メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

kobo glo HD にはいるテキストの数

 旅行とかしていると90年代は文庫本の交換なんてことがよくおこなわれていたのだが、2010年代になると交換するのは映画だったりzipだったりするというあたり時代の違いを感じる。それはいいとして、そういう感じで実は無慮二万弱のテキストファイルがつまったものをもらったことがある。中身についてはコメントしないが、自分は小説とか読まない人間なので全く活用することなく今まで過してきた。

 Kobo glo HD のpdfリーダとしての限界を感じていたのだがあるとき小栗風葉のエッセイ風の小説がひとつだけ青空文庫にあったのをみつけたのでそれを Kobo glo HD で読んでみたところなかなか読みやすい。kobo glo HD には、デフォルトのリーダの nickel の他に、koreaderもいれているのだが、nickelはさすがというかなんというか日本語の文章が縦書きになってなかなかきれいで読みやすい。ただ nickelの悪いところはファイルの閲覧性で、名前のわかってるファイルをさがすのは簡単だが知らないファイルを探すのが難しい。koreaderはディレクトリをたどっていけるのですこしは探しやすい。知らないファイルを読む必要があるのか、という点についてだがそもそもモノを読むのは知らない事を知るために読むのだから知らないファイルとめぐり会える仕組みが必要である。たとえば積読して忘れたとかそういう状態だな。

 それはともかく、pdfリーダとしては難があってもテキストリーダとしてはつかえるのではないかと思い、旅行中にもらったテキスト群を適当に Kobo glo HDにいれてみたところ次のことがおこった。

 しかたないので謎のファイル群を1000くらいの単位でディレクトリに分割したら、なんとか koreader の方で開けるようになった。ただし nickel の方ではあいかわらず認識しない。まぁこっちで認識したら今度は本を漁るのが大変になるのだが、それはともかく、koreader の方は日本語のことを考慮して作られたものではないので当然のように横書きでフォントもブロック体だしルビもルビの場所につけてくれないしなんか読む気にならない。まぁ読む気になるならない以前にそもそも小説はそんなに好きではないということの方が大きいのかもしれない。

 つまりは300dpiの Kobo glo HD をまだ活用できていないということです。うーむ。