メモ@inudaisho

2017/06/24 はてなダイアリーから引越 / 君見ずや出版

YotaPhone3(Yota3) の中国国内向け発表会と価格・スペックなど

 (2017/9/20 各種報道で情報の欠を補う)

 2017/9/19夜開かれたYota3(YotaPhone3)の中国国内向け発表会で価格が発表された。何回も書くが Yota3 は中国国内向けのブランドで、中国以外向けのブランドは YotaPhone3 ということだ。

  • 国礼版(BRICS会議の引出物バージョン) 4299元 (約7.3万) (発売詳細は下の方に)
  • 標準版64G 3699元 (約6.3万) (10月発売)
  • 標準版128G 4299元 (約7.3万) (10月発売)

 この発表会はネットでも三媒体(QQ、京東、)で中継されていた。自分はQQのもので見たが途中で中継が切れてしまった。QQの中継には横にチャットがついていて集まった人が好きに意見を書いていたが、この値段が出るとお葬式状態になった。(中継が切れてもチャットは見える)

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どこまで信用できるかわからんが最初見たときの視聴者は一万程度

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終わりのころには22万弱になっていた

 ネットで見ていた人たちは自分も含めて事前に情報を集めすぎたクズばかりなので、CEO がダラダラとわかりきったことを紹介しているのに業を煮やしていたが、現地の聴衆にしても CEO の司会進行がそれほど目をひくものでなかったらしく、前列の偉いさんは最初の方から寝ていたらしい。

 さて、肝心のスペックだが、前回のロシア大使館でのお披露目で予告されたとおり、中国の通販サイト京東(JD.COM)で予約がはじまった。その予約サイトの情報を引いてスペックを紹介していこう。

 【YOTAYOTA3】【国礼版】YOTA YOTA3 双面屏阅读手机 4+64G 全网通【行情 报价 价格 评测】-京东

item.jd.com

 ちなみに今京東で予約できるのは 4299元のもの … つまり国礼版(BRICS会議の引出物版)である。国礼版と標準版で何が違うのか… それはまだわからない。(包装かな?)

要素
サイズ(mm) 153.6 x 75.2 x 7.9
重さ(g) 170
筐体の材質 金属フレーム
OS Android7.1
CPU Snapdragon625(MSM8953) オクタコア 2.0GHz
GPU Adreno 506
SIM DSDS(同時待受可能) / nanoSIM
副SIMはmicroSDカードと択一
LTE 中国三社(移动,联通,电信)を網羅
意味は少なくとも B1 B3 B38-41を確実に押さえている
→日本でも都市部なら問題ない
2G/3G 2G:GSM 850/900/1800/1900
2G:CDMA 800
3G:WCDMA 850/900/1900/2100
3G:CDMA 800MHz 1X&EVDO
TD-SCDMA1880/2010
RAM 4GB
ROM 64GB
microSDカード 最大128GB
前面 5.5インチ
1920x1080(FHD)
401ppi
AMOLED つまりサムスン有機EL
背面 5.2インチeInk電子ペーパー
1280 x 720 ? →これが正しければ282ppi
カメラ(前) 1300万画素 F2.2
カメラの素子は両方ともソニー
カメラ(背) 1200万画素 F1.9 二色LED
バッテリー 3300mAh リチウム 9V/2A
快速充電
無線充電 ×
無線 wifi bluetooth wifiホットスポット
NFC ×
USB Type-C 2.0
指紋認証
GPS
コンパス
磁気(ホールセンサ)
ジャイロスコープ
近接センサ、LED明滅、光センサ、重力センサ、録音

 背面のeInkについては京東には明記されていないが、他媒体の情報によると720p とある。eInk社の製品一覧(リンク)をみれば5.2インチqHD(960x540)のはず。どこから湧いてくるのかわからないが確かにYotaPhone3(Yota3)の背面は角が曲面になっているのでeInk社の特注品でもあるのかもしれない。(5.2インチのeInk社の電子ペーパーはガラスなので曲げれない)。わからない。そうであるなら282ppiとなり、eInk社の現行最高dpiのKindleなどの300ppiにかなり近いものになっている。

 8/23の情報では9/5に予約開始で9/19発売ということだったが、今となっては9/19予約開始で9/26発売とどんどん後ろにズレている。まぁよくあることといえばそうだが、どこまで生産体制が整っているんだろうか。前に書いたがこの発表会をおこなった重慶市潼南区でこれから工場をつくって来年後半にはその工場で生産したものを世界に輸出すると息まいている。できるのか?

