正月に京都は寺町の電気街に行ったとき、百均ローソンで「パソコン用めがね」を買ったところ案外効果があるように感じたので、ついでに業務用の山本光学のブルーライトカットメガネを買った。これが業務用なのかどうかはわからないが、業務用にいろいろとそういうものをつくってるところがつくったものなのでそうだということにしておこう。
カットグラス No.360S UV 1個 / 8-1065-11
- 出版社/メーカー: 山本光学
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商品名は「カットグラス」でSUVとか書いてあるので単純に紫外線カットの延長で青もカットしてるだけかもしれん。これは効果覿面で、夜かけていると確実に眠くなってきて速やかに入眠してしまう恐しいものだった。仕事で使うのはよくなさそうだ。
そしておととい百均のブルーライトカットメガネを紛失したので、また京都に降りてこんどはダイソーと百均ローソンで一個づつ買ってきた。
こうして揃えると、本当にブルーライトをカットするのか実験したくなるのが人情というところ。とはいいつつも実際に測定できるような道具はないのでパソコンの画面で色を出して代用する。パソコンの画素は赤緑青の三色で構成されているのでたとえば色と波長を対応させたグラフがあっても実際には中間色はその三色の組み合わせで表現されており、まんべんなく分布しているように見えるのは単なる目の錯覚で、実際の波長とはまったく一致しないのだが、そこはそれ、青のところの明るさに注目すればブルーライトがカットされているかどうか見分けられるのではないか。
うーむ。山本光学はすごい。完璧に青を遮蔽している。それに比べるとダイソー・百均ローソンのはなにもなしとほぼ違いがない。windows10の夜間モードの方が青の遮蔽という点では成績よいくらい。どういうことか。気分だけか?なんちゃってか?もっともこれは正式に条件を合わせて測定したわけではなく、スマホのカメラが勝手に露出を調整するのも放置しているのでよくわからん。実際にこの百均のメガネでパソコンいじってときどきはずすとちゃんと青くみえるのでいくらか遮蔽しているのは確実だろう。ネットで百均のブルーライトカット眼鏡の効能を調べても「まんべんなく遮蔽しているだけ」とか「それなりに遮蔽している」とか「なんちゃって」とかいろいろ意見がありよくわからない。まぁ、なんか効いてる感じがあるのでいいんじゃなかろうか。
ともかくブルーライトについて調べると
LEDの発する光に含まれる青の成分は人間が感じているよりもものすごく強い(人間が感じているのは錯覚だから)
LEDと有機ELは光の強さの分布が違う
青色光はエネルギーが強いので見続けると網膜の加齢黄斑変性を助長させる可能性がある
青い光は人間の生活のリズムをつくるのに有用だが、夜青い光をみると体が勘違いして寝付きが悪くなる
これくらいか。黄斑変性については網膜を焼くと考えればだいたいわかりやすい。人間の体はどの部分も常に破壊→再生されているのだが、そのサイクルが追いつかなくなると不可逆に破壊される。だから網膜を焼くのは別にブルーライトに限らないのだが、2010年代の人間がみつめるディスプレイが発する光の成分の中の青色光が飛びぬけて強く、一日中そればかり見るので問題になるというところだろう。パソコンなりスマホなりの画面を真剣にみつめたりすればするほど網膜に光が集中するということだな。だから没入するタイプほどやばい。案外今の方式のLEDが廃れるとなくなる問題かもしれないが、今ここにある可能性なのは事実で、まぁメガネなりなんなりで逃げておくほうがいい。特にわれわれ40代は老眼も入ってくるし代謝も衰えてくるのに若いつもりで仕事に精を出したりするので簡単にこういう罠にハマってしまう可能性もありメガネ程度で逃げれるなら逃げた方がいい。
東芝 ミニカラーLEDライト ブルー 85ルーメン 防滴仕様 KFL-403M(L)
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- 作者: 赤?勇
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