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君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

KDPコンテンツの品質ガイド

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 「国会図書館デジタルライブラリの画像を整形してKDPに横流しする事業」をやってるのだが最近 KDP の方で日本だけ販売禁止にしたりわざとアダルトに分類したりと素直に出してくれなくなってきたのでちょっと調べてみた。

Kindle コンテンツの品質ガイド

深刻な問題
印刷書籍をスキャンしただけの電子書籍を作成しないでください。スキャンしただけの本は、Kindle 端末で読むのに不都合であり、読者がテキスト サイズを変更することもできないため、販売停止とさせていただく場合があります。ただし、電子コミック、漫画、子供用の絵本などはこの要件に該当しません。

 ぐぬぬ…… なるほど。コンテンツガイド的には国会図書館の画像をそのままつかっている時点で既にアウトだ。アマゾンから打診されて国会図書館コンテンツの利用にのりだしていたインプレスゴマブックスが最初はPODで紙で出してきていたのも「本来紙で出すのが適している」とアマゾンが判断していたということか。
 自分のようなザコが数十部も国会図書館の画像だけの本をつくって出してくるのは想定外だったのかもしれない。ということは KDP の審査がザルなことに感謝しなければならないことになる。ある程度してから審査がゆるくなったのは実験的に泳がされたのかもしれない。まぁしかしそれで稼ぎになるほどではないにしても売り物にならないわけではないジャンルもあるということをはからずも証明してしまったので、アマゾンみずから電子書籍化にのりだしてみたのかもしれない。

期待外れのコンテンツ

お客様の期待を裏切るコンテンツはお取り扱いできません。以下にその一例を示します。

• 定期購読として販売されるコンテンツ、または、読者が外部ソースを利用しないとコンテンツ全体を入手できないようなもの
• Web サイトから無料で入手可能なコンテンツ (出版者がそのコンテンツの著作権保有者である場合、またはコンテンツがパブリック ドメインに属する場合を除く)。詳細については、コンテンツ ガイドラインの「違法な内容」セクションおよび「パブリック ドメインおよび独占的権利をお持ちでないその他のコンテンツ」セクションを参照してください。
• 勧誘または宣伝を主な目的とするコンテンツ
Kindle ストアにある他の本と区別できないほど類似したコンテンツ
• 短すぎるコンテンツ
• 翻訳の質が悪いコンテンツ
• 快適な読書体験を提供しないコンテンツ

 いやーこんな恣意的なガイドラインがあるのか。まぁこういうガイドラインがないと詐欺師やキチガイの遊び場になるわけで、アマゾンもそういう無法者を排除する口実をもうけておかないといけないからあるべきことではある。うーむ。しかしやばい。自分もそういうキチガイの一人とみなされている可能性はあるな。まぁそれはそれでしかたないか。そのうち全然稼ぎにならずたいして勉強にもならないことに時間を費したことを後悔する日が来るのだろう。