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文石科技( Onyx ) Boox Note 正式発表 大型電子ペーパーAndroidの本命

(20180515 そういえばもう発売されてるのでアマゾンのリンクを貼った)

BOOX Note 10.3

BOOX Note 10.3

(20180502 青字でメモリ2Mと書いてたのを修正 恥)

(20180123 pro版についての追記)

(20180126 「フラット」について修正)

 この1月7日にヨーロッパ方面で情報が漏れ、1月15日に文石科技が正式に Boox Note の発売日と製品内容を発表した。旅行中だったので誰かがまとめるかとおもっていたが日本語情報でまとめてる奴が誰もいないのでここでまとめようという次第だ。自分は Boox Max2 を買ってしまったのでこの上更に Boox Note を買う気はないが、持ち運びやすさ、外見のよさ、電子ペーパー面の美しさ、値段など、画面の大きさ以外の諸点において Max2 より優れているので、普通はこっちを買うとおもわれる。悔しい!

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文石科技が微博(weibo)で発表した宣伝画像

 事前情報と違う点を挙げると、HDMIポートは廃止になった。 え? と思った諸君、その代りにもっといいニュースがある。メモリが2Gになった。 つまりAndroidとして最低限使えるレベルに達しているということだ。Max2 のHDMIポートだが、文石科技がEDIDの設定をミスしているので最大解像度で使えない。常にディザ(Boox Max2でのA2モード)になるというよくない点がある。それに電力消費も結構大きい。Max2にとびついた人間の間では、リモートデスクトップ系のソフト(RDP,VNCなどの規格や独自規格)でなんとかした方が綺麗な画面が見れる上にタッチなども使えてよいという結論になりつつある。ということで Boox Note をこれから買う諸兄姉も ディスプレイにできないのかとがっかりせずに、Android機器をサブディスプレイにする情報を今から集めて予行練習しておくとスムーズに Boox Note をディスプレイとして使えるようになる。

 とりあえず正式に確定したスペックにヨーロッパ向けに公表されたスペックも加味して一覧にしておこう。

項目 内容
電子ペーパー 10.3インチCarta、1872x1404 (227ppi)
外見特徴 フラット、ディスプレイの面積74.3%
CPU 1.6G 4コア
メモリ RAM 2GB ROM 32GB
ペンとタッチ Wacom ペンの筆圧2048段階
OS Android6 GooglePlay
バッテリー 4100mAh
サイズ 249.5x177.8x6.8
重さ 325g
外部端子 USB Type-C、イヤホン(3.5mm)
音まわり イヤホン、マイク、スピーカ(ステレオ)
無線 wifi(802.11b/g/n), Bluetooth4.1
発売日 2018/2/1
価格 3480元(文石科技) 462ユーロ(ereader.store)

 まぁ他の点は今まで公表されていた内容と大差ないのだが、最初に挙げた2点の違いが大きい。HDMIを削った割切はなかなかよい決断だとおもう。これは Max2 のHDMIポートを使ってみての実感なので、さわってない人には不満かもしれない。線を挿すだけで使えるようになるのは魅力的だがまぁ接続端子の安定性とかの問題もあって無線で全部こなした方がよさげ。

 CES2018での動画はこんなのがある。

www.youtube.com

 それから 文石科技自身が作った宣伝動画はこれ。

#BOOX Note# BOOX Note电子书究竟有多牛?@... 来自文石科技BOOX - 微博

 ディスプレイも Max2 は従来からのデザインを踏襲した額縁式だったが、Noteはフラットになった。凸凹はないほうが扱いやすい。( とおもっていたが、どうも実際にヨーロッパ方面に出ている製品の動画をみているとやはり額縁式のようにみえるのでここはわからないとしておこう)

 そしてMax2の550gに比べてNoteは325gと軽さも追求している。うーむ。事前にわかっていたこととはいえなんか悔しい。

 発売日は2月1日。ということは春節の時期と重なるので出荷が遅れるのは確定してるようなものだ。一応ereader.storeの方では7日となっているが、どうなんだろうか。値段は Max2 が5000元程度するのにくらべると3500元程度(6万円程度2018/01/21google)とかなり安い(Max2を5000元程度で買った人間としては悔しい!!! )

 あと日本は客として扱われていないようで、文石科技の海外向け直販サイトではAmazonの各国ストアを文石科技の直販経路として採用しているのに日本だけはない。SKTとの契約で日本で売るときはSKTを通せということになっているからかもしれない。日本人はすぐ縄張り作って客を囲うからしょーがないかもな。とはいっても去年の末からSKTの名が文石科技の対外サイトから消えてるので、やっぱり日本人はうざいから相手にしないのかもしれない。実は ereader.store もみあたらないから、販売経路として中間業者をあんまり置きたくないだけかもな。そう考えても Amazon.co.jp には直販店を開いてないわけだからやっぱり日本の消費者がうざいんだろうwww

(20180123 追記:

 さてこういうtweetがあったが。

https://twitter.com/mtakatou/status/955696660293693441

 どういう情報源によったのか確認してみると、facebookで尋ねたらPro版にはHDMIが付く予定という返答が返ってきたということだった。おそらく値段を安くするためにHDMIを削ってスピーカを増やし、売れ行き次第で上位版のProを出すということなのではなかろうか。Pro版についてはMax2も事前にPro版の情報もあり、これもよくわからない。海外向けのブランド名もありまた計画もいろいろあって、どうなるかは売れ行き次第ということではなかろうか。Boox Note の価格については百度のboox吧で意見をきいていたのがそのまんま反映されてるのでそれに合わせた可能性はある。なんにしても中国のことなので先のことはわからない。)

BOOX Note 10.3

BOOX Note 10.3

BOOX Max2

BOOX Max2