メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

Kobo Forma の 8インチ 300ppi 電子ペーパー

 中国の端末業者などがこぞってeInk社(台湾 元太科技) の 7.8インチ電子ペーパーを採用した端末を発表しているところでその最大の300ppi電子ペーパーを先駆けて採用していた Kobo はどんなものを出してくるかとおもっていたが、案に相違してそれほど差のないものを出してきた。8インチだそうだ。

corp.rakuten.co.jp

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 Oasis の応用かな。見開きに対応ということだが、だいたい6インチの画面を二つ並べたのと同じくらいの大きさのはずだ。だいたいの目安だが、既存の電子ペーパーでは 6 < 7.8 < 10.3 < 13.3 でそれぞれ小さい方を二つ並べるとだいたい大きい方の大きさになる。

インチ 素数 ppi 端末
8 1440 1920 3:4 (0.75) 300 Kobo Forma
7.8 1404 1872 3:4 (0.75) 300 Kobo Aura One
7 1264 1680 79:105(0.752) 300 Kindle Oasis(第2世代)
6 1072 1448 134:181 (0.74) 300 いろいろ

 Kobo でこれってことは Kindle がもし新しい端末を出したとしてもそんなに突飛なものが出てくるともおもえないということになるだろう。カラー電子ペーパーのACePは画面の切替にやはり時間がかかるようなのでそっちも電子書籍端末に降りてくるのはまだしばらくかかるだろう。これはもう既存の電子ペーパーを使った応用品では新勢力となる Dasung の7.8インチ端末の出来に期待だな。

Kindle Oasis、電子書籍リーダー、Wi-Fi、32GB

Kindle Oasis、電子書籍リーダー、Wi-Fi、32GB

ルノー ウルトラライト7 のスポーク折れを修理に出したその後の経過

 8月初頭に自転車を出してからいろいろあったのだが、台風があったり AtCoder にハマったりしてたので書く機会がなかった。一応書いておくと、結果的に自転車屋のお墨付きで各部品の交換となった。

 8月頭に自転車をあずけてからお盆すぎまでほぼ連絡がなかったのでなにか騙されたのかとおもって焦ったが、そういうわけでもなく、お盆を挟んでスポークの取り寄せに時間がかかったらしい。自分としては13号のスポークを切ってつけなおしてくれたらそれでいいというつもりだったので、何をしてるのかと焦ったのだった。自転車屋のいうところがなかなかおもしろかった。どうもこの ウルトラライト7、中国か台湾かしらんがそっちの方に製造を依存してるので、ハブの供給先が安定せず、一時期は三種のハブを併用していたらしい。ハブによってどこが中心かというのは変わり、それによってスポークのバランスも変わることもあるという。自分の個体はバランスが反対になってたというので、スポークの長さを調整するためにひねって交差させる特殊なはりかたをしていた。そうしてから渡す前に試乗してみるとサドルもハンドルもすぐに下がるがこんなに下がらないという。そんなもんかとおもっていたが、比較的大事に乗ってるようにみえるのにこの状態というのは、なんぼなんでもひどいらしい。部品は大量生産品だとはいってもどうしてもバラツキはあり、これとこれなら合うというような相性がある。どうもアマゾンで買ったこの個体、ハズレの部品の寄せ集めだからこんなにひどいのではないかという話だった。まぁ買ったときからなんかサドルが下がりやすいなとはおもっていたがやはりちょっとおかしいのか。

 この自転車屋、リコという大阪を中心とした自転車屋のチェーンの京都の円町店だが、ウルトラライト7を企画している gic (オオトモ)も大阪の会社なので、取引があって融通がきくらしい。名前出してもいいよということなので、スポーク直ったならもうどうでもいいんだがとは思いつつ gic に電話してみると、どうも見てくれるらしい。それで、なんばの店に持っていって、これまでの経緯とあちこちゆるいということをいうと、まぁ置いてけ、ということだったのだが、二日くらいして夕方にできたという連絡があった。台風21号が翌日来るので悠長にはしておれずいそいで取りにいった。

