メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

新刊案内

君見ずや出版 今週は2冊。いろいろ関係ないことをやってたからこれでも多い方か。 『百鬼夜行絵巻 国会図書館所蔵「亥」本「す」本』 百鬼夜行絵巻は室町時代から明治大正のころまで絵師たちによって模写されつづけていた絵巻物。最初に誰が描いたのかもはっ…

Rovert D.Crews ”Afghan Modern: The History of a Global Nation”

大学の図書館というのは卒業しても卒業生利用証というのをつくれば使えるところが多い。自分の出身大学などは申請さえすれば永久に使える利用証をくれる。こないだ大学の図書館に行って開架を眺めていたらこういう本が配架されていた。 去年出たばっかりの本…

幕末実戦史

国立国会図書館デジタルコレクション - 幕末実戦史 こういう本がある。江戸開城後もたたかった幕府洋式部隊の記録をふたつまとめたもので、大鳥圭介の南柯紀行をメインにし、附録として今井信郎の衝鋒隊戦史がつけてあるものだが、これが問題の多い本である…

今週の動向とAmazonの反応

君見ずや出版 さて今週の新作はゼロ。というのも左に見える 科学少年社編輯部『飛行機に乗れるまで』の表紙が表示されないままだったからなんかバカらしくなってきて放置していたのだ。一応苦情を出してみたら Amazon の返事はごく普通で、調査中だから5日く…

OCRして画像対校できるWindows10向のuwpアプリをつくった

しばらく無料のOCRを試していてマイクロソフトがWindows8あたりから使えるようにしてる Windows.Media.Ocr が結構すごいということがわかったのが前回までのあらすじ。 タダOCR比較その2 - メモ@inudaisho 自分が試した昭和10年代の本では Google 様の tesse…

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君見ずや出版 今週は二冊。 横山大観『輝く大八洲』昭和16年(1941) 岡倉天心の弟子で日本画の巨匠・横山大観が作った絵巻物。横山大観の父親は幕末水戸で活躍した志士ということで大観も親の影響でか勤皇思想が濃く、昭和10年代の空気に異様にマッチしていた…

Archive.orgの群書類従

群書類従 - Wikipedia Wikipediaの「群書類従」の項目の下にArchive.orgへのリンクがはってある。 群書類従、続群書類従、続々群書類従、新群書類従 - トロント大学所蔵、Archive.org トロント大学の東アジア図書館にあるものがごっそり電子化されて公開され…

タダOCR比較その2

タダOCR比較 - メモ@inudaisho さて前回にひきつづきおなじ実験を試みる。今回の選手。 tesseract 3.04.01 Debian sid Microsoft Cognitive Services - Computer Vision API Google と Microsoft、世界のビッグデータを握る二大巨頭の最新の研究成果の頂上対…

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君見ずや出版 今週は三冊。 新井芳宗『撰雪六六談』明治25-26年(1892-93) 新井芳宗(1863-1941)は月岡芳年の弟子。父親が国芳の弟子の歌川芳宗で芳年とは同輩にあたる。息子は芳年の弟子となり、父親の死後二代目歌川芳宗を襲名したという次第。この撰雪六六…