メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

没年調査ソン参加報告

 さて今日は京都府立図書館で行なわれた没年調査ソンというのに参加してきた。(上記ツイート内の写真の右にいる俯いているハゲが自分) とりあえず漠然と着手するのも何だし簡単にわかりそうなのに殺到するのもあれなので、自分はまず北桑関係の人間をターゲットにして結局一人の生年しかつきとめられなかったが、他の人は結構リファレンス系の参考資料にとりつく人が多かった。そうすると意外や意外、それだけでかなりの人間の生没年を掘り出すことができていた。自分もあれこれ資料を見て断片的な経歴を掘り出していったが、試しに紳士録みたいなのをみたらその人について没年以外ほぼ全て網羅している略歴を発見してしまい、あれこれ調べたのが意味なかった。結局国会図書館のデータが調査不徹底だということで、自分のように原資料にあたってそれっぽい情報の断片を探す前に、もう一度リファレンス系参考資料を総ざらえした方がいいとおもう。
 まぁしかし今国会図書館著作権処理やってる人は二人だけらしく、どう考えても人不足なのだが、その人たちが能力不足という感じでもないので、大量に電子化したときに業者がアルバイトつかってやっつけ仕事で片付けたのが未だに残っているということだろうか。まぁ、司書の人たちは研究者とかではなく時間内にテキパキ仕事を片付けないといけないので、研究系の人みたいに時間を無限に投入して執拗にネチネチ調べたりはできないんだろうな、とは感じた。

 そういうわけで没年調査ソンは作業に徹してなかなかよかった。規模も10人程度で多すぎず少なすぎずの絶妙な具合だった。よそでもやれば国会図書館の手助けになってよいのではなかろうか。