メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

中国のBoox販売店藍加白があげている動画など

 広州文石( Onyx )の Boox シリーズといえば Android が動いてる eInk 端末として有名で、日本ではSKTNETSHOPとかその関係者とおぼしきチューリップ商人のブログとかが情報源になっているがチューリップ商人にしても動画は無駄なとこに凝りすぎてあんまりよくわからん。ということで中国で探してみたら似たようなのがあった。

 上海の藍加白というのがどうもそういう eInk 端末のネットでの販売に力をいれているようで、最近は Boox に注力してるらしい。彼等の言うところでは Boox シリーズの売上の半分は自分達だということでまさに「オレが育てた」といいたいらしい。それはともかく、ビリビリ(中国のニコニコ動画)に詳細な商品紹介の動画を公開していた。

 特に高額商品の13.3インチのBooxMaxCartaの紹介には22分もかけてあってなかなかわかりやすい。

 (Youkuとかにもあるがビリビリが使いやすい)

 これでわかったのは、中国で想定されてる使い方はいずれソニーのeInk端末を模倣しているにせよ、テキストの閲覧というよりはPDFの閲覧をメインにしてるっぽいことで、そのあたりはなかなかよい。まぁテキストだけ読みたいならKindleスマホのように小さい端末でよいわけでデカい端末がほしいということは画像化されたものをみたいからなんだろう。しかしいきなり張国燾か...

 ちなみに藍加白の天猫モールの説明をよくよくみてると海外への配送は300元でやってるらしい。海外・台湾顧客への注意として倉庫は広州を選ぶのがコツらしい。中国のネット通販は盛り沢山のおまけがついてるところがあるが、藍加白もやたらいっぱいおまけがついていて、その中に文石製のBluetoothコントローラなんてのまである。なんかみてるとほしくなってくるな。新型が出てもSKTにはすぐにでてこない。N96 Carta とかはSKTにはない。

 あとこれは Boox N96 を藍加白から買った人がiPadを横にならべて比較しているもの。並べて操作されると正直きついな。ただしこの動画は藍加白がどんな風に梱包して送ってくるかがわかるのがよい。こんだけ盛り沢山つめこんで送ってきたら壊れにくかろう。

 ビリビリのいろんな動画を小さいeInk端末で無理して見ているもの。

都営まるごときっぷ

 東京での一日乗車券というとメトロの600円、JRの750円くらいしか気が向いてなかった。都営地下鉄はなんというか微妙なところを走っているからだが、東京を離れる前に港区方面の図書館に行くことがあって、そのとき都営の一日乗車券を買ってみたところ、地下鉄だけのは期間限定で、都営地下鉄・都電・都バス・舎人ライナー込みの「都営まるごときっぷ」という形で売っていた。700円。
都営まるごときっぷ(1日乗車券) | 東京都交通局
 しかし都営地下鉄に都バスを組み合わせたものが非常に使えるということはそのときにわかった。都バスも頻繁に走っている路線があるのでテクテク歩いていくよりはバスを使った方が時間の節約になる。ただ都営地下鉄自体が変なところを走っているのでやはり都営地下鉄は微妙でもある。都営だけの一日乗車券なんか都営の沿線の人しか使い道ないんじゃなかろうか。ちなみに都バスのみの場合は500円の一日乗車券が売っているので長距離移動することがなければ都バスだけで移動するのもいいかもしれない。とにかく地下鉄は地下に潜らないといけないので穴の入口に立って下に向かう階段を見るだけで面倒な気分になってくる、というのがバスを乗りまわしたあとの感想だ。

Boox Monitor の噂

Leaked Spec Sheet Reveals the Onyx Boox Monitor - 13.3" Screen, Android 6.0 Marshmallow, and a 1.8GHz CPU | The Digital Reader
 mobile read掲示板にリークされた情報によると広州文石には新しいeInk機器の計画があるようだが、それはリーダーとディスプレイを兼ねたものらしい。どこまで本当なのかただの観測気球なのか全くわからんが、見たらわかるスペックをわざわざここに書き上げてみると

CPU クアッドコア1.8GHz OS Android6.0
RAM 2GB スピーカ
ストレージ 16GB+MicroSD マイク
ディスプレイ 13.3インチCarta 実体スイッチ メニュー、戻る、前頁等
素数 2200x1650px USB MicroUSB+HDMI
タッチパネル 電磁誘導式 イヤホン 3.5ミリ端子
階調 16階調グレイスケール 拡張 MicroSD
無線 Wifi,Bluetooth サイズ 325x237x7.5(mm)
バッテリー 4100mAh 重さ 480g

