メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

下痢続報!ニューデリー空港で大爆発

 さて日本に帰ってきた。帰国直前までつづいた下痢だがどうなったのか。答えは空港で大爆発。ニューデリーの空港の出発ロビーは予定時刻の6時間前でないと入れない。15日の午前3時30分のフライトだと14日の午後9時30分から入れる。それまでは空港の出発ロビーの一部を区切った待合室で待つことができる。その日は日が暮れる前の18時くらいに出てエアポートメトロ経由で19時くらいについたが、その時点では腹の具合は気にはなるもののそれほど問題のある状態でもなかった。問題はその空港の狭い待合で座っていたときだ。いきなりハゲ頭から脂汗が吹きだした。 そしてなんか気分が悪くなってきた。下痢の前兆か?
 これはやばいとトイレをさがすと、狭いロビーの隅にトイレのマークがかいてあるがその先にはエレベータがある。別のフロアか。エレベータの前まで行くがなんか吐き気もしてきた。近くのゴミ箱に吐き気を緊急着地しようとするが、ゴミ箱の横にインドには稀なきれいな床があったのでそこでしばらく寝ていた。つめたい床がきもちいい。しかし寝ていると腹の中がものすごい勢いで動いている。むむむ... しばらく横になっていると楽になったので、とりあえずトイレに行くべくエレベータに入るとそこは到着ロビーに繋がっていた。到着ロビーのトイレに行くとなかなかの大噴出で、すっきりしてフラフラになりながら狭い待合に戻るが、そんな状態で座って待ってもしかたないので、さっき寝ていたところで寝る。
 しばらく気を失っていたが、気がつくと出発まで6時間を切った。ということでその狭い待合から出発ロビーに移動しようとしたが、また、さっきとおなじような気分の悪さが襲ってきた。待合から出発ロビーの間にはガードマンがいて、いちいちEチケットや身分証を確認してくるので列をつくらねばならない。早く出発ロビーに行かねば。出発ロビーならトイレもある。ここにはトイレがなくエレベータなどの関門をくぐって到着ロビーに行かねばならない。とおもっていたがなんかヒゲのムスリムがガードマンともめている。しょうがないのでガードマンの横で座って気分がよくなるのを待っていたら人がいっぱい並びだした。ぐぬぬ
 それくらいでへこたれていたらインド旅行などできないのでしばらく待つと脂汗状態も山をこす。しかしなんとか出発ロビーに入ると、また気分が悪くなってきた。いやしかしここは出発ロビー、トイレも行き放題、ということでトイレに直行し、満室のトイレが空くのを待って便座にすわると再びなかなかの大噴出。これだけ出せば気分もよかろうというものだが、今度は吐き気がしてきた。しょーがないのでケツ丸出しで便座を上げて便器に向かうと、頃はよし、今までにないゲロの大爆発がやってきて、その勢いで鼻の中までゲロが詰まり、腹から突きあげるゲロと鼻の奧をどうにかするので大変な状態になった。ただし幸いなことに便器の中におさまっていてなんとか状態はコントロールできている。よし。

 また出発ロビーの広大な空間にでてトイレが見えるところで寝ていると、トイレ掃除のやつがトイレを封鎖しやがった。しかしトイレは何個でもある。また気分が悪くなってくると違うトイレにいき、下と上から大噴出、ということを繰り返していると、さすがに出すものがなくなってきたのか、脂汗状態になることがなくなり、チェックインカウンターが開くころになるとなんとか列に並ぶことができた。

 とはいうものの、へたばりながら列に並んでいたので一度列から出されたりしたのだが、どうにかチェックインできて帰途につくことができた。へたばっている状態をみてある日本人が同情してくれたのだが、実はその人もその日まで下痢でくたばっていたらしい。その人によると、どうも最近デリーではロタウイルスノロウイルスかしらないがそういうウイルス系の病気が流行っていたらしい。そうか、最後にそれを拾って胃腸の大掃除になったのか、と合点した。帰りの上海便では、さすがに胃腸を刺激するのを避けて機内食は食べず、水ばかり飲んでいたが、ほぼ一日後の上海日本便ではさすがに大丈夫だろうと機内食は食べた。それから下痢のゲの気配も聞こえない。おそらく大噴出ですべて吹きとんでしまったんだろう。まぁ終わりよければすべてよし。

 写真は同じデリー上海便に乗ってた少林寺っぽい少年の集団