非破壊スキャン装置の自作
スマホで本のコピーをする話題は↓で書いてます。今回は装置を格安で自作したという話です。
まずは成果をご覧あれ
まずは作ったものの写真でも。
このために買ったのは以下の通り。
Bluetooth3.1 IOS Androidスマートフォン タブレットPC カメラシャッターリモコンコントロール ブラック
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要は「ある一定の高さのところから」「光が十分あるところで」「画面に触れずに写真を撮る」ためにこれらを買ったということ。柱のダンボールはスーパーで抵当に拾ってきてカレンダーの裏紙を貼って白くした。そしてダンボール柱はA3(A4見開き)が入るのを前提に高さを計算したので、それより小さいもののための台も作った。
ライトの問題
ライトのスイッチをいれるとこうなる。
十分明るいように見えるが実際にはリング状の明るい帯ができて隅が暗くなる。要は光にムラができるということだ。わりと近いところで照らすのでその問題がでてしまうようだ。最初は帯状のLEDを買ってきて工作しようかとおもったのだが、結構値段もするので逡巡するうち、ドスパラに行ってみたらこれがあったので買ったのだ。光が強すぎてもいいことはない。全体にぼわっと白くなればよくてそのために複数個の光源をつけたりした方がいいのだがまぁそこはしかたない。
このリングライトだがしっかり固定すると揺れやすくなる。柱がダンボールで軽いからだ。そこで、ライトを釣るような感じのユルユルで固定するとそれが振り子の動きをして揺れを吸収してなかなかよかった。
台の問題
本を上向けに水平に開くのは難しいので、谷になる台をつくった。こうすると常にななめになるので気になる人もいるかもしれないが歪みとりをする場合も歪みが一定の方がやりやすい。そういう装置をつかわずに机の上に置いて手で高さを取って画像処理した画像がこちら。
結局片手で押さえるので隅の方が浮いて揺れてしまうことがあって、光量が少ないこともかさなると、こんなふうに隅の方がカスれてしまう。ところが、この装置をつかうとこうなる。
というわけで傾斜のある台があるとこんなによい。
シャッター
シャッターは百均で売ってるBluetoothのシャッターを買った。イヤホン端子があるスマホなら、ボリューム調整できるイヤホンでもおなじことができるらしいが EssentialPhone にイヤホン端子がないのでこうした。いずれにせよ遠隔シャッターができると、両手で押さえながら撮れるのでよい。それに画面をタッチすることで発生する揺れを完全に押さえることができる。
かたづけるとこうなる
かたづける時のことを何も考えずに作ったのでこうなったが、ダンボール柱にものを収納できるように加工すればもうすこしまとまるとおもう。ワイヤーネットがいい感じに入るようにするとよさそう。
かかったカネ
しめてだいたい1500円。そのほとんどはリングライトなので、既存のライトやスタンドを流用すると500円弱になる。その場合複数個つかった方がよい。紙を駆使して散乱光にするのも手。
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