メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

ショルダーバッカー

 今インドはカシミールのスリナガル滞在中。
 世の中にはバックパッカーという言葉があるが、今回インドに行くにあたり、バックパックを持っていかないことにした。たしかにバックパックがあると便利だ。だが目立つし何よりでかすぎる。

 といってもバックパックを持っていかないことにしたのは随分前のことで、ここ数年外国に行くときは中国で買ったリュックを使っていた。小さいリュックがパンパンになって立方体のようになり、それを担いでいる姿はいかにも農民工で、中国を旅行する分には気楽でよかった。

 しかし今回はついにリュックももっていかないことにした。肩掛け鞄だけ。ということでショルダーバッカーとなったと言いたいところだが、ちょっと荷物があまってしまった。それにショルダーバックにノートパソコンやバインダーや貴重品入れや小物をいれるとパンパンになって余地があまりないので、衣類やペットボトルなど細々したものが増えたり減ったりするのに対応できない。
 ということでシーツを上手く縛って肩からかける包みにして、そこに余分な荷物をいれることにした。移動時はそれを掛けるが宿にありつけばそこに置く。時には解いてシーツとしてつかう。今のところうまく機能している。
 このスタイルは大峯奥駈のときたまたま持っていったもので編みだしたものだが、問題があるとするなら、今回インドのラダック方面を通過したので「ラマ?」と言われることが多かった。托鉢をしているのと間違えられて、石を投げられることもあった。それ以外は特に問題もなく旅行できている。
 ちなみにショルダーバックは中国の奥地ホロンバイルの問屋街で買ったもので、まぁ250円くらいだろうか。おそらく売れ残り品。案外いい布を使っているが、中国の安物らしく、縫製があまいのですぐホツれてくるしジッパーもゆるい。崩壊しそうになるところは縫いなおし、強化できる部品はおきかえて強化したりして使っている。こういうのは使いやすく、見た目はボロい方がいい。