文石科技( Onyx ) Boox Max2 日本発売記念 +使用三ヶ月雑感
BOOX Max2 電子書籍リーダー 13.1インチ大画面/Android6.0/デュアル・タッチ/Wifi対応/HDMIインターフェース
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(2018/03/08 Amazon.comの価格も追記)
1 BooxMax2のお値段
ということで Boox Max2 がAmazon.co.jp に出てきた。お値段なんと
99800円。
しかし SKTで直接買うと
96800円。
(ちなみにBASEのはじめまして割をつかうと1割引になるらしい → 87120円 ) (チューリップ商人直々のタレコミ)
うーむ。ちなみに自分が去年11月末中国から買ったときの諸経費をここに書くと、
費目 | 正値 | +淘宝手数料(3%)した総額 | クレカ引き落とし額 |
---|---|---|---|
Boox Max2 | 4980元 | 5129.40元 | 88628円 |
転送業者費用 | 410元 | 412.30元 | 7328円 |
合計 | 5390元 | 5541.70元 | 95956円 |
95956円
今だとレートがいいので93000円くらいになる。転送業者についてはちゃんと調べなかったので販売業者から紹介された業者に言い値で出すハメになった。そこをなんとかすれば9万程度で買えたかもしれない。ドイツの ereader.store だと671.34ユーロ(8.74万 2018/03/01)という値段になってる。
さらに Amazon.com だと文石科技が直々に出品していて、799.99ドルつまりほぼ800ドルで、8.49万円(2018/03/08)。
まぁ税金の都合上、去年の利益を減らしたかったのでしかたない。慣れない初物買いをしてこの値段で買えたのだから上出来か。
2 Boox Max2 の いいところ列挙 (購入後三ヶ月雑感)
それはともかくせっかく発売されたので購入後約3ヶ月くらいの人間として Boox Max2 のいいところを挙げておこう。電子書籍リーダとしての性能はソフトによるけれどもまぁ電子ペーパー端末としてはこんなもんだろという反応なので省略。慣れた。
2.1 デカいので本・書類などスキャンしたものが読みやすい
これは長所でもあり短所でもあるが、13.3インチとデカいのでスキャンしたものが非常に見やすい。世間の書類はほぼA4に統一された感があるのでスキャンしてとりこむとほぼそのままの大きさで読める。またA5の本なら見開きでスキャンしたのがほぼそのままで読める。たとえばこんなエントリ書いてます。
一般の用途でいうと漫画なんか結構いいんじゃないですかね。短所はデカいのでポケットからさっと出すというわけにはいかないという点で、デカいモノを持ち運ぶ習慣のない人がMax2を外で活用しようとすると、カバンからライフスタイルを見直す必要がある。まぁでも結局中国製品だし板状部品は応力に弱いのであんまり外に持ち出して過酷に使うのはよくないですね。持ち運ぶならA4ノートパソコンか百均で売ってるMDFの画板といっしょにするとマシ。
2.2 Android アプリがはいる
Android6 かつ Google Play 対応なので随意のアプリが入ります。問題点を最初に書いておくと、今の状態では "Google開発者サービス" が入ってないので、それを必要とするアプリは使えない。たとえば Google 手書き入力は使えない。大画面なので使えたら便利なんだけどな。 (3月の更新で使えるようになった 2018/04/04追記) アプリは相性があって、カラー液晶を前提にした構成だと白黒16階調しかない電子ペーパーでは見づらいときがある。ま、使えるのがみつかるまで入れまくったらいいんじゃないでしょうか。
電子書籍リーダとしては Librera Reader e-Paper edition 使ってます。これは右→左に対応してるので国会図書館の縦書きの古い本とか縦書きの論文とか中国の古い本とか読むときに便利。文石科技謹製の NeoReader2.0 もそこそこ使えるのだが右→左に対応していない。他のAndroid端末でよくつかってた eBookdroid はページ単位の表示にしたら結構使えるがなんか反応が重い。あと PerfectReader は普通に使えるので漫画や青空文庫など読む人には便利なんじゃないですかね。自分はテキストファイルを縦書きで読むためにPerfectReader 使ってます。