 とにかく中国のネット上の意見は「高すぎ」「商業的に失敗する」「値下がりするのを待つ」というものばかり。同時期にハイセンスがほぼ同スペックの Hisense A2 pro (海信 A2 pro)をぶつけてきたこともあって、中国のネット上のスペック厨がブーブー言っている。 本当に大丈夫なんだろうか。

 とはいえ、商業的というよりも、中露二大国の思惑もからみ、政治的に後押しされてる感があるので、商業的には低調であっても生産は確実に行われるのかもしれない。その場合値下がりという形で手に入りやすくなるという可能性もあるかもしれない。プーチンの面子を立ててつくられたスマホには何が入っているのかな?

YOTAPHONE 2 (YD201) LTE, 32GB,SIMフリー Black [並行輸入品]

YOTAPHONE 2 (YD201) LTE, 32GB,SIMフリー Black [並行輸入品]

ルノー ウルトラライト7 のスポークが折れた話

 軽量小径折り畳み自転車のルノー ウルトラライト7 を買ったうれしさのあまり、壱岐対馬まで旅行に行ってみたことは既に書いた。

inudaisho.hatenablog.com

 ただ、旅行の最中から後輪の方からカラカラというような異音が出だしたのであんまり走りすぎないようにした。後輪の異音といえば価格コムにも異音のクチコミがある。

bbs.kakaku.com

 ここで言われているような問題ではなさそう。でも気になる。ということで、九州方面からの帰りに大阪のなんばにある輸入元の gic の直営店に持っていくことにした。ところが、日本橋のあたりをうろちょろしてる間にその異音が見事消えてしまった。うーむ? そのまま店に持って行くのも何なので、店の前を素通りして、近くの公園で点検すると、スポークが二本付け根から折れていた。

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これは公園ではなく店の近くで撮った写真

 つまりカラカラというような異音はスポークが折れそうな音であったようだ。amazon のレビューにもスポークを折った人がいて紙のようだと憤慨していたが、その人はどうもマジの自転車乗りだったようで最初25kmサイクリングロードを走ったとか3週間100kmで折れたとか書いてる。そんな激しい乗り方をしてるのが悪いんだろうと思っていたが、同じ事態が自分にもふりかかってくるとは思っていなかった。

 もっとも自分も変速つきの軽快車を常に一番重いギアにいれて走っていたので、車輪にかかる力からみれば似たような人種なのかもしれない。小径車は車輪にかかる力が大きいことは予想できるが、それで峠をくだったりするのは危ないしよくない行為だったのかもしれぬ。そのあたりはよくわからんが、5万出した自転車が一日100kmとか走ったわけでもないのに一週間もしないうちにこうなるのでは困る。

 ただ、この個体についてはなんか変なところがあった。箱から出して全体をみたときに、シートポスト(サドルの棒) を締めるところが白くなっていたのだ。うーむ。ひょっとしたらどっかの百貫デブがポチってちょっと乗ってゴネて返品したようなものがこっちに回されたのかもしれない。

 異音が消えたが、原因ははっきりしたのでとりあえず店に持っていったらそのまま預かりとなった。その日は土曜だったので、月曜になって製造元に問いあわせてどうするか聞くらしい。

 月曜になると電話があって、後輪を交換するとのこと。その部品を送るのに2-3日かかるということだった。それができたのが金曜で土曜(2017/9/16)取りにいった。うけとったウルトラライト7をみるとスポークの組み方が前とは変わって両側とも交差するようになっている。前は片面が直、片面が交差だったが片面づつ折れていたので組み方の違いはあんまり関係なさそうだがまぁそんな風にかわった。店に持っていったときはペダルも踏むごとにギシギシ言っていたのだが、今回受けとったときにはその音も消えていた。ついでにそのへんも整備してくれたんだろうか。

