メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

新刊案内

 君見ずや出版 - KimiMizuya -
 なんだかんだいいつつ結構作った。
 そういうとヴィヴィオ直って帰ってきました。あーよかった。これで自由に動ける。
 中山忠直『地球を弔う』昭和13年(1938)
 大正年間につくられた宇宙規模の壮大な詩集。SFというふうに紹介されることがおおいけど、たしかにそういう内容ではあるけれども、ファンタジーの領域だとおもった方がいろいろ理解しやすい。この人はのちに日ユ同祖論とかに走ります。


 警視庁警務部企画課『警視庁柔道基本』大正15(1926)
 Amazon発禁状態になってたのをメールのやりとりでなんとか発売状態にもってきたもの。まさかこれがひっかかるとはおもわんかった。勘弁してくれ...
講道館柔道が制定に関与した警視庁の実用柔道。

 陸軍大学校将校集会所『軍事語学 露西亜語編』『軍事語学 華語編』昭和18(1943)
 戦争中、外国語を軽視する風潮のあるのを憂え、青年将校向けの語学書として出されたもののうちロシア語と中国語の二つを出した。今でも副読本としてつかえる内容(中級以上向け)。ロシア語はソ連の新聞記事の対訳。華語は実践的な口語と新聞・掲示用の文章語(時文)の二本建て。当時の需要を反映した内容。他に英語ドイツ語フランス語があったが英語は引用文のソースが日本なので意味なし。ドイツ語は元資料が署名してあるものだったりするのでやめた。フランス語は中身をみてない。



 ちりめん本日本昔話スペイン語版『La Batalla entre Monos y Cangrejos』『La Montaña Kachi-Kachi』大正3年(1914)
 明治の頃に英語版で出されたものを出版者の長谷川武次郎がスペイン語の先生にたのんで訳しなおしスペイン語版として出したものの一部。絵は小林永濯のものをそのまま流用。そういえばこのシリーズも全然売れてない。高いか。画質を落として安くするべきなんだろうな。



 常盤大定・関野 貞『支那文化史蹟』五・六 昭和14年(1939)
 五は二にひきつづき河南各地。六は天台山から福建。一冊も売れない上目次の作成に手間がかかるのでここでストップ。のこり半分(7-12)は根気がもどったら出す。