その昔六一〇(ムトー)ハップというのがあり、硫黄温泉っぽい気分を家庭で味わえたらしいということは聞いたことがあったが、使ったことがないうちに販売停止になっていた。それと似たようなものを売ってるのが「湯の素」ということで、ためしに買ってみた。
ところでこの六一〇ハップは薬品をそろえれば自作できるらしくそれを試したページもある。
この湯の素も成分をみると硫黄と酸化カルシウムということで、温泉からとれた硫黄をつかってつくっているもののようだ。これで硫黄温泉気分になれるの?というのが正直なところだが、キャップ一杯で風呂一桶というのだからかなりもちそうではある。
しかし今の釜つきの風呂だと釜をいためてしまうので、大きめの洗面器にお湯でとかしてみたらこれがすごい。みごとに硫黄くさい温泉の臭いになった。ちなみに量が多いと黄色くなるので白濁の状態になるまで薄めた方がよい。硫黄なりの効き目もちゃんとある。硫黄だけでここまで硫黄の温泉っぽくなるのか、ということで新鮮ではあった。
ただ、これで逆に硫黄温泉といっても硫黄だけではないということがよくわかった。この湯の素でつくった湯は所詮は湯なので濃さがない。やっぱり温泉は違うんだな。
薬用入浴剤 湯の素 [医薬部外品] 490g(約50回分) 3本セット
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