 まぁ何にしてもウルトラライト7に乗ってスポークを折る人種というのは一定存在するらしく、自分もそっち側の人種の可能性があるので次折れたときはスポークの交換をしてみたい。これがバリバリ走る自転車での事なら文句のひとつもつけたくなるが、軽量小径折り畳み自転車は目的が違う。せいぜい数キロをコチョコチョ走るあたりに真価があるので、スポークが少々折れたくらいなんともおもわない利便性がある。足のかわりとしてどんどん使っていきたい。

reMarkable の動画

reMarkable | The paper tablet

 reMarkable という 10.3 インチの電子ペーパーバイスのレビュー動画が 電子ペーパー情報サイト Good e-Reader に出てきたので紹介する。紹介といってもリンク張るだけだが。

www.youtube.com

 これはreMarkable単体の紹介動画でいろいろさわってくれてるので英語わかんない人でもだいたいわかるだろう。特筆するべきなのは描画性能で、絵を描くような感じで線を引ける。それがよくわかるのは次の Sony の DPT-RP1 との比較動画だろう。

www.youtube.com

 DPT-RP1 はPDFへの書き込みに特化しているので線種も多くなく、reMarkableと並べてそこだけ比較されると汚くみえてしまうが、そのかわりマーカーなどの機能は優れており、メモしやすい。reMarkable はどこにでも絵を描けるという感じになり、本にメモするという点ではちと微妙になる。目的が明らかに違う。

 ちなみに使われている eInk社の電子ペーパーのスペックを以下を参考に比較すると、

E Ink - display modules

製造名 インチ 素数 サイズ(mm) dpi E Ink Film Backplane
ES103TC1 10.3 1404 x 1872 157.25 x 209.66 226 Carta 1.2 Flexible
ES133TT3 13.3 2200 x 1650 270.60 x 202.95 206 Carta 1.2 Flexible

 このように10.3インチのパネルをつかっている reMarkable の方が 13.3インチのパネルをつかっているDPT-RP1よりもdpiが高い。そこが10.3インチの電子ペーパーバイスに注目する所以だが、この程度の差なら後は使い勝手だろう。

 ただしこの reMarkable、629ポンド(約9.5万)とまったくお安くない。まぁしかし iPhone X が14万もしたりするのもこれが高く感じるのも日本が沈没しつつあることの反映かもしれないとどうでもいい感じで締めておく。

ソニー デジタルペーパー dpt-rp1

ソニー デジタルペーパー dpt-rp1

百均のセリアのマクロレンズ

 某氏がしばらく前からドールにハマっていて、こないだドールの写真を撮るためだけに一眼レフを買ったらしいのだが、氏によるとスマホのカメラだと顔がでかく写るのでダメらしい。

 そんなら百均のマクロレンズはどうなんだろうとひそかにおもっていたのだが、百均のセリアに行ったとき、目に入ったので買ってきた。安いし。

 

