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ノートパソコン台(Boox Max2台) 製作準備編

inudaisho.hatenablog.com

 前こういう記事を書いた。このときは段ボール箱を切ってごく簡単に作ったのだが、どこにも段ボールを持って移動するのは無理だ。ということで持ち運びできるような台を作ることにした。

 しかし設備もないケチな個人ができる工作というのは限られている。金属やプラスチックは却下。木になるが金具を使うと価格が高くなるので蝶番すらも却下。ということで、木をつかって積み木のように組立てどうにかする方向で考えるしかない。MDFボードならホームセンターや百均で安く売っている。それ一枚でどうにかすればよさそうだ。

 百均のセリアをふらついていたときに手頃なMDFボード(300x450mm)があったのでそれを買ってきた。ちなみに百均のセリアばかりなのはたまたまで、山奥から京都に降りたちょうどいいところにライフがあり、その中にセリアが入っているから。

 要件は

  • ノートパソコン(FMVT90T)を置ける (321x235mm)

  • Boox Max2 をさしてディスプレイとしても使える

    • 重さを支えるために板を縦向きに置く根拠

    • 板を縦向きに置く = 角度の調節を捨てる

  • たたんだときにノートパソコン(FMVT90T) とBoox Max2 と同じくらいの大きさにおさまる

 ということで、300x200 程度の四角を切って台にすることで確定。あとはどうやって板が倒れないようにするか。紙で小さい模型をつくって実験した。これもMDFにみたてた紙を切ってきてそれをどう工面して作るかシミュレーションする。

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 最初は構造材をなるべく少なくしようと考えて、大きな板を一枚中にいれる仕組みを考えたが、MDFなので一箇所に力がかかると弱そうだ。ということでいろいろ足して結局こうなった。

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 ラーメン構造が強いだろうということでこんな構造にした。実際このとおりにしたかというとしていないのだが、まぁだいたいの気分としてはこれを目指した。模型なので当然おなじスケールのノートパソコンや Boox Max2 を作って置いたりして使えるかどうかをチェック。まぁだいたいいけるだろということで、手がかじかまない程度に寒くなかった昨日に実工作開始した。

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 これが切り出しの線。

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 なんとか土台の部分はそれなりに切れたようです。

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 そして細かいところは省略してなんとか全部切り出せたようです。まぁしかしその精度たるや....

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 普段工作とかしてないので勘弁してください。手を慣らしてから着手した方がよかったかもしれませんがまぁ百均で買ったものなので。この日はこれで終了。寒い。

 準備編はここまで。

摩天楼と凌雲閣

 こういう面白い記事があった。

www.netlorechase.net

 自分でもちょっと調べたのでまとめようかとおもったが、寒くてやる気がなくなってしまい放置していた。寒さに順応してきたのでちょっとまとめようかとおもう。

 摩天楼の訳語はどうせ中国起源なんだろうと最初はおもっていたが、西洋の事物概念を中国経由で取りいれていたのは明治初頭くらいまで。彼ら清人の翻訳方式は右から左に訳しているだけなので西洋の事物概念を学ぶには足らず、結局日本人がどしどし西洋諸語から訳していったのだが、そのとき媒介言語として採用されたのが日本人にとって馴染み深い外来言語であった漢語であった。明治初期の訳語の問題は以下にも書いている。

d.hatena.ne.jp

 ここではいきなり skyscraper を追って13世紀まで遡ったりせずにとりあえずは高層建築の歴史に目をむけたいとおもう。なぜといえば、「天を摩する」が面白いのは「天」も「摩する」もそれまでに当然のようにあった概念の意外な組み合わせというところなのだが、比喩でなく現実に可能なくらい高い建物ができるようになったのはここ150年くらいのことだからだ。

高層建築

 去年はちょっと皇居前の高いビルで仕事をしていたが、雲が低いときには実際にそのビルの上部が雲に隠れることがあった。「天」が何を指すかにもよるが、雲の底が天の底だとおもえば、200m弱あれば雲の底をこすることは可能だ。さて人類がそういう建物を建てることができたのは鉄のおかげによるところが大きい。産業革命の進展によって、鉄が建材に使えるくらいまで安くなった。

