メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

猫コロナとの類似点

オンライン大学の負荷が予想以上に大きい

 オンライン大学だが、寝転がりながらでもできるのでこら楽だとおもっていたが、やってみるとそんなことはなかった。五コマ埋めると朝から夕方までイヤホンに神経をはりつめることになり、三コマあたりで息も絶え絶えになる。これはもう前から書いているとおり、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症(COVID19)っぽい病気からまだ完治していないからで、たぶんかかる前の状態であればやればやるほど錆が落ちて調子よくなっていたと思われる。つらい。

猫コロナとの類似点

 さて最近猫も COVID-19 にかかるという報道があったが、それとは関係なく猫がかかる別のコロナウイルスの病気が存在し、かなり昔から知られていた。2-3月ごろにそういうのがあるとは承知していたのだが、どういう病態なのかあまり気にしていなかったのだが、こないだちょっと調べてみて驚いた。違う点もあるがかなり似ている点もあるのだ。

猫の病気なので解説しているところはたくさんあるがこれを貼っとく。

www.irisplaza.co.jp

 猫腸コロナウイルスというのがあり、これは接触感染でうつっていくものらしいのだが、ほとんどは無症状で、一部の猫の体内で変異して猫伝染性腹膜炎FIP)というものになるという。この腹膜炎の症状が自分の症状にかなり似ているところがある。

血管の炎症

ウィルスが猫の体内で突然変異し、血管に炎症を起こします。炎症が多臓器に及び様々な疾患を引き起こす恐ろしい病気で、不治の病と言われています

 そう、この血管の炎症であるが、COVID19でもようやく今頃しられてきてしもやけみたいなのになるということが言われているが、体内でも血がつまったような感じになるのでいわば体内にしもやけができるような病気なのだ。自分の場合さらに血圧・動悸が亢進し、心臓に負担をかけてきたので死にそうな気分になった。まぁ気付かぬうちに漫然と進行して多臓器不全になるよりはマシだったのかもしれない。その死にそうな状態から抜け出すために必死に調べて試した結果が、茶・味噌・ウコンで、そのおかげでなんとか命を保っているのだから、崖ぷちを歩かされてはじめて得られることもあるというところか。

液がたまる

 そして腹水などが体内に溜るのがウェットタイプ、たまらないのがドライタイプで、ドライタイプの方がどうも症状がひどいらしい。ところで自分も胸から剣状突起の裏あたりまでにかけてなにかの感覚があるのだが、これが時に移動するところをみるとどうも血かなにかがたまっているらしい。そして剣状突起裏はだいたいずっと感覚があるというところからすると腹膜炎みたいな炎症がそこにあるのかもしれない。ということで、猫コロナでいうところの「ウェットタイプ」に相当するようである。

 実際、twitter上で1月以降にコロナっぽい病気にかかっていまだに治らない人たちというのがいるのだが、その中では自分は長期間苦しめられているわりにはかなりマシなようにみえる。

ということで全快はあきらめた

 この猫コロナと新型コロナウイルスは別のものなので違う面も多いのだが、大枠では同じような症状をひきおこす、ということではなかろうか。そして、猫コロナは多くの場合は無症状だが、症状が出た場合は致死的でもう症状緩和で死ぬまでの時間をひきのばすしか手がないというのだから、たぶん今の自分のこの病気もそうなんだろう。しかもその緩和によく使われるのがステロイド剤というのだから何をか言わんや。というわけでもう全快はあきらめた。これからの余生はなるべく負荷をかけずになんとか一日をやりすごして暮していくしかなかろう。ステロイド剤だと治ったようにみえてもまた再発したのと副作用がキツかったのでやめて、なるべくゆるやかに治す方法を探っていたのだが、こうなってみるととりあえず一時しのぎでステロイド剤を試すのも手かもしれない。

 もっとも猫は言葉が通じないので状態がはっきりわからないが、人間はもうすこし細かい状態を記述できるので、人間の新型コロナウイルスの研究が進展すると猫コロナの治し方もそのうちわかるようになるかもしれない。

BCGはむしろステルスCOVID19を増やすだけではなかろうか

 日本などのBCG実施国での死者数が少ないようにみえるというので、BCGがワクチンのような働きをしているのではないかという向きがあり、その方向の研究もされているようだが、自分はそれには懐疑的だ。というのも当然ながら自分もハンコ注射のあとが左腕にある世代だからだ。自分は肺炎的な症状がまったくなかった。ということから考えて、BCG接種した人は肺炎の症状が出にくいだけではなかろうか。だからおそらく日本ではなんか軽い風邪のような症状がでたあと特になにかあるわけでもないけど疲れがでやすくなったり、胸が痛くなったりする人がでたりと、目にみえないステルスCOVID19が増えているだけではなかろうか。そしてそれは中国・台湾・韓国など東アジア諸国ではみな同じなのではなかろうか。ただ国の威信をかけてウイルス対策しているところもあるので、こういったステルスCOVID19に目が向けられるのはまだまだ先のことだろう。

 しかしそうなると、今までいた疲れやすい人なども実はそういう謎のウイルスにかかって免疫系やられて疲れやすくなっていただけというような可能性もあり、そういうステルスCOVID19もそのうちただのよくある体調不良もしくは気の病として処理されてしまうのかもしれない。猫コロナも抗体検査でも検出しにくく、死後解剖して感染がわかるということもあるらしい。新型コロナウイルスも体内で変異してFIPみたいなものになり、罹患者をさんざん苦しめるけれども死ぬまで検出できないということになるかもしれない。うーむ。そうなると苦しみ損だな。

呼吸器内科医が解説!  新型コロナウイルス感染症 — COVID-19 —

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  • 発売日: 2020/03/31
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