メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

博閲( Boyue) Likebook Note

 10.3インチ電子ペーパーをつかった電子書籍端末の新顔が来た。前、博閲Paper ( Likebook ) として7.8インチの端末を出した博閲(Boyue)が今度は10.3インチを出すらしい。ちょっと前にGood e-Readerで出たニュースなので見た人もいるだろう。

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goodereader.com

 そこからリンクされている博閲のページはこれ。

http://www.boyue.com/category.aspx?nid=58&tdrwww.boyue.com

 予定されているスペックはこんな感じだ。

項目 内容
ディスプレイ 10.3インチ やわらかパネル 1404x1872
サイズ 255x184x7.5 (mm)
外部キー 電源オンオフ、ページ左右、戻る、音量 (つまり6個ある?)
接続端子 USB Type-C、 3.5mmイヤホン、microSDカード
スピーカ、マイク
ライト あり
カバーによるオンオフ 可能
CPU FreeScale i.MX 6 Sololite (Arm Cortex-9)
いわゆるRAM 1G
いわゆるROM 16G、microSD 32Gまで
OS Android4.4.2
Bluetooth Bluetooth4.1
バッテリー 4700mAh
ネット 2.4Gwifi
対応ファイル epub,pdf,mobi,txt,fb2,rtf,html/htm,jpg,png

 うーむ。これはあんまり期待するほどではなさそう。Android4.4.2 なのはまぁいいが、メモリが 1M しかない。ここがたぶん足をひっぱるとおもう。ただしメモリが 2M で Android6 な Boox Note は結構なお値段なので、価格での優位性はあるかもしれないがそこはまだなんともいえない。もとの電子ペーパーパネルが高いからあんまり価格での差はつけづらいかもしれないからだ。大容量バッテリーはよいところだ。

 もっともスペックだけではソフトの使い勝手などはわからない。スペック倒れということはある。電子書籍端末あるいはAndroid端末としてよくできていたりするかもしれない。わからないからなんともいえない。

 ところで電子ペーパー端末の開発力についてだが、これはもうSoCを作ってるところの開発力に準じるとみてよさそうだ。SoCを作ってるところが開発キットとしてAndroidのサンプルを配布している。または電子ペーパーの機械を実際につくってるところが開発したものをもとにしている。開発力があって作りこんでいるところはそういうところが見えなくなるのだが、中国の企業の製品はそういうところがまだよく見える状態だ。これからなのか、このままなのか。