メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

YotaPhone3が中国の博覧会に出るらしい

YotaPhone3 пробует закрепиться в Китае | Реклама Маркетинг PR - SOSTAV.RU
 さてタイトルの通りだが、YotaPhone3 がついにその姿を現わすらしい。上記記事によると6/15-19中国のハルビンで開かれる第四回中露博覧会でお披露目され、9月に販売されるという。リーク元はYotaDevicesの大株主。
 露→英機械翻訳をもとにしてるのでなんか意味の通じないところもあるが、64GBモデルと128GBモデルがあるらしい。意味の通じないのは128GBのは古いモデルで450ドル程度、64GBのは新しいモデルで350-400ドル程度というところなんだがこれはYotaPhone2の128GBモデルとYotaPhone3の64GBモデルがでるということなんだろうか。不明。もっと詳しい情報が出てこないとなんとも言えない。ただこのボンヤリした情報でもはっきりしているのは、中国マーケットをメインターゲットにし、ロシア向けはおまけみたいなものになるというところだ。

 ロシアは政治的には依然として大国であり、最近はロシア帝国ソ連的な挑戦的な国に戻りつつあるが、GDPは韓国程度ということを考えるとなかなかおもしろい。中国は歴史的には世界経済の中心の一つであり、19世紀までは中国へ至る道をどう確保するかが世界史の焦点の一つであった。ロシアは毛皮を求めて東方進出した末に清朝と直接接触をもち、それ以来北方での制限貿易を享受していたわけで、そういう時代に戻っていくんだなぁという事を実感させる。

 まぁそういうヨタ話はさておき博覧会のサイトをみつけた。
中国―俄罗斯博览会
 ほんとにあるのかなー? ロシアだから飛ばし記事の可能性もあるしなー
 ということでこの記事書いて途中でほうりだして帰ってから調べてみたんですがロシアからの出展者の中にYotaDevicesはありませんでした。どういう名義で出すんだろ。やっぱり飛ばし記事か?

Koboのストアにある英語のパブリックドメイン

 ちょっと前に kobo glo HD を買ったがどうも使い勝手がわるくてあんまり使っていなかったのだが、YotaPhone2 を読書端末として活用しだしてeInkもなかなかよいということがわかって来た。そういうことで kobo glo HD が使えたらよほど便利だろうとおもいだして取りだしたのだが、とりあえず無料タイトルとなると青空文庫をそのままKobo化したものがでてくる。青空文庫は内容が偏っていて発掘し甲斐がないので、青空文庫を探るくらいなら中国の歴史・古典系共有サイトを探した方がよほどおもしろいものがでてくる。(何かにつけて青空文庫をdisるスタイル) それならとりあえずKoboストアの英語はどうだろうととりあえずアフガニスタンで検索してみると出るわ出るわ続々と古いタイトルがでてきた。なかなかいい感じなので自分が読みかけて放置してた19世紀の本をためしに数冊落としてみて内容をみると、表紙・タイトルページなどはスキャン画像そのままだが、本文の方はほとんどテキスト化されているようだ。お、これは使えるか? と読みすすめてみると実際のところはまったく校正されていないOCRテキストであった。その出所も Archive.org で、機械的OCRしてそのまま放置されてるものをそのままKoboで読めるようにしたものだった。英語のテキストであっても19世紀の古い本だとOCRの結果がおかしいのできちんと校正しないと読めないのだが、ジャンルがマイナーすぎて誰も校正しない。それがそのままKoboにもってきているわけで、そんな中途半端なもん出すくらいなら画像のままのファイルでやってほしいところだ。
 とはいいつつも、国会図書館の画像のように見開きそのままの画像のものをみるときは大変みづらいので結局またお蔵入りとなる。なんとかならんのかな。Kindleにはそういう見開きの画像を半分にしてくれる機能あるんだろうか。要は eBookDroid みたいなのが動けばいいだけなんだが、まぁつまりその要求をみたすものは中国の電子ペーパー端末しかなく。

Hisense A2

海信商城 - 海信(Hisense)A2 背面墨水屏手机,健康不伤眼、更省电、阳光下更清晰!双面触屏,双模触控! 双面接听,任意接打-海信商城
 Yoyaphone2 の後追い機種である Hisense A2 の直販サイトの存在に気付いた。製造元の海信のサイトで2999元。5万円程度。AliExpress でもだいたいそれくらいの値段で売っているので日本でも物好きが買うかもしれない。スペック的にはCPU以外は Yotaphone2 をひとまわりよくした感じになっている。CPUはちょっとよくないということで、
海信a2吧_百度贴吧
 百度掲示板ではあんまり評判よろしくない。YotaPhone2 が比較対象になるからだろうか。まぁもっともYotaPhone2が安値でバラまかれていたのは Hisense A2 潰しが目的な気がしないでもないのでこういうところでも悪評を流すのにがんばってるのかもしれない。日本の某巨大掲示板でもよく見た光景だ。
海信双屏手机A2体验 省下一部Kindle钱_手机评测_手机信息网
 実際にいじっているこの映像をみるとそんな悪くないようにみえる。背面から操作するという謎機能の実演など意欲的でおもしろい。日本で使えるかどうかだが
blog of mobile » Blog Archive » デュアルディスプレイを搭載したHisense A2を発表、有機ELと電子ペーパーを搭載
 ここの周波数が正しいとすると、まぁ YotaPhone2 中国版とおなじでLTEのB1とB3、3GのB1が使えるので都市部なら問題ない。3GのB5に対応しているようなので、ゴニョゴニョできればプラスエリアも解放できそうだ(可能性)。しかし気になるのが