 西洋の侵略を言いたてるために西洋の技術の優越を過剰に言う向きがあったせいで19世紀の西洋といえばその他の世界とは隔絶した技術の差があったようにおもわれている節があるが、そんなことはなくて19世紀前半の西洋の技術はある種の合理化・機械化を進めたもので、中国や日本やインドが頑張ればなんとかマネできるレベルのものだった。しかし日本が開国したり明治維新したりしたころの西洋はそのレベルから徐々に離陸しつつあるところで、日本はそのペースに間にあうギリギリ最後になんとか乗って、マネする上で一番ネックになる社会の改造に着手したというところだ。そのころの西洋が在来の技術の延長上にあったという点では建材についてもそうで、19世紀はまだ石や木が建材の主流だった。百メートル越えの建築物はあったが教会や記念碑の塔で、たとえばケルン大聖堂の塔(157m)が完成したのは1880年、ワシントン記念塔(167m)は1884年。もっとも1647年にはストラスブール大聖堂(142m)ができている。既存の技術の粋を集めて作ったらその辺がピークということだ。これらの塔は雲の底をこすることはできそうだが、人が住める高層建築ではなかった。

 それら在来工法での高さをあっさり越えたのが鉄でできた1889年のエッフェル塔(312m)。鉄による建築物の可能性を示す出来事だが、エッフェル塔がたったの二年ばかりで建てられたように、このころには鉄による建築の理論が構築されていた。そもそも構造力学なるものも19世紀に発達したものなので鉄の強度でどれくらい建物がつくれるかなど計算することは19世紀以前には不可能なことだった。

 ちょうどそのころアメリカはシカゴの町は1871年の大火から立ち直るところだったが、そのおかげか新技術をフル活用して再建されることになり、高層建築の実験場のようになった。それをシカゴ派とよぶ。ネットロアの人の記事の中頃に BUFFINGTON という人の言葉として "cloudscraper" というのがあると書いてあるがこのバッフィントンはその新しい高層建築技術の波の中にいた人である。たとえば新聞集成明治編年史に引用されている記事にこうある。

明治21年(1888)4月

高層建築實現 廿八階建三百尺

[四・二九、朝野] 米國ミニーポリスの建築師バッフィントン氏は建築の術に精通せしが近頃建築世界に一大變動を來すべき大發明を爲したり、この發明ありしより欧米兩洲に於ても專賣特許を得たるもの頗る多かりしが、特にバッフィントン氏 專賣特許鐵材建築法と稱して有名なる構造の模樣を聞くに、餘程精巧を極めたるものと見え、何如なる大厦高樓たりとも自在に構造すべく、全部鐵材にて仕組み、その基礎は恰も橋梁の石柱に於けるが如く、愈々高ければ愈々小なる樣に組み立てたり、又屋根も鐵製にして、其外部は石材、粘土等に装飾を爲したる被物なり、同氏は此の仕組を實地に試みたるに、一の瑕瑾をも見出ざりしを以て此囘資本家の集會を開きたり、然るに此仕組を賛成する者多分なりしより、當府にては愈々二十八階、即ち三百尺の高さにして、八十尺四方の家屋を建築する事となりたり(以下略)

国立国会図書館デジタルコレクション - 新聞集成明治編年史. 第七卷 61p

 このバッフィントン氏についてググると、どうもこの特許が却下されたらしいことが建築史上に記録されているのだが、新聞記事にあるように数多の発明者がいた中で特にバッフィントンが有名になっているのは、ネットロアの人の記事にあるように "cloudscraper" という言葉を使ったからのようだ。

 高層建築の歴史にも二段階あり、バッフィントン氏が活躍していた1880年代の高層建築模索時代からその後100mを越える超高層建築ができる20世紀の二つに区切れそうではある。シカゴ派というくらいだからと当時の洋行した人のシカゴでの見学記をみても屠殺場が機能的だったみたいなことばっかりで、たしかに建物についても高いとは書いてあるがあんまり触れられてはいない。一般人がみてびっくりするのは超高層建築からなんだろう。

