 21.5-inch, Late 2015) 219 21.5 4096x2304
MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015) 以降 226 12 2304x1440

 とこんな感じである。スマホだと400ppi台はザラにあるのでそれくらいいってるのかとおもっていたがさすがにパソコンのディスプレイだと220ppi前後らしい。なんだこの程度か。

仕事をしすぎると目が痛くなる

 最近やっている仕事は椅子に座ってパソコンをひたすら見続ける作業なので熱が入ってくるとモニターを睨みつけるようになり、自然と目が痛くなってきて夜になると継続不能になる。そういう状態なので電子ペーパーをディスプレイにすることにも興味があるのだが、それをやったら痛くなくなるかどうかは不明だ。知り合いの某氏は紙の本ばかり読んで70越えたころに目が痛くなって前のようには本が読めなくなったと言う話なので、紙であっても痛くなるものらしい。

 液晶が目に悪いことになる原因の一つとしてよく言われるのが発光していることだが、たぶんそれだけが悪いのではなく使い方だろう。発光してるので顔を近づけても暗くなることはなく、反応がよいので画面での動きがあり、人間の生理として動きのあるものに注視しやすく、長時間みつめつづけた結果として網膜を焼いてしまうのだろう。世の中の人はスマホゲームに夢中になって網膜を焼く人が多いのではなかろうか。自分のようにモニタを注視しつづけてしまう仕事の人もつい没入して目を痛めてしまうんだろう。

 そういう次第でディスプレイとしての電子ペーパーには一縷の望みをかけているのだが、現状の懸念事項としては画素密度がまだまだ低いということが挙げられる。現状の最高 ppi は 300 で、モニタとして実用できる大きさのものは 200ppi 台。400 や 600ppi といったものがJDIの協力でできたということだが、製品としてはまだ登場してない。ニュースでは来年ということだったが来年のいつなのかアナウンスはない。

 そんなことで 広州文石科技( onix ) の Boox Max2 / Note にはちょっと期待しているのだがまだ11月にもなっていないので出てこない。微博(weibo)をみていると11月11日になんかイベントがあるようだ。ちなみに発売価格は5000元弱らしいがどれくらい弱なのかは不明。4980元という書き込みもある。また今月金を稼いでしまったので出たら買いに行こうかな...

 全然関係ないが鳥取カニの解禁は11月6日らしい。鳥取の賀露港には数軒宿があってカニ料理を売り物にしているのだが、オンシーズンということで泊まれなくなるのだろう。数回泊まったのだが案外安くて飯もうまかったので残念だ。部屋からカニの匂いがするところははじめてだ。

 あとなんというか今の仕事の背景をわからない程度に書いておきたくなっているが今はよくないな。