双十一節(11月11日 光棍節 独身の日)の到来。アリババが始めたネットモールの大売り出しの日はネット上の定例行事となって各種モールも同種の行事を行っているのだが、その日に文石科技 (Onyx) は Boox Max2 の発売を合わせてきた。どうも微博(weibo)での発言をみていると、Boox Note もこの日にぶつけて売り出したかったようだ。それだけよく売れる日だということなんだろう。クリスマスセールのような日を、ネットの文脈をもとに自分たちで設定して定着させたのだからアリババはそれだけでもすごいものだ。
日本で例えるなら、2chでなにかの記念日を勝手に設定してはしゃいでいたバカげたものを往年のライブドアみたいな感じの企業が大売り出しの日にしたててしまってそれが定着しているようなものだといえばそのノリがどんなものかわかるだろうか。日本と中国の現状の根本的な違いがどこにあるかそれだけでもわかるのではなかろうか。戦後の国際情勢のなかでたまたまめぐまれた位置にいただけで得た繁栄を自分たちの功績と勘違いしたジジババがデカい顔をしていまだに退場していない日本と、政治的な混乱の張本人だったことが暗黙のうちに了解されてその世代のジジババが冷遇され、若い世代が好き勝手にやっている中国との違いである。まぁもっともこれだけ変化が激しいと中国が老害の国になって外資が甘い汁を吸うようになるのもあっという間かもしれない。
それはともかく、Boox Max2 であるが、文石科技( Onyx )の天猫(Tmall アリババ系列)のONYX官方旗舰店(公式主力店舗)で発売が開始された画面がこちら。みてのとおり、4980元(約8.5万円 2017/11/11の為替レート)。まぁ大売り出しなので若干安くなるようだが若干なので気にすることもなかろう。同様に文石科技と提携している他の電子書籍端末業者も扱いを開始したが、どこも荷物の到着が17-19日前後となっており、そこからの発送となるようだ。まぁ直営のところから一週間遅れて提携業者からも出荷できるようになるというところだろうか。
文石科技の海外向けサイトがあった場所を今みると英語のページがみあたらない。まぁ自分にとってはどうでもいいことだが、英語しか情報源にできない人にとっては死活問題であろう。そういえば大阪の SKT もリンクが消えてるなwww
それはともかく、ここから中国国内の提携販売業者へのリンクがあってそれも興味深い。
- 蓝加白数码专营店 (藍加白)
- BOOX曼尼金专卖店
- 哪儿淘数码专营店(哪儿淘)
ネット上で存在感のある電子書籍端末販売業者の藍加白だけではなくいろいろ紹介しようとしているのも販売経路を増やそうとする意思の表れであろう。大量販売してくれる販売業者にまかせてしまうと値段の決定権を握られてしまい、製造業者が搾取される一方になってしまうというのはよくあることなので、「オレが育てた」とデカい顔をする業者だけに偏らないようにするのはよい考えではある。まぁネットの時代であり製造業者もそんなにコストをかけずに販売業者になれるのはよい時代ではある。もっともそういう中間項の存在が社会と利益を共有する装置にもなっているのがおもしろいところだな。
ところで海外への発送だが、そのことについても一応配慮されているようだ。どうもリチウム電池をのせている機器は空輸できなくなったらしく、中国のネットモールから輸出しようとしても出荷できずに送り返されていることが多発しているらしい。文石科技・曼尼金は特別な方法で送るので連絡せよと注記。藍加白は以前から海外への発送の実績があるので手数料として300元上乗せしている。うーむむむ。
スマホからみたら日本への発送に対応してることになってるぞ しかもそんなに高くない....
ドイツのeReader Store でも予約販売がはじまっているらしい。
こっちは Max2 Pro となっており、発送は年末だと書いてあるのでほぼ未定であるのと同じだろう。Pro版は文石科技の微博(weibo)でも来年出ると明言されている。問題はそこに書いてあるスペックがノーマルMax2と変わらないことで、単純に海外向けの名前なのか、Pro版のスペックが固まってないのでノーマル版のスペックを流用しているのかどっちかわからない。なにせ中国で設計製造されているものだから英語情報は二次情報なのだ。中国人の営業なんて細かいところにええかげんな気がするのでまぁそんなところだろう。
ところでドイツのものは税込で買わされるのか税抜きで買って日本で輸入消費税とられるのかどっちだろう。こういう高額商品買ったことないのでわからん。
以上。
最後に.... 昔作った淘宝のアカウントにログインできない!!!!
→ (2017/11/18 Firefoxから入ったらログインできた ブラウザ覚えてるのか?)
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