週末になってあわててとりかかった13冊のものはページ数をみて4分割することにした。とりあえず一つが審査を通ったので新刊案内として出しておく。のこりもほとんどできているので順々に出ていくだろう。来週は東京に行くのでのこりは来週に新刊案内する。ちなみに月収5万なので行きは2000円程度の夜行バス、泊まりは野宿を予定しています。
新聞連合社『世界は何処へ 昭和6年〜昭和8年上半期』昭和6-8年(1931-33)
新聞連合社は大阪の経済人が金を出しあって作った通信社。世界恐慌下の不透明な経済状況を見通すために作られた世界政治経済早分かりの小冊子『世界は何処へ』を全部まとめて出すことにした。これはその第一弾で昭和6・昭和7・昭和7下半期・昭和8上半期の4冊を合冊。昭和6年版は満洲事変の直前に出されている。
現代の人間はその後どうなったかを知っているので、この時代についてどうしても偏見をもって見てしまうが、この本は当時の人たちがどう「現在」を分析していたかがうかがえる点で非常に貴重。豊富な図表でもって政治経済の「現状」をわかりやすく解説してある。
あと、押した瞬間に販売されていたように見えたのは、単にAmazonのKDPの管理システムがそのように改修されただけのようだ。審査が通っていないものはAmazonのサイトではまだ販売されていない。なんだ。前といっしょか。