メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

アイデアソンへの参加はやめた

「Code for 青空文庫」アイデアソン #1 : ATND
 これ、一応参加申請してて最初の50人の中に入っていたのだが、主催の人とちょっとやりとりしてみてやめることにした。電子書籍で稼ぐことに関心がなさそうだったので行ってもしょうがない。面倒くさい連中とやりとりするくらいなら外から意地悪なことを無責任に言ってる方が楽だ。

 まぁしかしいろんなことを言ってる人がいるが、そもそもたいした危機じゃない。青空文庫のDB鯖なんて一ヶ月や二ヶ月停止しても大丈夫だろ。工作員の作業に差し支えがあるだけで、しかもその工作員は無料奉仕。ビジネスじゃないんだから周知さえしておけばしばらく停止しても問題ない。見るだけタダの連中にとって重要なデータはweb鯖にあるデータで、こっちは全コピーしてどっかのレンタル鯖に置けばそれでおわり。一回バックアップしたらあとは煮るなり焼くなり好きにできる。青空文庫の作業で一番大変なのは無料奉仕の工作員各々の入力作業で、青空文庫はそれを管理してるだけなんだから、大した手間じゃない。改善にはいろいろ考えられるが、それを実現できる人が青空文庫の中にいない。危機なのは技術をわかる人がいない青空文庫の体制だ。それを救ってほしい...つまりただの求人だ。
 要はエンジニアが欲しいだけで、そのエンジニアを確保するのにこういう面倒くさい擬態をしてるわけだ。はぁー面倒くせぇ連中だ。

 どっかのデカいIT企業に宣伝に使っていいから安くして、みたいな契約をもちかければそれで済む話じゃないのか。すくなくともエンジニアの質は確保できる。最悪の事態がおこっても復旧してくれるだろう。バックアップとかしない詐欺IT企業はできないかもしれないが、そもそも中小企業にそういう話をもちかけるのは経営的に酷な話だ。一人でやってるエンジニアなんてピンキリだし、エンジニアの質は外見ではわからない。自分たちでできないのならちゃんと金を払うか、そういう交換条件で継続をはかるかした方がいい。

 そもそも富田倫生さんが一人で今まで仕切ってたというなら、もうやめてしまった方がいい。同じ体制をつづけようとするなら、富田さん一人がやってた仕事と同じ額のコストがかかる。死にかけの人間が死ぬ気でやってた仕事と同じ額だ。そんなの代替できるのか。システムに奉仕していた奴隷が死んだから新しい奴隷を募集する...それでいいのか。営利企業じゃないんだからもう奉納されたテキストは他のサービスに移してしまえばいいのではないか。
 しかも金のことについていえば死後はかなり怪しい。青空文庫の会計報告は2012年度分で止まっている。なぜか未来基金の方も2013年第三四半期以降会計を公開していなかった。青空文庫の方は富田さんが死んだからと言い訳できるが、その死後つくられた未来基金は言い訳できない。指摘したらあわてて連絡してきて釈明したのが更に怪しい。何か他の活動資金に流用してないだろうな。



(2015/06/25 追記)
 この後こういう記事を書いたがこの5/29時点でも青空文庫の会計ページからこの昨年度会計ページへのリンクは更新されていなかった。
青空文庫と未来基金が会計を公開したらしい - メモ@inudaisho
 最近になってこの会計ページをみるとなんとヌケヌケと

更新履歴:「青空文庫
   2006(平成18)年10月
   2015(平成27)年5月10日修正
2015年5月10日作成

 と書いている。5月10日作成したのなら、この日記を書いた時点で表紙から見えないということはないはずだ。青空文庫本体が会計を毎年度やっていることについて疑いをもっていないが、その情報をサイトに反映する人間は欺瞞を平気でやる連中であるようだ。これだから活動家は...