今つくってる本に簡単な地図を挿入しようとして国土地理院ウェブサイトにあるデータがどこまでつかえるか調べ中。
- 国土地理院コンテンツ利用規約|国土地理院
- 出典を記載
- 加工したときは加工を明記
- 商用利用も可
- 国以外の著作権に注意
- 出典を記載
ただし「測量成果」については測量法の規定がある。測量成果とは国土地理院が測量した基本測量の成果物のことで、「紙地図、数値地図、空中写真、電子地形図、基盤地図情報」等。地理院タイルは測量成果にはあたらないらしいので地理院タイルをつかうのが楽か。まぁ基盤地図情報とか数値地図を使うと仮定して調べると、刊行する場合は「測量成果の複製の承認」が必要。しかしこの刊行というのは地図を出版することを想定しているようで、説明的に挿入するだけの小さい地図みたいなのにはあたらないようだ。
ここでいう「刊行物等に少量の地図を挿入」の場合は「出所の明示」でよいらしい。その「少量」の基準は?
- 書籍等の1ページの大きさに対し1/4以下の大きさで地図等の一部を掲載する場合
- 書籍等の1ページの大きさに対し1/2以下の大きさで地図等の一部を掲載する場合 → 書籍等の総ページ数の30%以内
- 書籍等の1ページの大きさに対し1/2を超え、1ページに収まる大きさで地図等の一部を掲載する場合 → 書籍等の総ページ数の10%以内
- 書籍等の内容に合致する地図等の一部を書籍等の表紙に利用する場合
まぁ地図を出版するのでなければ大丈夫だろう。
では、「出所の明示」は?
「測量成果」を利用して本の挿入地図にする場合はここに集約されているので最初からこれを見ればよいのだが、それはさておき、「明示」の例がのっている。
「この地図は、国土地理院発行の5万分の1地形図(神戸)を使用したものである。」
「国土地理院の数値地図25000(地図画像)『白河』を掲載」
「国土地理院撮影の空中写真(2002年撮影)」
こんな感じでいいらしい。
うーん。やっぱり地理院タイルを下敷にして加工して使うのがラクかな。基盤地図情報はダウンロードするだけで時間かかりそうだし。