1月下旬の謎の微熱とダルさ
院試とか受けていたが実は同時期に妙な微熱を発していた。新型肺炎が騒ぎだされ、武漢が封鎖されたのが1月23日。その日、京都の地下鉄にのろうとすると駅で妙な咳を必死にしている奴がいた。京都は頭のおかしいのが多いから、本人が風邪にかかったのでやけくそでバイオテロをしかけてたのかな?くらいに思っていたのだが、そのころから妙な暑さを感じていた。たとえばこれ。
昨日(24日)一昨日(23日)とやたら温かった事を気象庁の観測データで確認
— 犬大将 (@inudaisho) 2020年1月24日
気のせいかとか微熱とかでなくてよかった pic.twitter.com/89hvZBw7EG
この暑いのかな?というのは気温のせいだけではなかった。やがて微熱が続くようになり、同時にダルさも出てきてしまい行動しづらくなってきた。
院試前なので我慢
ところが院試は二月初でもう目の前にきている。この院試だが、これから少なくとも2年の間、少ない貯金をはたいてでも行こうと臨んだことなのでちょっと逃すことはできない。ということで、病院に行ってインフルエンザとか診断されると試験受けづらくなるので、咳がないのをいいことにとりあえず我慢した。しかしダルいのはダルい。過去問を院試前にこなして試験に慣れようとしたのだが、とにかくダルいので睡眠時間を短かくすることもできない。結局去年の分をなんとかやっただけになった。
さて院試も全体に微熱でボーっとしながらなんとかこなし、週開けには病院にでも行くかなとおもっていたが、むしろ図書館とかに行きたかったのと、院試前後がピークでだんだんよくなってるような気がしたので結局行かなかった。
謎の痛み
院試うけてしばらくだが、微熱に加えて妙な切迫感があった。夜中に目がさめたら寝つけないような感じだが、2月3日には夜中に目がさめて左胸に刺すような痛みを感じた。心臓のあたり。その後、気付いてみるとどうもはげしく動悸がつづいている。血圧が高くなっているのか... (その後この動悸がなくなったことでようやく治った気分になる)
さてそれで連想するのが武漢の新型肺炎で急に街中で倒れる映像だ。あれってなんか直接心臓をイワすから急に倒れるのでは?と思うようになった。こんな時期に熱が出たのでもともと関連は疑っていたのだが、今までにかかった熱の出る病気はたいてい寝てたらそのうち治るのにこれは一向に治らないうえにそんな症状もでるのでよけいだ。京都は中国からの観光客が多いので、中国が一ヶ月くらい放置してる間に罹患した無症状の人が来て地下鉄とか市バスでウイルスを撒き散らしていてもおかしくはない。普通の通勤で乗ってるだけなら観光客と行動時間がかさならないだろうが、平日昼間に乗ってるから重なるんだなこれが。
1月下旬のムードの謎
そのころはなぜか twitter 上で、中国から来た観光客を感染源とみなすことが「差別」として糾弾されていた。原発事故の風評被害とリンクさせて、中国人が差別される悲しみを知れとかいう論調。新型肺炎についてもコロナウイルスによる風邪は既に存在しているのでたいしたことないとする論調が主流だった。こういうときに政治的な正しさを追求するのはほどほどにした方がいいんじゃないかな。インフルエンザは既知の病気だから悪化したときどうなるか後遺症はどうかとかもだいたいわかっているのに、未知のウイルスはそういう点からわからないんだからビビって当然。
そんな感じでなにか言いづらいムードが形成されていたが、自分はそのころ謎の微熱のまっ最中で、しかも地下鉄で変な咳をしてる奴を目撃した頃から微熱を出していることから他人事にも感じれず、twitter 上でウイルス入ってきてるんじゃないのと発信していた。
愛知でコロナウイルス感染者みつかったのは観光客がそれほど多くないからで、東京とか京都とかは観光客数が多すぎて事実上チェックできないんじゃないかな?
— 犬大将 (@inudaisho) 2020年1月27日
潜伏期間があることと、インフルエンザとかの流行のピークも重なってて紛らわしい事から考えると、もう結構入ってきてるんじゃなかろうか
たとえば中国の身になって考えてみよう。初動の失敗で蔓延させてしまった感染症についてどうやって政治的打撃を減らすか。他国にも蔓延させてしまえばよい。実際世界中に観光客を送り出している中国の交通の要衝で発生して、発覚から一ヶ月放置したのだからもう今更封じ込めなんて無理。蔓延は前提として、今武漢でやってるように人体実験でもやって急いで治療法を確立するしかない。多元発生説とか「従前から存在した」説がときどき流れるのも失点を減らす目的かなと疑ってしまう。
日本は習近平を国賓待遇で招こうという八方美人外交してるから中国の面子を立てざるをえず、中国の建前にあわせているから実質的に中国とおなじ疫情になってる。ただ、近距離でツバとばして大声でしゃべる人は中国よりは少ないので中国ほどは広がらないのでは。あとは手洗いとマスク励行で防げる。かかっても日本は栄養過多なのでそんなに死なんだろ。
まぁしかし1月下旬の時点でウイルス入ってきているという目で症例を集めておけば、今頃慌てなくてもいいのに今更何をビビっているのか。自分もその症例の中に入って信頼できるデータの一件として世界に貢献できていたかもしれない。中国の初動が遅れて封じ込めに失敗したのでいずれ世界中に広がるのは確実だが蔓延をなるべく遅らせてその間に対処法を確立することはできる。日本は1月下旬の判断の結果、高見の見物をして成果が出るのを待つ側から対策を探る側にまわったのだ。
その後の経過
さて御託はこれくらいにしてその後の経過であるが、どうもすっきり治らない。よくもわるくもならないがなんか微熱感がつづいて胸に違和感がある状態が続く。この期間は老親にうつすとよくないということで京都の部屋にいたわけだが、院試に合格したので一度山奥に帰ったりしてたら、たまたまそのときが一番寒い時期で、京都に降りるとまた微熱がでてきた。そういうと動悸もするので血圧もあがっていたのか。
ということでよくもわるくもならない状態がずーっと続いていたのだが、あるとき気がついた。暑かった頃の習慣のまま、床に直に布団をしいて寝ていたので寝ている間に体温を床に吸われている。ということで老祖母の残した老人介護用ベッドで寝るようにすると寝ている間の体温があがったせいか、回復する速度が上がって今日、ほぼ常態に復帰した。
やっぱり病人は病人らしくぬくぬくして寝てないとダメですね!
胸のあたりでブクブクする感覚があったり胸の中に力のない領域が広がっていたりしたが、どうもそれもこれも治ってきたのでほぼ治癒ではないかと。結局何だったのか今となっては確かめようもない。とりあえず一件落着。
- 作者:忽那 賢志
- 出版社/メーカー: 中外医学社
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