凌雲閣

 ここまで書いた記事のネタ元は実のところ エッフェル塔 - Wikipedia だったりするのだが、西洋では19世紀後半に高い建物を建てる波が来ていたことがそこに書いてある。ところで、新聞集成明治編年史明治20年代をめくってみると日本にも高い建物を建てる波が来ていたことがわかる。明治21年(1888)7月のこととして大阪西成郡今宮村に五層の「眺望閣」(ミナミの五階)、22年(1889)4月に大阪西成郡北野村に九層の「凌雲閣」(キタの九階)ができたとある。

国立国会図書館デジタルコレクション - 新聞集成明治編年史. 第七卷 255p

 これらを紹介したものにはたとえばこんなページがある。

大阪NOREN百年会 瓦版 第2号

 ミナミの五階は31m、キタの九階は39mであったらしい。大阪の凌雲閣の画像はこのブログが多く集めている。

キタの九階・凌雲閣 - 十三のいま昔を歩こう

 凌雲閣といえば今では浅草の12階の凌雲閣が有名だ。新聞集成明治編年史にも出ているが明治23年(1890)にできている。まぁWikipediaでも見てもらおう。52mとか66mとか書いてある。

凌雲閣 - Wikipedia

 さてここでなぜたかだか50m程度の凌雲閣を摩天楼の話に持ち出してきたかというと、まぁ高層建築ブームの中で作られたということもあるのだが、西洋の高層建築の訳語として凌雲閣が用られた例もあるのだ。国会図書館デジタルコレクションで専門書である池田稔『高層建築』(明治44、1911)をめくってみよう。

一たび太平洋を渡りて合衆國の地を訪ひ其が著名なる大都市に巡覽を試みたる者は固より、足未だ内國を出でざる者も或は寫眞に依り、或は版畫によりて藐大聳立天を摩するが如き大家屋を目撃すること屡なる可し、其性質紀念碑にもあらず寺院にもあらず簡調なる方柱形に幾千の小窓を開ける異樣の觀は到底他國に類例を見ざる所にして所謂凌雲閣と通稱せらるゝもの是なり

国立国会図書館デジタルコレクション - 高層建築. 第1巻(一般計劃編)

 冒頭で「天を摩する」を使った以外摩天的な言葉は一切つかわず、以後この本の中では「凌雲建築」「高層建築」「凌雲閣」をまぜまぜにして使っている。国会図書館デジタルコレクションの『工学会誌』264(1904)には「紐育ノ摩天建築」という項目があるので建築学者の間で使われた例があるわけだが、池田氏はその語を知っていて使わなかったようだ。もっともこの後凌雲建築なる語は広くは使われていないようだが、この例にあるように建築学者の間でどのように使われていたかを調べるとよさそうなので『建築雑誌』など見ればよさそうだ。

 ちなみに池田氏の本をみると今なら○○ビルと言うところを○○閣と表現しているので建築用語としてそのような使い方をする時期があったのかもしれない。

摩天嶺

 「摩天」の語はたしかに李白の詩なんかに使われていたりするが、まぁ一番用例の多いのは仏典だろう。とはいえ明治前期の日本で普通に出てくる単語ともおもえない。そこで重要になるのが、ネットロアの人の記事でも摩天の用例の一つとして出てくる地名としての摩天嶺だ。

 日清戦争というのは朝鮮をめぐる日本と清の戦いだが、大陸や半島に鉄道がまったくない頃なので兵力の展開は船に多くを負っていた。ということで意外にあっさりと清軍を地上で朝鮮から追い出してしまった日本軍は、勝ちを確実にするために北洋艦隊の拠点だった旅順と威海衛をおさえる必要があり、遼東半島山東半島にまで出兵するのだが、そのとき、威海衛の後背地の最高峰である摩天嶺が激戦地のひとつとなった。また奉天近傍にも摩天嶺があり、日清戦争では奉天を攻略する必要はなかったのだが、そこもまた気になるポイントにはなっていた。たぶんこのときの「摩天」の二字が日本人には印象深かったのではなかろうか。

