健常の域まで回復
さて、7月末に急激に状態がよくなってから、ときどき気分の悪いときもあったものの、基本的にはかなりよい状態を維持しているので、常に体調がわるい健常な人並には活動できるとおもう。
とはいっても、あいかわらず胸のあたりに感覚はあるし、依然として抗真菌薬(水虫の薬)を本来の用途を越えて塗りまくっているので、一度硫黄の強い温泉にでも行って全身殺菌したいとおもっていた。
京都から強い硫黄系温泉に行くのは遠い
しかし硫黄の強い温泉は京都あたりからだとアクセスが悪い。関西だと熊野地方まで行けば硫黄くさい温泉に入れるが、巨大な紀伊半島を迂回するか車で山を縦断するかしないといけないので、こないだまで寝てばかりいた貧乏人が行くにはつらい。長時間のドライブに耐えれるかどうか。飛騨地方や長野県も同様で、自前で行くには体に不安がある。
硫黄泉で有名な草津温泉は、東京であれば新宿から一日にバスが何本も出ているくらいで、アクセスもよく日帰りで行くのも可能だが京都からだとまず東京まで行かないといけない。18きっぷで行っても疲れるな、というところだ。それにgotoとかなんとか言うのでちょっと調べてみたがそもそも温泉旅館は高い。
京都周辺の温泉の特徴
というところだが、実は京都あたりでも硫黄泉と称するところはなくはない。しかし火山性ではないので湧出量が少ない。湧出量が少ないところへ人がいっぱいくるので殺菌どころじゃないわけだ。山陰の方へいくとラドンとかラジウムの系統が多い。実際行ってみると普通のお湯にしかみえないところもありどうなのか、という気がしてあんまり行く気がしなかったのだが、実は硫黄泉信仰を棄てさせた温泉がある。数年前に仕事で行ってた鳥取は、県庁所在地の中心駅のまわりが温泉地というなかなか珍しいところなのだが、モナークというホテルの地下にある温泉が、パッと見濁ってるだけの温泉にみえたが入ってみるとものすごく効いたのだ。草津温泉がよかったので硫黄泉を狙って入ってたことがあったが、硫黄を売りにしている温泉も硫黄が強いだけだとあんまり効き目がなく他の成分の濃さの方が重要なのかも、と思わせるようなことだった。
高槻の祥風苑
ということで京都からすぐ行ける範囲というと六甲山あたりの温泉がある。有馬温泉もそのひとつだ。そういうところにとりあえず行くのもいいかな、と検索しまくると、京都から大阪にはいってすぐの高槻にある温泉が濃いらしいという情報を得た。場所はあの三好長慶の芥川山城の麓。うーむ。芥川山城を見に行ったときには気付かなかった。というより気付いてもスーパー銭湯があるな、くらいの認識だったのかもしれない。そんなところにそれなりの温泉があるとはまったく思ってなかった。しかも検索しても評判がよい。値段も千円程度と、岩盤浴とかやってるところにくらべるとそんなに高くない。ということでとりあえず行ってみた。
外に温泉スタンドがあってナトリウム炭酸水素塩温泉とか書いてありそれだけみるとどうしても普通の温泉か、くらいにしか思えない。見掛けも温泉っぽい感じの屈折はあるが無色透明でにおいもなし。まぁ風呂に来ただけだなとおもったが、入ってみておどろいた。トロトロなんだが... いやこれは。すごい。
まぁ要はアルカリで溶かしてるだけなのかもしれないが、トロトロになってサッパリしてよいのでこれから頻繁に行くと思う。
三好長慶:諸人之を仰ぐこと北斗泰山 (ミネルヴァ日本評伝選)
- 作者:天野忠幸
- 発売日: 2014/04/10
- メディア: 単行本
三好一族と織田信長 「天下」をめぐる覇権戦争 (中世武士選書シリーズ第31巻)
- 作者:天野忠幸
- 発売日: 2016/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)