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セリアで売ってたマクロレンズ

 早速開封してよくみるとレンズに指紋がついてる。まぁ中国製だからしかたないか。

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レンズに指紋

 拭くと細かい傷が入る。もともと入ってたのか拭いてついたのかよくわからないが、中国製だからどうでもいい。

 拭いたマクロレンズを YotaPhone2 につけて何か撮ろうと寄ってみると、うーむむ。ちょっと寄りすぎじゃないのかな。おもったよりも細かい写真が撮れる。

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液晶の格子が見える

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膝。毛や皮膚がよく見える

 少なくともお人形の顔を撮るためのものではないことがわかった。アリの観察とか紙の分析とか傷口の見物とかそういう用途かな。

 よくわからんのでとりあえずアマゾンで検索したら出てきたマクロレンズっぽいのをはっとく。百均のよりはもっとよく見えるんだろうな。

YotaPhone3 (Yota3) の価格と重慶市潼南区

 YotaPhone3 (Yota3)だが、京東(jd.com)に2017/9/5予約サイトが開かれるという情報が流れていたが、結局9/10現在まだ出てきていない。ロシア大使館が絡んでいたり、BRICS の会議で配られたりと政治的な道具として使われている感があり、そうそう商業的に計算されて出てくるものでもないのかもしれない。しかしとにかく確実な情報が足りない。価格についても先行して発表しているところがありネットの各種情報サイトはそれを鵜呑みにし、自分も怪しみながらも日本人には関係ないので記事にしているがあれはやはりニセであるようだ。そもそもロシアとか Yota 自体が飛ばしの情報を平気で出してくるという問題がある。

YOTA双面屏手机CEO张光强透露:YOTA3可能售价4000+搜狐科技搜狐网

 YotaPhone3(Yota3)の価格だが、8/23のロシア大使館での発表会で価格に触れられていたらしい。4000元強だそうだ。6.7万程度ということで、うーむ。やっぱり高いぞ。

 ロシア大使館での発表会だが、実はそこで重慶市潼南区との提携の発表がされていたらしい。その内容が9/1に改めて発表されている。

俄罗斯国礼手机YOTA正式落户潼南高新区-综合-潼南网

YOTA手机将在重庆建生产制造基地

 まぁ要約すると、重慶の潼南に10億元かけてつくられる先進技術工業団地に Yota 入りますので、来年2018年の後半には「重慶産」のスマホが世界に出まわります、という話。この9月19日にその潼南で国内向けの発表会があるのはその工業団地のお披露目も兼ねているということだろう。

 これらの記事の中で気になるのが「電子ペーパー面の解像度がYotaPhone2に比べて4倍になる」という所。YotaPhone3 の電子ペーパー面は5.2インチだが、これはYotaPhone2 の 4.7インチと比べると大きくなっているのだが、画素数は同じでdpi的には逆に低くなっている。eInk社に電子ペーパーの仕様が公開されており、これから世間に出るものについてはこれをみれば一覧できる。

E Ink │ Display Module

 みてわかるように新しい製品が追加されているわけでもなく4倍というのが何を意味するのか不明。来年そういう製品が出るということかもしれず、それだと今から出るのとは違うということになる。いろいろ謎である。

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(1980年代の米軍地図 1/500k)

 ガジェット記事的なことを書いたが、最後に重慶市潼南区について書かねばなるまい。重慶市というのは四川省湖南省の間の山の中にあるのだが、とにかく酷い山の中で、重慶以外はどうしようもない過疎地と言う他はない。それをなんとかするべく重慶とその周辺をひっくるめて特別市に格上げし、ものすごく広い市をつくって開発をすすめていこうというものである。で、潼南区であるが、地図をみるとまず国道が通っていない。歴史をみてもここが県に昇格されたのが20世紀初頭になってから。唐代に起源をもつ寺院があり、宋代につくられた大仏が名物になっているが、山の中の寺である。そういう辺鄙な地区だったが、2000年代以降の大開発時代に鉄道が通され高速道路が通されて開発の下地が整ったという場所。そういう国の動脈からとりのこされた場所は自分のような物好き旅行者にとっては垂涎の地で行けばかならず何かおもしろいうものがあるのだが、このように開発されるようになってはそういう面白いものは全て抹殺されてドシドシ新しいもので建てかえられているかもしれない。

 ただこのように地図をみると、場所としては四川盆地の中にあるのでゆるやかな山の中ではあっても可能性はあるのかもしれない。内陸のバンガロールのようなことを夢みているのだろうか。

 ま、そういう辺鄙な地区の開発のために工業団地をつくるということはよくあるが、Yota がそれにのっかるのもまた政治の道具的な面が強くみえ、4000元強の件も含めて YotaPhone3(Yota3) の事業が事業としてうまく行くのかなんというか微妙な感がある。ほぼ同じスペックでぶつけてきた Hisense A2 Pro の方がうまく行くんじゃなかろうか。