深圳 の 晶久瑞電子科技有限公司
indie gogo で出てきた電子ペーパースマホの Kingrow K1 についていろいろと書いてきたが、どこが計画しているのかわかった。深圳の晶久瑞電子科技有限公司だ。
百度の掲示板で発見した人がいた。ありがとう。ということでサイトへのリンクもはっておく。
学生版 公開版 国際版
ということで、このサイトの情報をみていく。まず製品だが、「学生版」「公開版」「国際版」の三つあるようなのだが、実際のスペックを比較してみるとすべておなじで違いがわからない。同じものに違う名前をつけて三つバージョンがあるように見せかけているんだとおもう。
ところで気になるのが学生版だな。なぜかというと、2018年の8月、中国 Yota が次年度の新製品として、電子ペーパー面だけの学生向けの学習スマホを出すという計画を出していたからだ。
こうして比べてみると、似ているかどうかは微妙なところで、上の電子ペーパー学習機はわりと丸こいが、Kingrow K1 は角ばっている。ところで Yota が閲文集団らと提携を発表したのが2018年の6月で、Yota が破産した直後に 、その閲文集団からその成果とおもわれる口袋閲が出たわけだが、その夏ごろから計画的に事業を外へ出していたとすると、この学習機も計画的に外へ出していた可能性はあるよな。
会社の歴史
ということで、この会社の歴史をみてみると、こんな感じだ。
年月 | 記事 |
---|---|
2017年11月 | 会社成立 |
2018年2月 | ブランド登録 |
2018年4月 | 生産許可を得る |
2018年6月 | 製造ライン計画 |
2018年11月 | 試作品成功 |
2018年12月 | 営業開始 |
この会社がYota の事業を計画的に外へ運び出すためのものと仮定して疑いの目で眺めてみるとおもしろい。2017年11月に会社ができてるわけだが、Yota3 が発表されたのが2017年の9月で、出てすぐに悪評が立ちまったく売れないことが明らかになったのだから、YotaPhone2 の借金も返せてないのに Yota3 で新たに借金を背負うこととなって、倒産必至は目にみえてたのではなかろうか。その後 Yota3 をたてなおす努力をしつつも一方で事業を逃がす努力もしたということではなかろうか。
それで気になるのが、閲文集団の口袋閲のチームとこの Kingrow のチームだが同一なのか別なのか。なにせ、5.2インチ 1280x720 っていう規格が Yota3 だけのために特注で用意されたものなので、よくもわるくもなんらかの繋がりがあるのは目に見えている。それをごまかすために 5.17インチと言ったりしてるわけだが、さすがにわかるぞコラ。まぁ撤退戦をやって再起を期すのはいいのだが、Yota3+ というババを引かされたこっちとしてはちょっとね、恨みに思うよね。
always-on-display
さてそういう事業上の勘繰りはおいといて、この Kingrow K1 だが、indie-gogo の応答コーナーによると、電子ペーパー面は YotaPhone2 とおなじように Always-on-display らしい。今、有機ELにアンビエント表示というのでパクられていはいるが、always on display はもともと YotaPhone が実現させたものだ。電子ペーパーの中国のAndroid機器はそのへんあんまりわかっておらず、Sleep にはいるとわけわからん壁紙を表示させてしまっていて、よくわからずに適当にモノつくってる感じしかなかったのだが、Kingrow K1 はどうもその点クリアしているらしい。(彼等の言うところが本当であれば。)
ということで、だれか買って報告するとおもうのでそれを待ってればいいのではなかろうか。
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