 どこまで本当なのかよくわからんが、前機種のBoox Max carta (550g)よりも70g程度軽くなっている.ソニーDTP-RP1の349gには及ぶべくもないがディスプレイになるんだから同等なわけがない。さてこれが実現するのか、実現するならお値段はおいくらかといったところ。

YotaPhone3が中国の博覧会に出るらしい

YotaPhone3 пробует закрепиться в Китае | Реклама Маркетинг PR - SOSTAV.RU
 さてタイトルの通りだが、YotaPhone3 がついにその姿を現わすらしい。上記記事によると6/15-19中国のハルビンで開かれる第四回中露博覧会でお披露目され、9月に販売されるという。リーク元はYotaDevicesの大株主。
 露→英機械翻訳をもとにしてるのでなんか意味の通じないところもあるが、64GBモデルと128GBモデルがあるらしい。意味の通じないのは128GBのは古いモデルで450ドル程度、64GBのは新しいモデルで350-400ドル程度というところなんだがこれはYotaPhone2の128GBモデルとYotaPhone3の64GBモデルがでるということなんだろうか。不明。もっと詳しい情報が出てこないとなんとも言えない。ただこのボンヤリした情報でもはっきりしているのは、中国マーケットをメインターゲットにし、ロシア向けはおまけみたいなものになるというところだ。

 ロシアは政治的には依然として大国であり、最近はロシア帝国ソ連的な挑戦的な国に戻りつつあるが、GDPは韓国程度ということを考えるとなかなかおもしろい。中国は歴史的には世界経済の中心の一つであり、19世紀までは中国へ至る道をどう確保するかが世界史の焦点の一つであった。ロシアは毛皮を求めて東方進出した末に清朝と直接接触をもち、それ以来北方での制限貿易を享受していたわけで、そういう時代に戻っていくんだなぁという事を実感させる。

 まぁそういうヨタ話はさておき博覧会のサイトをみつけた。
中国―俄罗斯博览会
 ほんとにあるのかなー? ロシアだから飛ばし記事の可能性もあるしなー
 ということでこの記事書いて途中でほうりだして帰ってから調べてみたんですがロシアからの出展者の中にYotaDevicesはありませんでした。どういう名義で出すんだろ。やっぱり飛ばし記事か?

Koboのストアにある英語のパブリックドメイン

 ちょっと前に kobo glo HD を買ったがどうも使い勝手がわるくてあんまり使っていなかったのだが、YotaPhone2 を読書端末として活用しだしてeInkもなかなかよいということがわかって来た。そういうことで kobo glo HD が使えたらよほど便利だろうとおもいだして取りだしたのだが、とりあえず無料タイトルとなると青空文庫をそのままKobo化したものがでてくる。青空文庫は内容が偏っていて発掘し甲斐がないので、青空文庫を探るくらいなら中国の歴史・古典系共有サイトを探した方がよほどおもしろいものがでてくる。(何かにつけて青空文庫をdisるスタイル) それならとりあえずKoboストアの英語はどうだろうととりあえずアフガニスタンで検索してみると出るわ出るわ続々と古いタイトルがでてきた。なかなかいい感じなので自分が読みかけて放置してた19世紀の本をためしに数冊落としてみて内容をみると、表紙・タイトルページなどはスキャン画像そのままだが、本文の方はほとんどテキスト化されているようだ。お、これは使えるか? と読みすすめてみると実際のところはまったく校正されていないOCRテキストであった。その出所も Archive.org で、機械的OCRしてそのまま放置されてるものをそのままKoboで読めるようにしたものだった。英語のテキストであっても19世紀の古い本だとOCRの結果がおかしいのできちんと校正しないと読めないのだが、ジャンルがマイナーすぎて誰も校正しない。それがそのままKoboにもってきているわけで、そんな中途半端なもん出すくらいなら画像のままのファイルでやってほしいところだ。
 とはいいつつも、国会図書館の画像のように見開きそのままの画像のものをみるときは大変みづらいので結局またお蔵入りとなる。なんとかならんのかな。Kindleにはそういう見開きの画像を半分にしてくれる機能あるんだろうか。要は eBookDroid みたいなのが動けばいいだけなんだが、まぁつまりその要求をみたすものは中国の電子ペーパー端末しかなく。