君見ずや出版
あいかわらず肩がいたいといいつつ手当らしいことをなにもせずにいます。金がない。そりゃこんな本ばかりつくってたらもうからんだろう。
喜多川歌麿『潮干のつと』『絵本百千鳥』
歌麿の狂歌絵本の有名どころがあと二つのこってたので押さえてみました。どうせ誰も買わんだろうけど。貝類と鳥類。
内田魯庵『血さくら』明治34年(1901)
明治後期の小説です。新しい小説をめざしていた流れのひとつ。表題作は因縁の桜が血を呼ぶみたいなシチュエーション。他二篇。
幸田露伴『露伴訳水滸伝』大正12-13年(1923-4)年
幸田露伴が水滸伝を全訳したもの。全訳とはいいつつ訓読調で徹底的に書き下したものですが水滸伝研究史上の偉業ではあります。冒頭の解題も当時ではもっとも優れた研究でありました。もっとも口語文を文語文の方式で書き下したためにおかしな具合になってます。