メモ@inudaisho

2017/06/24 はてなダイアリーから引越 / 君見ずや出版

エプソンの電子ペーパー時計 WristableGPS

 電子ペーパーは日光下での視認性が非常によい。これは YotaPhone2 をつかっていて実感するところだ。実はこないだ背面から落として背面もヒビだらけになったのだが、それでも見えてるのでそのまま使っている。背面の電子ペーパーに時計を出したままにして置いておくとなかなかよい。では時計のパネルとして使ってる商品もどこかにあるのではなかろうか。ただ電子ペーパーのパネルは安くないので小画面となると腕時計になるだろう。

 電子ペーパーをつかった腕時計というと ソニー の FES Watch があるが、あれはベルトまで電子ペーパーなので実用品というよりは物を愛でる商品だとおもう。もっと実用的な腕時計はないかとおもって探すとエプソンが出してる「スマートキャンバス」というのがみつかる。しかしこれは時計としては妙に四角い。そのうえデザインに凝りすぎている。電子ペーパーであるという点を前面に押し出しすぎて実用品としては不合格な気がする。

 電子ペーパー > 時計

 ではなくて

 電子ペーパー 時計

 みたいなのはないのか? とおもってエプソンの腕時計をみていたらそれらしいのがあった。WristablelGPS の新型だ。

 これ宣伝の中で電子ペーパーということをあまり前面に押し出していない。eInk社の名前すら出してないうえに"Easy View"とかいう変てこな名前をつけて売り出しているが、「電気泳動方式の電子ペーパー」とは明記してあるからeInk社のものを使っているんだろうとおもう。

 なんでそんなことになっているかというと、WristableGPS のブランドの方が古いからだ。アウトドアスポーツ向けのGPS搭載の腕時計が既にあってその基礎の上で画面を電子ペーパーに変えて日光下での視認性をよくしただけだから、電子ペーパーと殊更に言わなくてもいいわけだ。電子ペーパーはバッテリーが持つというイメージがついているからそれを殊更に言うと電池が持つと言わなければならなくなる。電子ペーパーはバッテリーが持つというのは一種の錯覚で、電子ペーパーの特性のおかげでバックエンドを貧弱にしたりスリープさせたままにしても問題ないだけだから、これだけセンサーてんこ盛りの腕時計だとそれなりにバッテリーを食う。"Easy View" とかいう変てこな名前をつくったのも視認性がよいという一点を強調するためだろう。

 一方で、電子ペーパーの長所である「表示の維持に電気がいらない」というのは同時に短所でもあって、「電池が切れてるかどうか一瞬ではわからない」という面がある。YotaPhone2 の場合はちょっと前の時点のBatteryMixの画面がなぜかでてきたりするのでわかるのだが、あれはわざとそうしてるんだろうか。エプソンWristableGPS の中で登山用の時計はまだ電子ペーパーになってないのだが、登山は一歩間違えると命にかかわるので後回しになっているのかもしれない。

 それはともかく、数万する腕時計かー。金銭感覚的には数万する電子書籍端末をボコポコ買うのと大差ないか。むしろこの腕時計の方がセンサーてんこ盛りで凝っている分値付けとしてはまともなのかもしれない。