メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

秘密保持条項 (附) 田中従吾軒・三木愛花の『蕩寇志』の訳本『続水滸伝』

 とりあえず仕事のことを書くと、。しかし連休+土曜なので都内の宿がまったくない....暑いし野宿でもいいかもな...

 それはそれとして、今日は国会図書館に行って、明治のころ続帝国文庫に入っていた『続水滸伝』をみてきた。訳者は田中従吾軒(1827-1898)と三木愛花(1861-1933)。三木は田中の門下で、後に新聞記者として将棋・野球などの記事を書いたことで有名なようだが、明治になってから漢文小説を書いたことでも有名なようだ。田中従吾軒はなんと白話小説(中国語の口語の小説)を書いているというので今は台湾の研究者の間で有名になっているらしい。田中従吾軒については徳田武「田中従吾軒伝」『江戸風雅』第2号 、平成22年 に小伝が紹介されている。徳田氏のブログにも一部紹介されている。 田中従吾軒伝 ( 小説 ) - 雲烟過眼録 - Yahoo!ブログ

 またこんな本にも紹介されている。

国立国会図書館デジタルコレクション - 房総の偉人

 また白話小説つーのはこれ。

国立国会図書館デジタルコレクション - 警醒鉄鞭

 依田学海を部下にしたことのある関係で、依田学海の日記などに頻繁にでてくるというので意外に資料は多いようだ。

 三木愛花はまた三木愛華・愛花仙史などの筆名を使う。本名が三木貞一で千葉の大網白里の人らしい。こちらも著述が多いので資料は非常に豊富ともいえる。息子による回想が『風俗』という雑誌にのっていてデジタル化されているが国会図書館の館内限定。

 続帝国文庫『続水滸伝』だが、結水滸伝というタイトルを俗耳に入りやすいように改めたらしい。巻頭の挿絵に陳希真がいることから今『蕩寇志』として通用している小説なのは明白なのでそれ以上は書かない。しかし白話小説の自作にまで手を染めていた漢学者が明治にいたことがわかったので大きな収穫だった。  

秘密保持契約の実務―作成・交渉から平成27年改正不競法まで

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秘密保持契約がよ~くわかる本 (ポケット図解)

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