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YotaPhone2のプラスエリア化の成功と失敗

 YotaPhone2の対応電波をいじるのはこれもまたxdaにまとまった情報がある。4pdaのロシア語情報を訳したものらしい。
UNLOCK LTE BAND B20 - 800Mhz and B38 - Post #11
 ヨーロッパ向けのYD201のLTEのバンドはB3,B7,B20、中国向けのYD206のバンドはB1,B3,B41ということで、安価で大量にバラまかれたYD206を手にいれたヨーロッパの人が自分たちの使いやすいようにするべくいろいろいじった中でB20とB38はビットを立てるだけで簡単に使えるようになるということが書いてある。しかしB7はできなかったらしい。

 YotaPhone2のプラスエリア化について ~ ひげぼっくす
 【YotaPhone2】ドコモプラスエリアと LTE Band 1 が本当に使える? ソフトバンクは?【変態検証】
 上記二つは3GのB6を使えるようにするということで最終的に使うツールもxdaとは違ったりするのだが、いじっているのはおなじNVRAMなので接続できるようにするところまでの手順は大差ない。ただしこちらの方は合法の度合が高い。商用ツールの無料版でいじれるところだけをいじってるので手段は白い。xda の方は Qualcomm が開発屋向けに作ったツールの割れものをつかっているので契約外であんまりよくないのだが、なおのこと問題なのはそういうツールにはウイルスなどが紛れこませてあることが多いことだ。ということで迂闊にググってツールを入手したりするとデータを人質にとられて身代金を要求されたりクレジットカードの番号を盗まれたりするハメになるかもしれない。利食いなしの人はそのあたりが手堅いので自分のはバカがアホやってる程度にみて利食いなしの人のやりかたを見習うのがよいとおもう。

 まぁそういうリスクも踏まえて黒い手段の方でやってみた。まず日本の方で実績のある3GのB6開放だが自分のやったのはこうだ。
(参考:Moto G4 Play WCDMA Band6/LTE Band19 対応可否まとめ | Do-roid)

  • 1877 562950035734912 → 562950169952640
  • 946 04E8 → 0CE8

 次にLTEの方。これはxdaの方でもB7の開放に失敗しているようにビットを立てるだけではできないこともあるらしい。おそらくファームウェアを焼くときのradioフォルダの中身が関係しているんだろう。radioフォルダの中身をみると image/modem.b19みたいなのがあるがおそらくビットが立った上でそれを解釈するモデムのようなものが必要なのだろう。ということでこっちもとりあえずやってみないとわからない。でビットを日本で必要だけ立ててみた。ついでに中国のB41も立てといた。

  • 6828 1099511627781 (B1/B3/B41) → 1099647156229 (B1/B3/B19/B21/B28/B41)

 案外あっさりできて時間があまったのでヨドバシまで行ってOCNのnanoSIMを買ってきたのだが差してみると簡単につながった。しかしこれではLTEのプラスエリア化したのかどうかわからない。ただ使っていると今までよりもものすごい速度で電池が減っている気がするのでやはり対応してないのを指定したせいで電気が漏れているのかもしれない。
 ということで、実際にLTEのB19が生きているのか確かめに行った。これは簡単なことで、山奥の方で谷ごと800MHzのLTEになっているところに行けばよいのである。うちのあたりは境目になっているのでそういう確認のためには使えない。

サービスエリアマップ | エリア | NTTドコモ

 で、これをみて行ってみたのだが、見事にアンテナが H となっていた。つまり3Gなので改造は失敗したということになる。無駄なことをした。LTEつながらなくても3Gの方でつながってれば実用的には問題ない。LTEの方は電池食うだけなのでもとにもどした方がいいかもしれん。