君見ずや出版
さて大河ドラマはNHKがやってるただのドラマではあるが歴史商法では便乗のために必ず押さえておかねばならぬところということで、来年の大河はこれですね。
国会図書館デジタルコレクション(以下デジコレ)で関係の資料を探してみたものの、直接でてくるのがほとんどない。ほかの便乗サイトの説明では井伊直政を育てて家康にあわせたみたいなことが書いてある。デジコレには井伊直政・徳川家康の邂逅の場面を描いたものはあるものの、ほとんどは突然出てくるように書いてある。うーむむ。
改正三河後風土記にこんな風に書いてあるくらいか。
氏眞元來闇昏其虚實曲直の糺明もなく、直親が所領を没入し、萬千代とて僅に二歳の小兒あるを直に誅せんとす、新野左馬助漸く氏眞を諌めて其子兒を預り新野が家にて養育しける、其後(永禄七年也)左馬助道則、引間の城主飯尾豐前守致實が討手に向ひ討死せしが、其妻よく萬千代を撫育してありけるに、小野但馬また氏眞に勸て萬千代を誅せんとしければ、新野が寡婦大に恐れ、ある寺院に賴み密々隱し置きたり、其後年經て新野が寡婦遠江國の住人松平源次郎に再嫁せし時萬千代をも伴ひ行きしかば、萬千代遂に松平が家にて成人し、後々は井伊侍從直政とて、御當家第一佐命の功臣となりけり、
なんか微妙にちがうな。
ということでネチネチしらべたらそれらしいのをみつけたが、売り物にならないものに詳しく書いてあるのでここで紹介する。
国立国会図書館デジタルコレクション - 井伊年譜 10巻
↑これである。
まず系図の中にでてくるのがここ。
1巻の20コマ
女次郎法師尼
とでてくるのがそれ。
次。年譜の中ではここから出てくる。
1巻の66コマ
次の二巻の冒頭が井伊直政と家康の対面ですね。ということで内容は詳しく読んでないです。
はい。この記事はここまで。