今ラスベガスでCES2019という展示会が開かれているが、そこに文石科技(広州 Onyx)が出展しているということで例のごとく Note Book Italia が詳細なレポートをYoutubeにあげている。
Boox Nova Pro, Boox Note Pro
Boox Nova Pro (7.8インチ)、Boox Note Pro(10.3インチ) は去年の秋の情報ではペン入力がつくかわりにフロントライトがないという話だったが、この動画でみるように、ペンとライトの両方付くようになったようだ。ライトも冷暖二種。全部盛り。やはり博閲科技(深圳 Boyue)の LikeBook には対抗せざるを得ずというところ。ついでに値段も対抗せざるを得ずだといいんだが。これがいつ出るか、だが、動画の最後に4月と言っている。さておなじみ電子ペーパー業界の事情通 Good eReader では4-5月と書いてるのでまぁ春頃の予定なんだろう。
(2019/01/12追記) 日本人の現地取材によると米国では3月発売といわれたらしい。詳細もこちらに。
Youngy Boox
もうひとつおもしろいのが 例の無理矢理カラー電子ペーパーの Youngy Boox で、これも詳細なスペックまで公開されていた。「カラー電子ペーパー」ではなく「カラード(色付け)電子ペーパー」と紹介してるところがミソ。
外形でいうと画面は10.7インチ(1280x960)、サイズは 268 x 202 x 6.8(mm) 、重さは480gということでタブレットとしてはそんなものか。中国の教育市場向けということで我々の手に入るものではないのだが、これが出展され、こうして動画まで作られていることで、これがどれだけ使えるものなのか皆興味津々だというのがわかる。まぁしかし彩度は低いな。藁半紙みたいな電子ペーパーの反射光とLEDで後ろから照らすのとでは比較にはならないだろう。しかしそれでも、これだけ電子ペーパーが普及したからには、カラーの電子ペーパーへの期待はかなり強いだろうから、出せばそこそこ売れちゃうのではなかろうか。まぁ中国の国家事業の一環でやってることなので出てこなさそうだが。DaSung (北京 大上科技)みたいにクラウドファウンドで金集めて確実に売り先確保してから限定台数出荷するとかできないんだろうか。
過去記事
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