メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

青空文庫と archive.org

青空文庫がインターネット・アーカイブに収録 « マガジン航[kɔː]
 ネットの海をただよっているとこんな記事をみつけた。2011年11月25日。Archive.orgのOpen Libraryに青空文庫がおさめられたことを祝う記事だ。しかしインターネットアーカイブということで言えば、そもそもサイト全体がまるごとバックアップされていてテキストもバックアップされた時それぞれのバージョンが読める。

aozora.gr.jp : Internet Archive Wayback Machine
 これで1999年の最初期の青空文庫をみると、趣味の臭いがプンプンするウブな棚でなかなかよい。1999年から2013年まで頻繁にバックアップされていたのだが、なぜか2014年以降は一度もバックアップされていない。2013年に富田氏が死んで本の未来基金とかいうものすごくうさんくさい募金の中継組織ができてからだ。なぜだろう?

青空文庫は電子書籍で鯖代をまかなえる - メモ@inudaisho
青空文庫と未来基金が会計を公開したらしい - メモ@inudaisho
 ここで本の未来基金があやしいことをさんざん書いたあと、青空文庫が会計のトップページも更新したのだが、そこではあたかも上記記事よりも前に会計ページを更新したようなふうを装っている。わざわざそんなことをして上記記事の値打ちを下げようとするということは上記指摘がそれほど痛かったのか。つまり今の青空文庫の会計もグルだということがわかる。で、インターネットアーカイブだが、2014年2015年とバックアップされていないので会計の公開状態も確認できない。なんだかな〜

 まぁ世の中には構成員に収入の1パーセントを上納させるような政府まがいの組織もあるので、なんとか基金とかいう資金プール組織を迂回してそういうところに一部上納されていても、こんな感じでごまかしてあったら全然わからんわな。