CDMA2000 800(BC0) MHz

って書いてあるということはつまりauでも通話できるということなんだろうか? auはつかってないが今月東京でまた金稼いだのでもうすこし値段下がったら買うかもしれない。
「爱玩客iVankr出品」Hisense海信A2测评:国产“YotaPhone”表现如何? - YouTube
 中国人のYoutuberが検討してるがまぁ結論としては「700元くらいのスマホKindleを別々に買う方が安い」ということだった。中国の家電大手が続々とスマホに参入してるけどどれもこれも成功しておらず海信(ハイセンス)も去年A1を出したがハイエンドを行きすぎてうまく行かずこれも高いということらしい。

 ところで Yotaphone3 の消息だが...
YotaPhone 3 ще е на пазара до 1 година : Chronicle.bg
 今年の夏に予約開始のはずだが、最新情報では半年から一年かかるかもしれないとか言っている。ダメかもしれない。

京都市右京中央図書館

 一括寄贈されていた桑原武夫旧蔵書を一職員の一存で一括廃棄したことで急に有名になった右京中央図書館だが、よくつかっているので利用者としておもうところを書いておく。
 右京中央は市レベルの図書館の割には専門的な本が置いてある方で、調べものするときに間にあうことがある。京都資料の棚があって開架されている郷土資料はなかなか多いところなどはよい。京都の郷土資料は府立総合資料館が一番多かったがここは新館建設のために閉鎖されたのでそういうのを探すなら府立の郷土資料コーナーかここか市中央ということになる。電源付きの机のある勉強部屋みたいなところがあるのだがここは郷土資料・参考図書を使う人だけしか使えないという建前で、そういう建前がわりと守られているので利用者はかなりすくない。資格の試験勉強をしてるような奴は少ししかいないのだが必ずいるのがおもしろいところだ。分厚い一般図書を持っていって使わせてくれといっても断わられる。一般図書の方には机と椅子があるのでそっちをつかえということだろう。
 国会図書館デジタルコレクションの図書館送信が見れる端末が二台ある。デジタル検索資料(聞蔵など)の端末がその二台を含めて四台あるがいつ行っても多くて一人くらいしかいない。図書館送信などは半日占拠して使っていても何も言われなかった。あんまり使われてない原因の一つはディスプレイの画素数の低さだろう。いまだに1024x768なので、高画素数を前提とした今のデジコレの画面設計からすると実に不便であって最初は文句タラタラだったが、使いづらいから使われていないんじゃないかと気付いてからこのままでいいとおもうようになった。いつ行ってもすきなだけ使えるというのは大きな魅力だ。もっとも府立図書館の図書館送信の端末でもそんなに使われてないのでそもそもそんなに活用されていないのかもしれない。府立図書館は一枠一時間を二回という制限があって不便だが、そういう予約システムを構築してしまっているので今更変更できない。右京中央の送信図書受付システムは紙で管理してる原始的な運用なので現状に応じた柔軟な対応ができるところはよい。
 過去の新聞記事の検索は 朝日>読売>>>>>>|越えられない壁|>>>>>毎日 だが、右京中央の端末では過去記事は検索できない。契約してないんだろう。自分の言う過去記事は戦前の記事なので、まぁ市民レベルではあんまりつかわれないからいらないということなんだろう。
 その四台しかない電子リファレンスコーナーのとなりにDVDかなんかを見るブースが何個もあってそちらは盛況である。ネットをみる端末なんかもその近くにあるが使ったことないので使い勝手はわからない。どうでもいい。
 自分のよくつかうのは参考図書コーナー周辺だがその反対側の隅に桑原武夫コーナーがある。常にカーテンが閉めてあるのは直射日光を避ける目的だろうがもともと展示室として設計されているような感じではないから空間が死んでいてもったいない。ところで館長の中西進は自分用のささやかな展示コーナーをもうすこし入口に近いところに作っているのだが、桑原武夫のコーナもあの程度の規模にしてしまった方がいいだろう。自分は桑原隲蔵には興味があるがフランス屋の息子の方は全然興味がないのでどうでもいい。桑原隲蔵東洋史関係旧蔵書12457冊は桑原文庫として京大文学部書庫に置いてある。眺めたことはある。