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gic の難波の店

 さて、受けとると同じ個体かとおもうほど、やたらしっかりしている。どうもハンドルの付け根のあたりとかゴッソリ交換したらしい。そのわりによく落ちると言っておいたサドルは締めただけだっただが、こっちもよく落ちるようならまた持ってきてということだった。ということで、スポークが直ればそれでよかったのだが、それだけで済まなかったということだ。ちなみにスポークの折れて修理したところだが、gic 的には交換という扱いらしく、また車輪まるごと交換されていた。うーむ。去年ここで交換したのは何だったのか。よくわからない。自転車屋の説明と輸入販売してる方の説明は両者の見えてる範囲が違う以上、整合はしないから何が正しいかはわからないが、ま、直ったようなのでこれでよしとしよう。

 しかし翌日からの台風でひどいことになったり paiza や AtCoder やったりしてたので乗る機会がなかった。これからもしばらく乗る機会ないかもしれない。折れたスポークは金出したら交換できるが、天候はどうもできない。

AtCoder ABC111 3完

 今回はなんか簡単だったような気がするが気のせいか。とはいえ単なる3完。ABは10分でやっつけたがCの場合分けに手間どって提出した時点で開始から一時間弱かかってる。Dはなかなか問題の意味が理解できず、絵を描いて最後の方になってようやく意味がわかり、とりあえず不可の条件だけ出して提出しといた。ACも結構あったところをみるとまぁ条件としては悪くなかったんだろうが全体としては当然WA。つらい。

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 Dはたぶん解法見たとしてもなにか書くほどのこともないだろう。単に手が遅いだけだ。レーティングはまだ400越えれない。まぁ群盲象を撫でる式だからしょーがないか。もっと問題をプログラムに落とすのに慣れるしかないな。

 (追記20181002 結局わからず解法みた。なるほど。考え方が迂遠だった。解にたどりつかないわけだ。)

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 しかし AtCoder、やってるうちに頭の霧が晴れるような感じがしてよい。若年痴呆防止に続けるとよさそうだ。

頭の霧が晴れるとか書いてるうちは水色も無理だな...

↓実はまだこの本見てない。買うと近道なんだろう。

プログラミングコンテストチャレンジブック [第2版] ?問題解決のアルゴリズム活用力とコーディングテクニックを鍛える?

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YotaPhone2 の真の後継機 Yota3+ 販売開始

 こないだ書いた Yota3+ の件だが、ついに注文サイトがでてきた。YotaTechnologiesのサイトにリンクがはられている。

YotaTechnologies News

 リンクとしては四つある。

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 (その後10月頭には日本からでも注文できるようになっていた模様。20181007現在、日本へは送料220HKD、クレカ手数料93HKDで128GB版の場合合計して3193HKD (46336円20181007Google)。実際に注文した人のブログによると、国慶節が遅れるとのことなので国慶節明けの10日くらいから開始だろうか)

 お値段は128G版が2880HK$(41802円 20180928Google)、64G版が2480HK$(35995円 20180928Google)。「限量体験版」と書いてあるのが謎だが、香港の電脳祭に出した余りだろうか。英語サイトのショッピングカートに追加すると送り先が香港とロシアしか選べない。ロシアの場合送料280HK$(4063円 20180928Google)になるが2-3週間かかるらしい。他地域へも送るのでその場合はメールしてねと優しく書いてあるので聞くしかないが、まぁ主要顧客はロシアだと踏んでいるんだろう。xdaの掲示板にも全然情報がないのでこれはリンクでも貼ってやると誰か買って確かめてくれるかもしれない。香港サイトの方は受取方法が「自取」とあるので、店まで取りにこいということか。これはなじみの転送業者とかないと無理かもな。自分が行くという手もある。旺角電腦中心なので行きやすいところにある。というかそういうところで売り出すあたり秋葉原日本橋イオシスみたいなところに流れた感じなんだろうか。

(追記 メールの返事が早速返ってきたけどお店では明日(2018/09/29)売り出すらしいゾ)

 中国本土で出した Yota3 が大コケしてものすごい赤字を出したのだが、10月には次の新商品を出すはずなのでとりあえず Yota3 の在庫をさばく必要があるというのは容易に推測できる。だからどこまで本物なのかという疑いもあるのだが、たとえば LinkedIn の元 Yota-Devices のところが今は Yota Technologies になって Yota3+ の宣伝もしてるのでまぁそこまで裏をみなくてもいいのかもしれない。

Yota Technologies | LinkedIn

 そもそも YotaPhone2 のAndroid6 へのアップデートなどは中国側の事業が動き出してからやってるので、開発元が YotaPhone にかける熱情は並ならぬものがあるとみてよいだろう。中国側がコケて、在庫整理で出番が回ってきただけかもしれないが、この一年裏で出番が来るかどうかもわからないのにこっそり開発していたとすれば、泣けてくるものがあるな。

