メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

湘南ドリームで買ったヴィヴィオを一日で潰す

 如題。65000円で買った車を一日で潰してしまった。




 格安の値段にホイホイ釣られて現車確認もせずにわざわざ秋田県まで夜行バスを駆使して行ったせいか、買った翌朝、気がついたらぶつかっていたという恐しい事に。電柱に左前をぶつけ、くるりと向きを変えている。カーブの先の直線で道を外れてこうなったので、居眠りしていたらカーブのところで山にぶつかっていただろうと警察の人も言っていた。道をそれるような事もしておらずなぜ道をそれたのかよくわからない。幸い対向車も人もおらず死人を出すことはなかったが、電柱に激しくぶつかったので電柱を傾けてしまい、そこから北の共同受信の線を切ってしまったのでその分の修理費を負担することになる。秋田県との遠距離連絡に時間がかかり、面倒くさくなって自賠責あるから京都に持ってくるまでの間くらいいいかと、任意保険を後回しにしていたのだ。この出費でもう電子書籍みたいな仕事に時間をさけなくなるかもしれない。

 さてこの車、ネットでみつけて買ったものである。これ↓。
スバル ヴィヴィオ M300 タイプS 4WD | マイカーセンター湘南ドリーム (高憲商事)
 秋田県にありながら「湘南」を名乗るよくわからん会社。写真だけでわかるが「ヴィヴィオ M300 タイプS」ではない。タイプSであればタコメータが付いているのだが付いていない。ネットでいろいろ情報をかきあつめると製造年から言って「ヴィヴィオ M300 エクストラ」という最終年度につくられた廉価版だ。事前にそのことがわかっていたのであやしいとはおもったものの、値段が値段なので買ったのだが、おととい引取りに行ったところ、さらに次の点があきらかになった。

  • ボディの下の方に錆がまわっていて穴もあいている。フレームまでは回っていないようにもみえるが下にもぐってみないとなんともいえない。




  • タイミングベルトを交換したのは7年前。6万キロ台のころ。今は13万キロ台。
  • エンジンオイルはまっ黒になっていた上、量が少ない
  • タイヤは明らかに圧が少ない
  • エンジンはオイルまみれ。ヴィヴィオにつきもののオイル漏れのあともありありと。

 どこが「タイミングベルト交換済み」だ。7年前に交換したのは交換済みとは言わんだろ。自賠責の名義も前の所有者のままだし。これならヤフオクで現状販売ノークレームノーリターンとか言って右から左に車を流してる手合いと変わらない。逆にどこに65000円分の手間がかかっているのか聞きたくなる。だいたい、購入手続でまず最初に金をふりこませてから書類を送るというのもまるでヤフオク感覚だ。
 ところでこの自動車屋、敷地内にこういう建物がある。

 「コリア」か...
 奈良のアパートが12000円と格安だったのもケンチャナヨ人の所有だったおかけだし、ケンチャナヨ人のケンチャナヨなところのおかげで安く物が買えるのだからいいか。おそらく前の所有者にここまで運転させ、それで車が動くことを担保しているつもりなんだろう。見えないところがどうなっているかわからないものの、中の状態は比較的よい。痛し痒しで値段相応なのかもしれない。

 と、そのときはあきらめて乗って帰ることにしたがとにかくオイル交換をせねばならない。タイヤの空気は入れてくれたのだが、ここでオイルを捨てれるかどうか聞くとできないという。はぁ?自動車整備もしてないのか? そこらのガソリンスタンドを勧められ、とりあえず行ってみたが工賃よりもオイル代が高い。しょうがないので近くのホームセンター「ハッピー」に行って買うだけ買ってどうにかしようとしたら交換もできるとのこと。支払いのときにオイル買えば工賃は要らないといわれてさらに驚いた。えぇぇ。裏の作業場をのぞいたときにはオイル交換980円と書いてあったので京都ナンバーだからサービスしてくれたのか?よくわからんが湘南ドリームの商法を見たあとだけにその商売っ気のなさにおどろいた。

 そういうわけでせっかく湯沢まで来たので川原毛大滝湯まで登ってみたが、前日の雨の増水で、温泉の川はぬるく、入れもしなかった。まぁここまで行けたから京都までも行けるかな? 夜行バスの疲れがでて道の駅で一晩ねて、翌朝ちんたらちんたら行くつもりだったが、国道13号の秋田山形間の峠が高規格道路でしかも通勤時間帯とあってゆっくりも走っておれず、逃げるように旧道の方へ入っていくと、気付いたら事故をおこしていた。東北電力と共同受信世帯に迷惑をかけることとなってしまった。以上。