電子ペーパー端末
電子ペーパー端末は分類すると三つくらいあるとおもう。
Amazon Kindle のような 読書専用端末
ソニーのデジタルペーパーのような筆記に特化した端末
文石科技(広州 Onyx) の Boox シリーズのような汎用Android 端末
ところが第一の読書専用端末を別にするとその他のものはAndroid端末なのだが、どうも電子ペーパーをフルに生かしている感じがあまりない。読書専用端末などのように専用のバイナリをつかっていると、画面を表示させたままスリープという芸当ができるのだが、Android系でそれを実現したのは今はなき YotaPhone くらいだ。
操作系として、Android をベースにしたものはディスプレイを電子ペーパーにしただけというのばかりで、そのあたりは不満だった。
シャープの電子ノートが電子ペーパーを採用
さて反射型液晶による電子ノートでの蓄積があるシャープがついに電子ノートの画面に電子ペーパーを採用したというので、どんな料理をしたのか気になって発売日にヨドバシまで見物に行ったのだが早く行きすぎて展示品が届いておらずさわることができなかった。ということで既に行きわたってレビューとかも出ている中、展示品だけをいじりに行った。
あきらかに電子ペーパー採用した方がみやすいのだが、問題は操作感だ。新型は電子ペーパー端末としてはキビキビしている印象で、かなりよい。ただ、旧型の方をいじると、反応のよさという点では反射型液晶に電子ペーパーは勝てないことがわかる。シャープはかなりがんばっていて、書いてるときの感覚はそれほど差がないのだが、待機からの復帰とか画面の切り替えとかでやっぱりもたつく。このあたり、電子ペーパーをコントロールするAPIがそれほどチューニングされてないからモタモタしてるんじゃないかと疑っているんだが、eInk社(台湾元太科技) は独占企業なのでしかたないところもある。
自分はあくまでも電子ペーパー端末としてしかこれを見ようとしていないので、その観点からだと「かなりよい」ということになるんだが、従来のユーザーからする受け入れ難い人もいるだろうなとはおもった。
あと、たまたま展示品のペンがわるかったようで、どうも書いたときの反応がよくなかった。ペンが悪いというのは新旧両方とも反応がわるかったから。展示品のペンをパクってる奴いそうな感じがある。
Boox Nova Pro と 比較
ついでに Boox Nova Pro と並べてみた。
当然だが7.8インチの Boox Nova Pro の方が大きい。起動時間はWG-PN1の方が早いな。まったく別物なので比較もないか。書くという点でもBoox系は筆圧感知なのでまったく違う。
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