Yota3( YotaPhone3 )だが、京東(JD.com)で販売開始予定日にはすでに「注文殺到で10月25日から順次発送」とあったのでそもそも販売されていたのか疑っていたが、実際に購入に成功して商品を受けとった人がいたようだ。JD.comの商品ページにさっそく客の評価が書きこまれていた。それを読むかぎりでは YOTA3 はとんでもない失敗作である。
この記事を書いてる時点で評価は5つあるが、内容は三種類しかない。
なんと背面の電子ペーパー面は限られた電子書籍アプリにしか開放されていないようだ。しかも評者の一人は、「読書端末として買ったのに使いたいアプリが対応していない」と書いている。これは... ターゲットを絞ったのにそのターゲットにも届いていないというお粗末ぶりでなんともコメントしようがない。
YotaPhone2 は任意のアプリを背面で動かすことができた。表の Android の UI をそのまま背面に投影させることもできた。デフォルトではディザがかかっているがこれはアプリ毎に設定を書くことでくっきり表示に変えることができる。xda にスレが何個かたっているが、Android6 にアップグレードさせた YotaPhone2 での設定の例はおいしょまん氏が詳しくまとめている。
まぁたしかにテキストのように白黒はっきりさせた状態が電子ペーパーのパフォーマンスを一番ひきだせるが、電子ペーパーには日光下でもよく見えるという普通のLCDにはない特徴をそなえているので、ディザかかってようがカラーが白黒になっただけでよく見えなかろうが、そうしたい時がある。選択の余地をのこしておけばよいのに、なんでそんな制限をかけたのかわからない。まるで最近の日本企業のようなお粗末ぶりだ。 まぁ中国というのはとにかく変化が速いので、あっというまに成熟してあっというまに老化してしまうところもあるのかもしれない。
百度の YotaPhone3 板にこういうスレが立っていた。CEOの張光強などの判断らしい。つかえないから切りすてたということでやっぱり最近の大企業病にかかった日本企業のような感じになっている。ダメだなこりゃ。百度の YotaPhone3 板では張光強は光頭強とアダ名されている。まぁバカにするよな。YotaPhone3 板の話題の中心はもう Hisense A2 Pro に移っていた。
ということで YOTA3 についてはもう追う気がなくなってしまった。名機 YotaPhone2 を愛でるか、ハイセンス(海信)の Hisense A2 Pro に期待するしかないな。日本円で5万程度するけど。
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