文石科技がカスタマイズしてるAndroidもどんどんアップデートしているのでしばらくすればまた違う感触になるかもしれない。今まで月1回くらいのペースでアップデートしている。2月は春節とNoteの発売があったのでアップデートが無かったが、Noteの発売でユーザがドーンと増えるので更新のペースも上がるかもしれない。
Androidアプリと書くとリーダーアプリとか電子書籍アプリとかばかり探すかもしれないですが、たとえばコンビニにある複合機から出力させるアプリを入れることもできるんですよ旦那。
他のサービスと連携できるというのがどれほど便利なのか、入れてみるとわかります。これが専用機では絶対到達できない地平。
2.3 ディスプレイになる
BooxMax2 の強いセールスポイントの一つがこれ。しかしHDMI接続にはちょっと問題点がある。具体的にはEDIDの設定がMax2の画素数より小さいのでせっかくの画素数を綺麗につかえない。また、モニタアプリがディザ一択なので汚い。
モニタアプリについては mobileread 掲示板で改造を試している人がいるのでそのうち完成形ができるとおもう。自分のMax2のminiHDMIポートは使いすぎたせいか死んでしまったので試しようがない。
HDMI接続でなくともディスプレイとしてはつかえる。たとえばVNCやRDPといったリモートデスクトップ系ソフトをWifi越しに使う手などあるが、Windows10での最適解はまだ見付けていないところ。これは日本でもユーザが増えてそれメインで探求する人が増えたら解決されるかもしれない。16階調白黒モードで2200x1650でできるようにした人がいるので技術的には可能。(Linux + XVNC)。Youtubeにも上がっている。この mdp 氏はmobileread掲示板のBooxモニター化の中心人物で、モニタアプリの改造を試みているのもこの人。
うらやましい~
2.4 絵も描ける
ワコムが入ってるので筆圧に対応した絵が描ける。ただしこれは文石科技がカスタマイズしたAndroidのせいか、Google Play にある Android アプリで反応よく書けるアプリがあんまりない。探せばあるかもしれない。比較的よいのが wacom の Bamboo Paper と結構定番のSquid。それでもワンテンポ遅れる。文石科技謹製のNoteアプリは非常に反応がよいのでほぼこればかり使っている。
筆圧に対応したNoteアプリの使用感はペン画を書いているような感じなのでたとえば Gペンを握ったことのある人ならなじみ深いとおもわれる。消せる Gペンとおもえばかなりよい。ただこれも筆圧感知に対応したのが二つ目のアップデートなので、設定も試験的なところがあり、またすぐ変わりそう。
2.5 その他
それからこれは自分の趣味ですが、クリアでないと気がすまない方なので百均のクリアフィルムをはりました。
これですよこれ。まぁ反射が眩しいときもあるけどクッキリ見えるのでこれでいいんです。
windows10とのファイルのやりとりはwifi越しのSFTPでやってます。速いしファイル階層好きにいじれるので気にいってます。
あと自分はほとんど使ってない機能なのでどうでもいいんですが音も出ますね。
それからこんな台も作ってみました。荷物が増えたせいでショルダーバッグが壊れましたwww
3 まとめ
そんな具合で予想した以上に生活の中に食いこんできてます。金稼いだのをむざむざ税金としてむしられるのはしのびないから買ったにしては非常によく、いま壊れられると困ってしまうものになってます。
BOOX Max2 電子書籍リーダー 13.1インチ大画面/Android6.0/デュアル・タッチ/Wifi対応/HDMIインターフェース
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BOOX Note 電子書籍リーダー 10.3インチ大画面/Android6.0/デュアル・タッチ/Wifi対応/Type-c
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