Yota3 (YotaPhone3) の中国国内の発売価格が決まったようだ。前紹介した優待券配布サイトに8/17頃、通販機能が追加されて、同時に国内でのお披露目も決まったらしい。こっちは8/23北京のロシア大使館にて、ということだ。
ただ不思議なのは微博(weibo)で燕山派なる人が招待メールを公開したのが 8/15で、そういった招待メールの一つをもとにしたとおぼしきニュースがIT之家にでたのが8/16だからそれらより遅れている。そういうとこが謎でいまいち信用が持てないところの一つ。ただwhoisするとAndroid開発会社であることは前にも書いたとおりなので、ひょっとしたら開発費の一部として販売権でも持っているのかもしれない。
(2017/09/10 追記 このサイトはやはりニセである模様)
このサイトで今出ている値段によると
- 128G 黒 3198元 (5.23万円 479USD)
- 128G 白 3098元 (5.07万円 464USD)
- 64G 黒 2498元 (4.09万円 374USD)
- 64G 白 2398元 (3.92万円 359USD)
という塩梅らしい。(日本円/米ドルはgoogleで計算)。白の方がちょっと安い。白と黒どっちがいいかといわれるとおっさんなので黒を選びたいところだが、自分の使い方として日光に晒したまま使うことが多い(歩きながら地図をみる、車のダッシュボードにおく)。そういうことを考えると実用的には白にした方が発熱が少なくなってこわれにくいかもしれない。
とはいいつつも、ここに書いてあることを鵜呑みにすれば、まだ開発中らしいので9月に出たとしてもまだバグだらけで買うのはアップデートされるのを待った方がいいのかもしれない。いずれ日本にいながらにして買えるのはまだまだだろう。
Cool M7
先のことなので「かもしれない」だらけの記事を書いといたが、Yota3 の製造元とされる酷派(Coolpad)から、8/17に Cool M7 なるものが発表され月末から販売開始される。
そのスペックをここに紹介すると、
- Snapdragon 625
- 5.5インチ fullHD
- 前1300万画素(f/2.2)+背1200万画素(f/1.8)
- RAM 4G ROM 64G
- 3200mAh
という感じで、伝え漏れる Yota3 の仕様に似ている。もっというならカメラの背面の配置やデザインの雰囲気がそっくりだ。もちろん Yota3 が持っていない特徴もあるのだが、酷派の経営状態が悪いこと、部品調達の都合や設計の手間など考えれば、Yota3 と Cool M7 はそれらを流用しあっていると考えてほぼまちがいないだろう。
個人的に感心したのがカメラで、前と後ろでf値を変えていること。ほぼ同じ画素数のものを二つそろえてどうするのかとおもっていたが、そう来たか。なるほど。
ちなみにお値段の方は2699元ということで、中国の紹介サイトをいろいろ見ていると高いということになっている。たとえばこれ。
大陸スマホ界でかつて覇をとなえた酷派の「王の帰還」の最後の戦いか... という記事で、最後に無茶苦茶高いアホかということで締めている。
これもなかなか深い分析。oppo, vivo のマネをして低品質高価格路線に突入したけど oppo, vivo のようなブランド構築をしていないと。他の記事でもoppo、vivo 両社と比較されることが多い。曰く一年前にこれを出していれば oppo, vivo と渡りあえた、と。酷派は冒険的な機能開発をしていたその記憶があるせいでたとえばダブルレンズでないことにも不満があるようだ。というかダブルレンズなんてのが今や主流になっているなんてこと始めて知った。中国のスマホ業界は過当競争に陥ってるんじゃないかという気がしないでもないが、その死闘を潜りぬけて海外に販路を広げてるんだから、ぬるま湯の日本企業が勝てるわけない。
それはともかく、Yota3 出たけど製造元がスマホ事業撤退とかだとシャレにならん。そこはロシアと中国の面子でなんとかなるかもしれんが。
Yotaphone2 YD206 クアッドコア 5インチ両面液晶 LTE 32GB SIMフリー ブラック
- 出版社/メーカー: YOTAPHONE
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