メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

ロト7を買ってみた

 車を潰してから山奥生活をやめ、下界に降りて祖母の部屋(祖母101歳は入院中)に住んで京都の西と東を往復しているわけだが、昨日、祖母部屋の近くにあるライフというスーパーの前で宝くじを買った。ロト7。300円もする。
 37個の数字の中から7つ選び、抽選日に抽選された本数字7つとの重複によって当選が決まり、当選人数によって金額が決まるというもので、組合せの数は 37C7 = 10295472通り。実に一千万分の一という確率。しかも
みずほ銀行 宝くじコーナー:ロト7 最新回号
によると今回の販売実績額が30億弱と、一千万近く売れている。ほとんどの人はからくじを買っているわけだが、買ってる人は自分にも8億あたるかもしれないとおもって買うんだろう。普通の宝くじとちがって自分で数字を選べるというところがミソなのかもしれない。今回は 26 27 28 29 と4つ連続していて、人間でこんなの当てれる人がいるのかとおもうのだがちゃんと一等8億が一口でているのだからすごいものだ。こうして毎回何人かの当選者が出ることによって、当たるかもしれないという期待は保障されるというわけか。

 現実社会でも年に何億と稼いでいる人はいるわけだが、そのへんの人が一朝一夕でそういう地位にたどりつけるわけでもない。大した努力もせず、ちょっと金を出すだけで期待が得られるから買う人もいるんだろう。

 本も有名どころが売れるのは期待値が高いからかもしれない。小説のようなものの場合は特にそうだろう。事前に知らされるのはだいたいの内容かもしくは一部分だけ。しかも架空の話だと事前にわかっているが、読む人は読む。出版社の手を通っているとある程度は売りものレベルであることが保障されてくるが、AmazonのKDPで出てくるものはそれこそ宝くじだ。それでも買っている人は買っているので、やはり宝くじを毎回買いつづける人とおなじような心理が働いているのだろうか。出版社を通っていない荒削りさがいいんだろうか。ちなみに君見ずや出版、自分で書いたものは全然売れていない。今もシコシコと調べものをしているがこれも売れないだろう。やはり復刻物の方が期待値は高いんだろうな。ゴミ小説でも書いてた方がいいんだろうか。

 ところで今回買ったロト7、数字は3つまで当たっていた。あとひとつで最下等当選だ。ここで下心を出してしまうと次も買うということなんだろう。おそろしいおそろしい