最近明朝の墓誌銘とかみてるが死後に故人のことをまとめたものだから「正德己巳盜起于鄕與曾南泉憲副協謀創立保伍以折其勢辛未流賊逼境復尋初約聲勢張合羣兇竟莫敢犯一鄕賴之」(コピペ)のように年を干支で書いてあってすぐにいつの事かわからない。そういう用途では東方年表というのがあるが、コンパクトでいいものの外出した時に便利なもので、座って読むときはもっと一覧性のある早見表があったほうがよい。ということで、陳垣の『二十史朔閏表』をもとにして一覧表のpdfをつくった。
ということをtwitterの方で公開したのでこっちにもはっとく。作ったpdfをサイトに置いてそこへの直リンクをはったのでクリックしたらすぐ落ちてくる。53kB程度。
資料に「年号+干支」ばっかりでてきて腹が立つので
— 犬大将 (@inudaisho) 2020年2月13日
明朝干支年号西暦早見表つくりました
甲子1324元泰定元年から癸亥1683清康煕22年までカバー
参考資料:陳垣『二十史朔閏表』https://t.co/BdXfoxxupD
『二十史朔閏表』は明末のあたり清が正統でないという建前でつくってあったので、そのあたり無理に直したのでなんかまちがいもあるかもしれんけどとりあえず。
日本でいうと南北朝から江戸前期くらいまでなので、去年調べたりしてたあたりともかさなって案外おもしろい。倭寇が江南の内陸部まで攻めこんできてたのはモロに戦国時代と重なる。三国志演義とか水滸伝とかでてきて小説が隆盛した時代は日本で後期軍記物が書かれた時代と並行するわけで、なんか影響があったのかもしれん。
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- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2019/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)