 ただ一点気になるのは、9月頭に YotaTechnologies のサイトにメールで質問したら10日くらいして帰ってきたんだが、宝力のメアドで返ってきて、YotaTechnologies のサイトはアフィリエイトみたいに書いてた事だ。中国人らしい面子でそう書いたのか、事実そうなのか... ただ、中国側の合弁企業の宝力が一枚噛んでいるのはそもそもYota3の機械を使っているのだからありうることではある。

 一応128Gの方の英語のスペックをコピペしとく。

YOTA3+ will continue to adopt a dual screen design in shape design. The new machine has a 5.5-inch, 1080-inch AMOLED screen on the front and a 5.2-inch E-INK screen on the back.
network technology  
GSM / HSPA / LTE
Launch announcement 2018
Status Available in September 2018
Body Dimensions 153.6 x 75.2 x 7.9 mm (6.05 x 2.96 x 0.31 inches)
Weight 170 g (6.00 oz)
Build front/rear glass (gorilla glass 4), aluminum frame
SIM card Dual SIM card (SIM nano, dual standby)
Display Type AMOLED capacitive touch screen, 16M color
Size 5.5 inches, 83.4 cm 2 (about 72.2% screen to body ratio)
Resolution 1080 x 1920 pixels, 16:9 ratio (~401 ppi density)
Multi-touch
Protection Corning Gorilla Glass 4
 - Secondary permanent grayscale capacitive touch screen, 720 x 1280 pixels (282 ppi), 5.2 inches
- Yota OS 3.0
Platform OS Android 8.1 (Nougat)
Chipset Qualcomm MSM8953 Snapdragon 625
Central Processing Unit Octa-core 2.0 GHz Cortex-A53
GPU Adreno 506
Memory card slot
Internal 128 GB, 4 GB RAM
Main camera single 12 MP, AF, f / 1.9
Features Dual LED Duotone Flash, Panorama, HDR
Video 1080P @ 30fps
SELFIE CAMERA Single 13 MP, f / 2.2
Video
Sound alert type vibration; MP3, WAV ringtone
Speaker
3.5 mm jack
 - Active noise reduction using a dedicated microphone
COMMS WLAN Wi-Fi 802.11 a / b / g / n / ac, dual band, WiFi Direct, hotspot
Bluetooth 4.2, A2DP, LE
GPS, yes, using A-GPS, GLONASS
NFC is
Radio frequency radio
USB Type-C 1.0 Reversible Connector
Features Sensor Fingerprint (front), accelerometer, gyroscope, proximity, compass
Message SMS (thread view), MMS, email, push email, instant message
Browser HTML5
    - fast charging
- MP4 / H.264 player
- MP3 / WAV / eAAC + / Flac player
- Photo/Video Editor
- File viewer
Battery Non-removable Li-Po 3300 mAh battery

600ppi/400ppi の高精細電子ペーパーについて(訂正) ジャパンディスプレイをずっと大日本印刷と間違えていた

 去年の6月ごろ、JDI( ジャパン・ディスプレイ )と eInk社(台湾 元太科技)が協力して600//400ppiの高精細の電子ペーパーの開発に成功したのだが、その件について去年のかなり早い時期から大日本印刷とのコラボと勘違いしてずっと大日本印刷大日本印刷と書いていた。うーむ。まぁ一人で書いてるし誰もコメントしないから間違えても気付かないということなんだろう。去年の6月7月ごろも非常に忙しく、大日本印刷とeInkとのコラボの服飾関係もあったのでそれで頭の中でごっちゃになっただけかもしれない。ということで全部直した。

 それで最新情報はないかと探してみるとこんなのがあった。

電子棚札向け30cm-wide高精細電子ペーパーを開発

   ここで「高精細」と言ってるのが198ppiということで、400ppiどころか今電子書籍端末向けの最高画素密度の300ppiにも及ばない。ただ混色できるTritonということでそのへんが技術的限界を生み出しているのかもしれない。色があるほど目が錯覚してくれるので少々荒くてもよさそうではある。しかしカラーの方を目指しているとなると高精細化はやはり遅れるのかもしれない。

一〇〇年目の書体づくり―「秀英体 平成の大改刻」の記録

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