メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

VRディスプレイがほしい

ノートパソコンの画面は狭いし疲れる

 今はノートパソコンをつかっているが、ノートパソコンの画面は狭い。どんなに大きくても17インチ程度しかない。それに目に合わせると姿勢がどうしても悪くなって体が疲れる。40を越してから、パソコンをつかった仕事に熱中すると、一ヶ月くらいで目が痛くなってくるようになった。もうダメだ。パソコンでハードワークする年じゃない。

 (姿勢の問題は電子ペーパーでは解決できない)

VRディスプレイがほしい

 そこで最近よく想像するのが、VRディスプレイだ。ARでもMRでも何でもいいんだが、被るメガネにパソコンの画面を投影して、目の全視野をつかって情報を置けるようにできればいろいろとはかどりそう。右上の方に資料を積んでおき、左上に工具書や検索ウィンドウを置き、資料を何冊も広げながら調べたりまとめたりといった作業を目の前でやる。打鍵はキーボードでいい。ノートパソコンの外部ディスプレイとしてその仮想空間メガネを使えたらよさそう。それがいいのはとにかく姿勢に負担がかからないのがいい。

 で、結論を言うと、今主流のVRバイスである Oculus や vive にもそういうソフトをいれるとパソコンのウィンドウを表示できるらしい。だが精細さには欠けるので文字情報を扱うには向いていないと。とりあえず、見てみんとわからんな。ということで、9月あちこち移動してるときについでにそういうのも見た。

Epson Moverio

 まずはこれ。Epson の Moverio。スマートグラスという名前で、細メガネの中にディスプレイがしこんであるのでARみたいなこともできそう。

 で、体験できるところを探すとepsonのサイトにはヨドバシやビックカメラで体験できると書いてあったのだが、そのとき東京にいたので秋葉原のヨドバシに行くと体験できるようなものはなかった。ビックカメラにはあった。

f:id:inudaisho:20191006211348j:plain
秋葉原ビックカメラの片隅にひっそりとあった epson Moverio の展示

 というわけで早速つけてみた。見え方としてはちょっと離してみるノートパソコンという風情。どこか小さく感じる。予想よりはよくみえたのだが、メガネの具合が難しい。それから視力の左右の釣り合いがとれていないのだが、それはそのままで、悪い右目の方はボケてみえた。スマホに接続させてみようとしたけど、それもできず。.ネットにつながってないのでいろいろアプリなど入っていたけどあまり体験できるコンテンツがない。とりあえず視野全部つかってPDFを敷きつめたいみたいなことには対応できない事がわかった。外見優先で細メガネにしたんだろうけど、細メガネに仕込んだディスプレイを安定して見させるのはかなり難しいのではなかろうか。

 まぁ自分のやりたいことには対応していないことがわかった。

VR Studio (京都の地下鉄醍醐駅直結 パセオダイゴローにあるVR施設)

 京都の地下鉄醍醐駅に直結しているパセオダイゴローという複合商業施設があるが、その広いフロアを占有して VR Studio というVR体験施設がある。どういう主体が運営しているのかはわからんが、VRコンテンツを一回500円で手軽に体験できる有り難い施設だ。

f:id:inudaisho:20191006212652j:plain
VR Studio にあるシューティングゲーム

 こういうのが6種類くらい並べてある。ということで試しに体験してみた。機器は htc vive 。

 よくわからずどまんなかにあるシューティングゲームをやってみたのだがこれがなかなかすごかった。特にこのイス。シューティングゲームなので自分が飛んで行って敵機を打つのだが、この椅子にどんな仕掛けがしてあるのかわからんが、浮遊感がすごい。まぁアクセルブレーキもないお仕着せのコースで浮遊していくだけで、敵の攻撃を受けても死なないのでそこはゲーム性に乏しいのだが、ゲームが下手な人間でもとりあえず飛んだ感じは楽しめるようになっている。ちなみにSS S A B C の五段階のBということだった。午後行ったら同時に定年後のじいさんみたいなのが来て別のVRをやってたが、そっちはゲームよりも体験がメインらしい。さすがゲームだけあって、中にはしょっちゅう来てやりこんでいる人もいるらしい。

 というわけで、ついつい施設のことばかり書いてしまったが、肝心のVRはというと、これが思っていたよりも没入感があってよかった。自分の要求する「パソコンの画面をVRに出す」ということも簡単にできそうだった。ただこれはゲームのように動きのあるコンテンツはそんなに精細さが要求されないからなので、やはりこれで細かい字を表現するのはかなり無理がある。

ゲームには十分でも文字仕事にはまだまだこれからか

 VRの技術も発展途上で、ディスプレイの精細さもこれからもっと向上するとはおもうがそれ次第だろう。VRディスプレイで文字仕事するにはもう一息かな。Microsoft がこれから出す hololens2 とかどんなもんか見てみたい。