メモ@inudaisho

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文石科技(Onyx) Boox Max2 のペンをなくした

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 先週背中のかゆみが一向に治らないので草津温泉まで殺菌に行ったのだが、それはともかくその帰り、東京に寄った。そのとき Boox Max2 でスケッチを試してみようとしたのはいいものの、まだ寒くてそういうこともろくにできないまま、ペンをなくしてしまった。上野と浅草の間のどこかだが、どこかはわからない。YotaPhone2 の電池が切れそうだったので充電させながら移動していたのだが、それに気をとられてしまってペンの紛失に気付かなかったようだ。

 しかし Boox Max2 のペンはワコムEMRなのでその技術をつかっているのなら流用できる可能性がある。ということで今手元には FMVT90T (及び前使ってたV713) のために買ったペンが二本ある。写真でMax2 の上に置いてあるのがそれだ。

 一応Max2でも使えるのだが設定が微妙に違うようで、位置合わせをしないといけない。かなりズレる。それからいわゆるon荷重(オンまでに必要な力)が違うのもわかる。LB-PM4はすこし力をいれないと線がひけない。CS300UWの方がon荷重は少ないが、それでもMax2付属のものよりは力がいる。やはり数年で技術は進歩しているということなんだろう。

 しかしこの数年でワコムマイクロソフトとの協調を余儀無くされ、EMRからAESへ主力商品を切りかえた。EMR は日本の企業のPCには乗らなくなった。安価版の扱いなのか、Samsung とか Lenovo といった企業が積極的に採用している。EMRの技術自体は枯れたものでワコムが独占企業の強みで特に発展させないまま2010年代まで来たのだが、Samsung がSペン=ワコムのペンに熱心なためにEMRはEMRでそれなりの進歩を遂げたようだ。

 上の絵はCS300UWで適当に書いたものだが、LB-PN4はon荷重が高いので絵をかくのには向いていない。絵心がなく筆圧の高いビジネスマンが字を書くのが目的のものだと思えば納得が行く。しかしCS300UWは消しゴムボタンが尻についていない。LB-PN4はon荷重が高いが尻ボタンがあるうえに腹のボタンに前後があり、機能的にはかなりよい。しかしなぜか Max2とは相性がわるくズレやすい。

 たぶん Lenovo の YogaBook や、 Galaxy Note のペンなどを流用したら動くんだとおもうがまだ持ってないので試せずにいる。そのうち試して記事にしたい。ちなみにBoox Max2 のペンは天猫(Tianmao)(淘宝タオバオの高信用版) でも売ってるが220元(4000円弱)くらいする。うーむ。