eInk社の最新技術であるcartaをつかったものはなんでも300dpiなのかとおもっていたが違っていた。ということでdpiと端末として使いやすい大きさに注目してまとめると
インチ | dpi | 画素数 | 技術 | 裏板 |
4.7 | 234 | 540x960 | Pearl | ガラス |
4.7 | 234 | 540x960 | Carta | 柔軟素材 |
5.2 | 213 | 540x960 | Carta | ガラス |
6 | 212 | 758x1024 | Carta | ガラス |
6 | 300 | 1072x1448 | Carta | ガラス |
6.8 | 260 | 1080x1440 | Carta | ガラス |
7.8 | 300 | 1404x1872 | Carta | ガラス |
9.7 | 150 | 825x1200 | Carta | ガラス |
10.3 | 226 | 1404x1872 | Carta | 柔軟素材 |
13.3 | 150 | 1200x1600 | Carta | ガラス |
13.3 | 206 | 1650x2200 | Carta | 柔軟素材 |
という具合になりあまりパターンもない。300dpiにこだわるならば、現状最大は7.8インチとなり、採用してるのが Kobo Aura ONE ということになる。最近は13.3インチの電子ペーパーが騒がしいが、やっぱり高い。実のところ今買える中で一番手の届きそうなのが Boox N96 系かとおもっていたが、最近リリースされた Boox N96 Carta+ (4万程度で買える)でもスペック表だと 825x1200 となっており不審に思っていた。それで調べてみたというわけ。
なるほど。間違っていない。150dpiだ。手の届きやすい値段設定には裏があったわけだ。150dpiだと昔の1024x768のノートパソコンよりは精細だが、カラーと白黒では情報量が全然違うので白黒はより精細でないといけない(カラーが256x256x256に対して白黒(グレイスケール)は256、更にeInkが表現できるのは16、完全な白黒は2)。まぁ使ってみればそれなりに使えるんだろうがこう比較してみると微妙ではある。
参考: 初代Kobo touch は167dpi
ところでJDIとeInk社が去年から提携し、最近400/600dpiディスプレイの基礎技術を開発した。2018年には製品化して量産化したいとしている。もうすこし待てばもっと精細なのがでてくるので今あるのでなんとかするのも手か。といっても市場規模が小さいので買えるときに買っておかないと買えないかもしれない。
(dot=pixel世代なのでdpiとppiを混用してしまってるが将来的にはなんとかする)