メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

新刊案内

君見ずや出版
 崩し字解読のものが感触よいので新しいのを制作中。来週出せるかな?


渡辺省亭『聴雨堂書画図録』明治24年(1891)

 聴雨堂主人こと稲茂登長三郎(実業家の稲茂登三郎)のコレクションを渡辺省亭が模写し、画人小伝をつけたもの。簡易的な美術史になってます。

 国会図書館デジコレの画像はマイクロフィルムからデジタル化したもので汚いかとおもったところ、もとが白黒なので案外見れると感じてやってみましたができあがりは正直微妙であんまり意味なかったかも。渡辺省亭みたいに現代ではあまり有名ではない明治大正の画人の本は国会図書館では書籍扱いで白黒で悲惨です。花鳥画譜とか出したいんですけどこんなんじゃ無理です。まぁ地図やパンフなど特殊なものも白黒画質で読めないものが平気で置いてあるのでデジコレというのはその程度のものですね。というかテキスト物向けのやりかたでなぜ絵が多いものもやっつけたのかが謎。