メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

山国

大神系図の山国出身伝承

淺川道夫・前原康貴『丹波・山国隊 時代祭「維新勤王隊」の由来となった草莽隊』2016 通史部分の独自見解 「本苗大神山国家系図」 竹田聴洲の大神系図論文 奈良の富雄方面では山国出身伝承はまだ生きている 椿井政隆との関係 九州出身説について 山国の由来 …

正治二年官位次第の謎

正治二年官位次第 文化4年(1807)時点で既にあやしい 西尾正仁は室町時代後期に比定 加上の原則 政治的年代の確定 (20191102追記) この記事の意味 正治二年官位次第 京都の北の山国に「正治二年官位次第」という文書が残されている。要は由緒があるとされる名…

地下官人の近衛府官人(御随身・府随身)は朝廷の忍者?

近衛府官人の出身の謎 京都の水口家は甲賀出身 近衛府官人の三上家は豊臣秀吉の大名中村一氏の子孫 系図のあやしさ これだけでは忍者説には弱い 川上仁一と甲賀隊(甲賀勤皇隊) 「禁裏警衛の村雲流忍術」 近衛府官人(随身)と忍術 甲賀と禁裏警衛 近衛府官人の…

山国隊と地下官人

山国隊の結成動機 水口家は地下官人家 『地下家伝』の整理 水口家は士族になっている 山国と地下官人 山国隊と地下官人 山国隊の結成動機 こないだ吉岡拓の講演を聞いてきたことは書いたが、考証自体は正しいものの、彼は勤王で説明することに汲々として、な…

山国神社にあった江戸初期の世界地図

山国神社で江戸初期の世界地図発見? 10年くらい前の山国神社文書調査 「新発見」の明の地図 値打ちを認めたのは東大史料編纂所のチーム 例の樺山聡記者の「勤王の村」記事も同時期 山国神社で江戸初期の世界地図発見? 今年2019年の二月、山国神社で世界地図…

西尾正仁の由緒書研究と『禁裏領山国荘』

兵庫県立教育大学修士 西尾正仁 西尾論文の重要さ 「正治二年私領田畑并官位次第」の不審点 「伊佐波山宛行状」 実り多きすばらしい論文とその瑕疵 パクりの坂田 偽文書の指摘も竹田聴洲のアイデアの転用 全部借り物の坂田 (20190804 竹田聴洲著作集を借りて…

京都新聞「勤王の村」記事の謎 その4 研究者の偏執

これまでのあらすじ 天キチ吉岡拓 天皇の存在に違和感 逆憲兵吉岡 大原郷士の研究 空中戦坂田と逆憲兵吉岡の悪魔合体 これまでのあらすじ 京都新聞に「勤王の村」という歴史事実を偏って切り出しいたずらに山国を攻撃する謎の連載があったが、それは記者の樺…

京都新聞「勤王の村」記事の謎 その3 『民衆と天皇』

これまでのあらすじ 『民衆と天皇』 研究対象への興味のなさ 空中戦の坂田 「有力百姓」 光秀乱入事件 これまでのあらすじ 京都新聞に「勤王の村」という三回の連載があったが、内容は山国地方の歴史から歴史事実を偏って切り出して攻撃する謎の煽り記事であ…

京都新聞「勤王の村」記事の謎 その2 坂田聡と吉岡拓

ネタ元のふたり 坂田聡 吉岡拓 ネタ元のふたり 「勤王の村」記事が奇怪な論理で山国を攻撃していることは「その1」で書いたが、それは阪大卒の樺山聡記者の一知半解無知無能によるものであろうか? 実はそうではない。樺山聡記者は関東出身で京都の田舎に特…

京都新聞「勤王の村」記事の謎 その1 樺山聡記者

京都の北の山の中の山国 山国の由来 山国の価値 「勤王の村」記事 上 20年の熱意 中 揺らぐ既得権益 下 山国隊の実像 樺山聡 記者 京都の北の山の中の山国 山国の由来 さて家のあたりのことを指して山奥山奥と何回も書いているが、その山奥というのは京都市…