ということで

 以上の情報で仮説を作るのは妄想でしかないのだが、その妄想を並べてみよう。

  • 初期は新技術なので訳どころか概念も確定しておらず、超高層ビルが出現するにつれ sky-scraper が概念として確立された

  • 超高層ビルが出現したのと同じころに日清戦争があって「摩天」の二字が日本人に知られた

  • 訳したものに凌雲閣→摩天閣の流れと摩天楼の流れの二つがあり、建築用語としての閣などは無理に漢語をつかわないようになって廃れていき、摩天楼だけが生き残った

  • 清末なので上海・香港方面で「摩天大楼」と訳している可能性もあるがここでは不明 (普通この時期の西洋の事物概念は中国方面を経由してこない)

文石科技( Onyx ) Boox Note 正式発表 大型電子ペーパーAndroidの本命

(20180515 そういえばもう発売されてるのでアマゾンのリンクを貼った)

BOOX Note 10.3

BOOX Note 10.3

(20180502 青字でメモリ2Mと書いてたのを修正 恥)

(20180123 pro版についての追記)

(20180126 「フラット」について修正)

 この1月7日にヨーロッパ方面で情報が漏れ、1月15日に文石科技が正式に Boox Note の発売日と製品内容を発表した。旅行中だったので誰かがまとめるかとおもっていたが日本語情報でまとめてる奴が誰もいないのでここでまとめようという次第だ。自分は Boox Max2 を買ってしまったのでこの上更に Boox Note を買う気はないが、持ち運びやすさ、外見のよさ、電子ペーパー面の美しさ、値段など、画面の大きさ以外の諸点において Max2 より優れているので、普通はこっちを買うとおもわれる。悔しい!

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文石科技が微博(weibo)で発表した宣伝画像

 事前情報と違う点を挙げると、HDMIポートは廃止になった。 え? と思った諸君、その代りにもっといいニュースがある。メモリが2Gになった。 つまりAndroidとして最低限使えるレベルに達しているということだ。Max2 のHDMIポートだが、文石科技がEDIDの設定をミスしているので最大解像度で使えない。常にディザ(Boox Max2でのA2モード)になるというよくない点がある。それに電力消費も結構大きい。Max2にとびついた人間の間では、リモートデスクトップ系のソフト(RDP,VNCなどの規格や独自規格)でなんとかした方が綺麗な画面が見れる上にタッチなども使えてよいという結論になりつつある。ということで Boox Note をこれから買う諸兄姉も ディスプレイにできないのかとがっかりせずに、Android機器をサブディスプレイにする情報を今から集めて予行練習しておくとスムーズに Boox Note をディスプレイとして使えるようになる。

 とりあえず正式に確定したスペックにヨーロッパ向けに公表されたスペックも加味して一覧にしておこう。

項目 内容
電子ペーパー 10.3インチCarta、1872x1404 (227ppi)
外見特徴 フラット、ディスプレイの面積74.3%
CPU 1.6G 4コア
メモリ RAM 2GB ROM 32GB
ペンとタッチ Wacom ペンの筆圧2048段階
OS Android6 GooglePlay
バッテリー 4100mAh
サイズ 249.5x177.8x6.8
重さ 325g
外部端子 USB Type-C、イヤホン(3.5mm)
音まわり イヤホン、マイク、スピーカ(ステレオ)
無線 wifi(802.11b/g/n), Bluetooth4.1
発売日 2018/2/1
価格 3480元(文石科技) 462ユーロ(ereader.store)

 まぁ他の点は今まで公表されていた内容と大差ないのだが、最初に挙げた2点の違いが大きい。HDMIを削った割切はなかなかよい決断だとおもう。これは Max2 のHDMIポートを使ってみての実感なので、さわってない人には不満かもしれない。線を挿すだけで使えるようになるのは魅力的だがまぁ接続端子の安定性とかの問題もあって無線で全部こなした方がよさげ。

 CES2018での動画はこんなのがある。

www.youtube.com

 それから 文石科技自身が作った宣伝動画はこれ。

#BOOX Note# BOOX Note电子书究竟有多牛?@... 来自文石科技BOOX - 微博

 ディスプレイも Max2 は従来からのデザインを踏襲した額縁式だったが、Noteはフラットになった。凸凹はないほうが扱いやすい。( とおもっていたが、どうも実際にヨーロッパ方面に出ている製品の動画をみているとやはり額縁式のようにみえるのでここはわからないとしておこう)

