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国会図書館デジタルコレクションのアクセス数ランキングその後

国会図書館デジタルコレクションのアクセス数ランキングがひどい - メモ@inudaisho

 こういうのを3/1に書きましたが、その後の推移はどうなったか。
 まずアクセスランキングに「クローラ等のアクセスを含んだ数値になっております。」とわざわざ書かれるようになりました。言わなくてもわかってることをわざわざ書いているということはやっぱり気にしてたみたいですね。で、その3月分はわざと無視しました。
 で、4月分はどうかというと。

順位 タイトル アクセス数 ジャンル
1 官報. 1927年04月27日 77395 官報
2 阿々土 14597 雑誌、館内限定
3 大阪府公報. (3589) 12735 電子雑誌
4 教育と施設 9678 雑誌、館内限定
5 Liaison : 広島大学図書館館報 7942 電子雑誌
6 大阪府公報. (3588) 7573 電子雑誌
7 佐賀県公報. (13219) 6158 電子雑誌
8 皐鶴堂批評第一奇書金瓶梅100回. [8] 6125 古典籍
9 日本を調べるための日本の参考図書 : 統計資料のレファレンス・ガイド 5903 電子雑誌
10 佐賀県公報. (13224) 5732 電子雑誌

 あいかわらず上の方に居座ってる謎の連中がいますが、電子雑誌がなぜか躍進してます。でも電子雑誌ってPDFのリンクがはってあるだけなのでこれもちょっと多いような気がしますが仕事で使う人とかいたりするんでしょうか。まぁでも一番の注目は
金瓶梅
 ですね。言わずとしれた中国の古典エロ小説です。
 挿絵でいくとこんな感じです。http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2545579/64
 中身は全部漢字なので普通は読めないとおもうんですがあるいは中国でリンクはられて読みまくっている人がいるのかもしれません。人民がこぞって読んでもアクセス数はこの程度という一つの目安になるかと。

2014/05/24追記
図書館送信サービスの統計が公開されていた
国立国会図書館デジタルコレクション - 図書館向けデジタル化資料送信サービス利用統計
これをみると4月度でアクセス最高書籍で17件となる。要するに実際に設置されている端末からのアクセスは数えるほどしかなく、インターネットで世界中からアクセスされる数に比べると無視できるということだろう。館内限定のものが上位にある事自体がおかしい。