メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

ドコモのIT僻地割がほしい

 日本にはまだ光ファイバーADSLも届かないブロードバンド未開の地があることをご存知だろうか。うちの田舎は京都の山奥で、鞍馬とか貴船とか高雄よりまだ奥にあるが、そういうブロードバンド未開の地である。有線でもっとも速いのはISDNという有様で、IT僻地というしかない。
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 そんな山奥に届いた文明の光がドコモの携帯の電波で、これでようやくブロードバンド的な通信ができるようになった。ちなみにauはなんとか届くのだが、うちの場合は地形の都合により裏山にのぼらなければ入らない。というわけで大学以来10年ほどつかっていたauの回線を去年ようやくドコモに切りかえた。ソフトバンクのようなはったりインフラ屋は論外で、届くとかいうレベルではない。
 もちろんLTEとかいうようなものがくるわけはなく、まだ3Gだ。おそらく地形の都合によってそういう新しい技術が来るのは列の最後の方になるだろう。有線ブロードバンドのようにまだ来ていない物もあるが。
 実際には山奥には余っている仕事もなくこうしてあちこちをフラフラさまよっているありさまなのだが、ドコモでデータ通信できるようになったおかげで有線にこだわらなくてすむようになった。
 ところで4/10にドコモのあたらしいプランが発表されたがデータ通信は最初からパケットパックとして量に応じて選ぶことになった。うーむ。これが有線ブロードバンドのある人たちと同じ条件かとおもうとなんかむかつく。有線ブロードバンドの届いていないIT僻地の人間だけがつかえるIT僻地割でもつくってくれないだろうか。まぁそんなこと言うとうちらみたいに未来永劫来なさそうなところよりは届きそうで届かないところの人たちが結構多そうでその辺問題多そうなので、有線を引く計画を放棄して見捨てた土地にだけやればいいとおもうが、そういう宣言をされるのもつらいものがあるのでまぁ無理かもしれん。*2

*1:この写真にみえているところは山奥のようにみえるが、うちの地域の中心なのでIT僻地ではない。ぐぬぬ

*2:ちなみにうちのあたりよりも北にあるかやぶき民家で有名な地域は平成の大合併の前に町の金で光ファイバーを引いている。わが地域でもそういう話があったのに邪魔する人間が多くて潰れてしまった。あーろくでもないろくでもない