メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

熊野学研究センターの失敗の歴史 4 田辺の熊野歴史博物館運動

inudaisho.hatenablog.com いわゆる熊野地方には二つの中心都市がある。西の田辺、東の新宮だ。しかし、新宮にはてらいもなく「熊野の都」と公の出版物に書いてしまうほど熊野であることに自信があるのに対し、田辺は若干腰の引けたところがある。というのは…

大浜レクリエーションの森はいつできた?

新宮の海岸線は王子ヶ浜というが、その北側を大浜というらしい。そこに松林があり、レクリエーションの森という看板が出ている。 レクリエーションというからこれも瀬古市長のころの新熊野林間リクレーション構想関係なのかとおもって調べたらすこしちがった…

熊野学研究センターの失敗の歴史 3 小辺路は熊野記念館が初めて調査した

inudaisho.hatenablog.com 熊野学センターについてあんまりいいことを書いていなかったがここでいいことも書いておこう。いわゆる熊野参詣道、世界遺産に登録されているのは中辺路、大辺路、小辺路、奥駈道、伊勢路となっているが、その昔はあんまりはっきり…

新熊野林間レクリエーションエリアの現在

新宮のあたりをうろちょろしているが、毎夜車中泊で生活している。三菱のEKワゴン(新型の方)は車内はかなり快適にできているのだが、車中泊のことまでは考えて設計されていない。平っぽくははなるがデコボコしていたり傾いていたりするのでどうしても変な姿…

熊野学研究センター失敗の歴史 2 梅原猛と熊野学研究センター(仮称)

これの続編です inudaisho.hatenablog.com 熊野記念館計画からみくまの総合資料館計画へ 梅原猛 と 熊野学研究センター(仮称) 新宮への誘致とみくまの総合資料館計画の止揚 佐藤春陽市長時代 熊野古道の世界遺産登録 熊野川町との合併 国際熊野学会の設立 そ…

熊野学研究センターの失敗の歴史 1 瀬古潔市長の熊野記念館構想

熊野学研究センターの建設延期 新宮 熊野古道(熊野参詣道) レクリエーションエリアの新宮 瀬古潔市長 の熊野記念館計画 その後の熊野記念館 おまけ 熊野学研究センターの建設延期 新宮市立図書館が新しく文化複合施設の一部として建てられる土地の発掘調査で…

新宮市立図書館の蔵書数推移

新宮市立図書館にずっと通って郷土資料を眺めているのだが、一般図書の開架はちょっと古くてあまり使う気にならない。どれくらい古いかというとまぁ自分が高校・大学くらいのころ(90年代)からあんまり進歩してないような感じにみえるくらいだ。平凡社の『大…

熊野列石と宇久井半島の神籠石

最近新宮で郷土資料の最近の雑誌を眺めているので面白いと思ったことを書いていく。ただ車中泊生活でかつ新宮周辺は充電ポイントが少ないのでこうしてアウトプットしていくのもなかなか厳しいものがある。 那智と新宮の間に宇久井半島というのがあるが、那智…

歴史の道調査報告書

道というのは特に商業にとっては非常に重要なもので、商店の配置、ひいては町の構造などは道の従属変数である面が高い。駅前商店街の衰退も、交通手段が鉄道から自動車に交替したために、そこにあった賑いが郊外の大型商業施設や駐車場のあるチェーン店など…