 そしてMax2の550gに比べてNoteは325gと軽さも追求している。うーむ。事前にわかっていたこととはいえなんか悔しい。

 発売日は2月1日。ということは春節の時期と重なるので出荷が遅れるのは確定してるようなものだ。一応ereader.storeの方では7日となっているが、どうなんだろうか。値段は Max2 が5000元程度するのにくらべると3500元程度(6万円程度2018/01/21google)とかなり安い(Max2を5000元程度で買った人間としては悔しい!!! )

 あと日本は客として扱われていないようで、文石科技の海外向け直販サイトではAmazonの各国ストアを文石科技の直販経路として採用しているのに日本だけはない。SKTとの契約で日本で売るときはSKTを通せということになっているからかもしれない。日本人はすぐ縄張り作って客を囲うからしょーがないかもな。とはいっても去年の末からSKTの名が文石科技の対外サイトから消えてるので、やっぱり日本人はうざいから相手にしないのかもしれない。実は ereader.store もみあたらないから、販売経路として中間業者をあんまり置きたくないだけかもな。そう考えても Amazon.co.jp には直販店を開いてないわけだからやっぱり日本の消費者がうざいんだろうwww

(20180123 追記:

 さてこういうtweetがあったが。

https://twitter.com/mtakatou/status/955696660293693441

 どういう情報源によったのか確認してみると、facebookで尋ねたらPro版にはHDMIが付く予定という返答が返ってきたということだった。おそらく値段を安くするためにHDMIを削ってスピーカを増やし、売れ行き次第で上位版のProを出すということなのではなかろうか。Pro版についてはMax2も事前にPro版の情報もあり、これもよくわからない。海外向けのブランド名もありまた計画もいろいろあって、どうなるかは売れ行き次第ということではなかろうか。Boox Note の価格については百度のboox吧で意見をきいていたのがそのまんま反映されてるのでそれに合わせた可能性はある。なんにしても中国のことなので先のことはわからない。)

BOOX Note 10.3

BOOX Note 10.3

BOOX Max2

BOOX Max2

 

電子ペーパーカーナビ

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 YotaPhone2 と GogleMap アプリで手っ取り早く電子ペーパーカーナビができる。色がでないのでちょっと情報が欠落するが視認性がよいのは換えられない。これだけヒビがはいってるのにそれなりに見えるのがなんともいえない。

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 車が停まってるときに撮ってるのでなかなかよい画面にならないが GoogleMap のナビをつかうとこんな感じになる。まぁそれなりに使える。

 まぁ暗くなったら使えないのだが、そのときは普通に表を出せば使える。

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 今までかなり昔に買ったシガーソケット用USB受電端子つかってたので YotaPhone2 挿して地図用途に使ってると全然充電できない現象がおきていたが、今日ダイソーで買ってみたのに換えてみたらちゃんと充電できるようになってた。まぁそれだけ車内でUSB端子使う需要が普通になって百均で売れるようになったということか。

芸予諸島

 ちょっと瀬戸内海のほうの広島周辺の沿岸部を車でまわってる。

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 村上水軍とかなんとかあるが、そもそもここの多島海の島がギチギチにつまっているせいでルートが無数にあり、また干満の差が激しくなって交通の要衝かつ難所だったということらしい。だからしまなみ海道はそれほど長大な橋をかけずにできたということになる。また島の間での架橋も進んでいるせいで、しまなみ海道とは別の方向からの架橋がのびていた。

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 とかなんとか書いたが、その蒲刈群島に渡る橋は有料だったので渡らずとばしてきた。何をしているのやら。今、広島まで来た。そろそろ帰るころか。

 最初は島まで渡るのに自転車(ルノー ウルトラライト7 )を活用しようとおもっていたがあんまり寒かったのでやめた。竹原とか呉では役にたった。そういうと呉ではなかなか無料の駐車場がなかったので南の方の駐車場に置いて海事博物館まで往復したのだが、その駐車場は公園の山の中にあった。博物館をじっくり見すぎて暗くなってから駐車場まで戻るとその公園の山の方からなにかがゴソゴソ降りてくる音がする。自分もその公園の山の中を自転車を持ってショートカットしたので、似たような暇人がいるにしても、こんなに暗いのに山の斜面を歩く変なのがいるんだなとおもいながら見ていたらイノシシだった。

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