メモ@inudaisho

2017/06/24 はてなダイアリーから引越 / 君見ずや出版

CLEARink

 今年登場した新しい電子ペーパー技術として CLEARink というのがあるらしい。

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 eInk との違いとしては、eInk は白と黒の粒子を操作するが CLEARink は黒の粒子だけをつかうという点。白はどうやって実現するか、というと反射光をつかうという。今までのLCD(液晶ディスプレイ)の技術の延長上なので低コストで実現できるし黒だけを操作するので反応が早いというのがウリ。

 ただ、この動画で実際のパネルをみると、反射型液晶に似ているようにみえる。それもそうだろう。白黒の原理だけでいうと反射型液晶は液晶の偏光性をいじって反射光を調節しているのだが、CLEARink も光を吸収する黒い粒で反射を抑えるという構造であるから白の部分の見え味は同じになる。白が弱いとなると鮮明さ・鮮烈さに欠けるので、つまり見た目が悪い。あんまり普及しなかった反射型液晶と同じ運命になるかもしれない。

 通電しないときも黒が残るのであればそこは長所になって、別に綺麗でなくてもわかればそれでいいような値札などには重宝しそうだ。この白の問題についてブレイクスルーがなければ、せいぜいカシオの腕時計のような小さいパネルを置き換える程度に留まるのではなかろうか。